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住んでみて実感!念願のマイホームで「やっておいて良かったこと」を聞きました

住宅購入は、人生において大きな買い物のひとつ。家族みんなが快適に過ごせる家となるよう、検討に検討を重ねたことでしょう。そうして手に入れたマイホーム。実際に住んでから「つけておいて良かった!」と実感した設備や施工はありますか?

『kufura』では、現在持ち家に住む20~50代の既婚男女126人にアンケートを実施し、リアルな声を集めてみました。

あとから確保するのは大変!「収納スペース」

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●キッチンエリア

「パントリー。いろいろ収納しているので、めちゃくちゃ助かってます」(33歳女性/主婦/建売住宅)

「大型パントリー。安い時に買って保存しています。経済的です」(54歳男性/総務・人事・事務/マンション)

「台所の収納を増やしたかったので吊戸棚をオプションで付けた。重宝している」(51歳女性/主婦/マンション)

●玄関エリア

「土間収納です。外においておくのも微妙だけど家の中には入れたくないものなど入れておいてます」(34歳女性/営業・販売/注文住宅)

「ビルトイン食洗機と土間収納です。特に土間収納は沢山の靴や旦那の趣味の釣り道具など、たっぷりと収納できるのが本当に良かったです」(50歳女性/主婦/建売住宅)

「玄関すぐの廊下にクローゼットを作ってくれと頼んで、実際それがかなり便利で使えるものだった」(52歳男性/営業・販売/建売住宅)

●洗面所・脱衣所エリア

「洗面所に棚を作って良かったです。 タオルやシャンプーなどのストック、キッチン用品のストック、洗濯のストック等々、たくさんしまえて良かった」(45歳女性/営業・販売/注文住宅)

「脱衣所にクローゼットをとりつけたこと。あとからだと建具を入れるのは大変だったのでよかったです」(49歳女性/主婦/注文住宅)

●その他の収納スペース

「屋根裏を付けたので収納が増えとてもよかった」(39歳女性/その他/注文住宅)

「中古です。不満のあるところはリフォームしました。トイレに収納がなかったので、階段下だったこともあり、壁を壊して収納を埋めました」(38歳女性/主婦/建売住宅)

「やや広めのウォークインクローゼット。今は半分、書斎にして使っています」(36歳男性/会社経営・役員/建売住宅)

「趣味のサーフボードやスノーボードをおける物置を作ったので、収納スペースに余裕がある」(49歳女性/その他/注文住宅)

もっとも多く寄せられたのが収納について。間取りとしては、食料品や調理器具などを保管するパントリーや、玄関脇に設けられることの多い土間収納、空間を上手に使った屋根裏収納などが聞かれました。

それ以外にも、棚や物置などであらかじめ収納を確保したという人も多く、いずれも重宝しているという声にあふれました。あとからスペースを作るのは容易ではないので、最初に設けておくのは確かに賢明かも。

新三種の神器の1アイテムとなるかも!? 「食洗機」

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「ビルトインタイプの食洗機。めちゃくちゃ使う」(28歳女性/主婦/注文住宅)

「食洗機。家事が楽になった」(35歳女性/主婦/注文住宅)

「ビルトインタイプの食洗機。無い生活は考えられない」(46歳男性/研究・開発/マンション)

「食洗器はあこがれだった」(59歳男性/総務・人事・事務/建売住宅)

とにかく家事がラクになった!という声が集まったのが、食洗機。食事の後片付けは日々のことだけに、お任せできるのは本当にありがたいですよね。

内閣府が発表した「消費動向調査」(令和4年3月実施調査結果)を見ると、食洗機の普及率は2022年3月時点で36.3%。そう高いとは言えないかもしれませんが、それでも2005年3月の調査開始からはゆるやかに右肩上がりとなっており、じわじわと普及しているのはたしかなようです。

快適な空間で過ごすために…「空調・換気設備」

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「全部屋床暖房。そういう仕様の家で、浴室なんていらないんじゃないかとも思いましたが……。冬場の暖房は、床暖を朝と晩1時間入れるだけで1日中暖かいです」(49歳女性/主婦/注文住宅)

「全館空調。そこまで電気代がかかることなく、一年通して快適な温度で生活ができ、フィルター掃除なども本体一台なので楽」(36歳女性/主婦/注文住宅)

「24時間換気システム。窓の開け閉めをしなくても換気ができるのでありがたい」(53歳女性/主婦/注文住宅)

「自動洗浄機能付きの換気扇。ベタベタならず、高くても価値ありだと思いました」(43歳女性/主婦/注文住宅)

空調・暖房システムでは、意外と暖かさがキープした、電気代がかからなかったなど、いい意味で予想を裏切られた人が少なくない模様。最後のコメントはおそらくキッチンの換気扇かと思われますが、過去にkufuraが行った「換気扇の掃除頻度」にまつわるアンケートでは、“しない・ほとんどしない”が1位に。骨が折れる油汚れを自動で洗浄してくれるとは、なんて画期的なんでしょう!

天候・時間を選ばず洗濯物が乾かせる!「乾燥スペース・設備」

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「専用の乾燥スペースは、非常に便利だった」(51歳男性/公務員/注文住宅)

「浴室乾燥機。 かなり値段が高かったが、20年以上使っているので元は取れている。 梅雨の時期や冬場は洗濯物が乾かないから。物凄く役立っている」(59歳男性/営業・販売/注文住宅)

「天井からの室内物干し。空間の有効利用で大変重宝しています」(51歳女性/研究・開発/注文住宅)

溜めてしまうと大変な洗濯。先に紹介した「消費動向調査」では、衣類乾燥機の普及率はなんと56.3%でした(洗濯機一体型や浴室乾燥機を含む)! 統計上、およそ半数の世帯がなにかしらの衣類乾燥機を保有していることになります。天候や時間を選ばずに洗濯物が乾かせるのは、時間も読みやすくて便利ですね。

ベランダ・庭・外回り

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「セットで植栽があったが、将来の手入れを踏まえて撤去してもらった」(55歳男性/その他/建売住宅)

「家庭菜園のできる小さな土のスペースを作っておいてよかった。季節のお野菜や花を子どもと一緒に育てています」(49歳女性/総務・人事・事務/注文住宅)

「駐車場の屋根。雨が降っていても子どもを自転車に乗せやすい」(40歳女性/主婦/建売住宅)

「ベランダの人工芝。ベランダに出るときに歩きやすい」(58歳女性/主婦/マンション)

屋外エリアで多かったのはカーポート。車を風雨から守るだけでなく、雨除けしながら何かするには屋根があるのとないのとでは大違いですよね。また、家とともに成長するシンボルツリーを、お手入れの観点から植栽しなかった人も。なにかと屋内に目がいきがちですが、こうした視点も大切なのかもしれません。

やっておいて良かった設備は他にも!

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「『エコキュート』。お湯がいつでも使えるので、寒い朝などは重宝する」(46歳男性/コンピュータ関連以外の技術職/注文住宅)

「3階建てなのでエレベーター。身重の際や、買い物の際は役立ち助かった」(45歳女性/総務・人事・事務/注文住宅)

「網戸! いらないかなと上の階には付けなかったのですが大切です。夏が快適になりました」(38歳女性/主婦/注文住宅)

「フローリングのワックス加工をしておいてよかったと思いました。思っている以上に汚れるからです」(37歳女性/総務・人事・事務/建売住宅)

たとえ高額な初期費用に尻込みしても、やはり導入を決めて良かった!と思えたのならいい選択ができたのではないでしょうか。

 

以上、マイホームを持っている方に聞いた「やっておいて良かったこと」でした。振り返ると、家事の負担を軽減したり、快適性をキープするための設備に満足の声が集まっていたように思います。

次回は、反対に「やっておけば良かった……」という後悔の声をお届けします。家づくりを検討されている人は、こちらもぜひ参考にしてみてくださいね。

 

【参考】

「消費動向調査」令和4年3月実施調査結果―内閣府 経済社会総合研究所景気統計部

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