我が家の庭木、失敗では…?(汗)
null建売住宅を購入したため、入居時にはすでに玄関周りや小さな花壇にいくつか木が植えられた状態だった筆者宅。主なものは「シマトネリコ」と「ウツギ」です。ウツギは小さな花がたくさん咲き、ボリュームもあって良いのですが、問題はシマトネリコ!
ものすごく背が高くなる上に、葉もフサフサと茂るので、強風の日はバッサバッサと揺れ、電線に触れるところはこまめに切らないといけないし、お手入れがかなり負担なんです……。
もう少し広いところでのびのび育ててあげられれば良かったのですが、都会の住宅事情はそれを許さず。今さら切り倒すわけにもいかないし、庭木選びって難しいなあと思っています。
というわけで今回、家の印象を決める木、家族で長く愛せる「シンボルツリー」としての1本を探すべく、都内最大級の園芸店「オザキフラワーパーク」を訪問。都会でも楽しめる樹木について教えてもらいました!
どんなところに注意して選べばいい?
nullもちろん、場所に余裕があるならどんな植物でものびのび育てて愛でることができるのですが、今回は、都市型の一戸建てで地植えや鉢植えで育てることを考えて、
- 大きくなりすぎないこと(樹高3mくらいまでが理想、横にもボリュームが出すぎない方がよい)
- 丈夫で育てやすいこと(水やり、日当たりなどにそれほど気を使わなくてよい)
- 花が咲いたり、実がなったり、紅葉したりと1年の間で変化が楽しめるとうれしい
- 虫がつきにくいこと
などを条件に、おすすめや人気の品種を聞いてきました。
シンボルツリーで人気の植物7選
null1:ブルーベリー
実がなる植物の中では一番人気! 種類がたくさんあるので、育てやすさや実の味などにより好みのものを選ぶことができます。ハイブッシュ系とラビットアイ系の2系統があり、ハイブッシュ系は1本でも実がつきますが、基本的にラビットアイ系は2品種、2本以上を一緒に植えないと実がつきにくいそう。
背が高く育つ品種、1m以下の品種など樹高もさまざま。夏に実を収穫したあとは紅葉も楽しめます!
2:フェイジョア
ブラジル原産のイチオシ植物。グアバなどの仲間で、花はエディブルフラワーとして食べられ(ほのかに甘酸っぱくおいしいそう)、さらに実もなるので2度楽しめます。
木のシルエットが美しく、大きく育てることも可能ですが剪定次第で高さは抑えられます。ブルーベリーと同様、収穫を楽しむには異なる品種の2本を植えることが必要になります。
3:金柑
柑橘系ならこれ! 育てやすく実がつきやすく、樹高も2-3mで収まります。寒い時期に鮮やかなオレンジ色の実をたくさんつけている様子もとってもかわいい。
アゲハチョウの幼虫が柑橘系の葉を好むため、青虫対策は必要になります。
同じ柑橘類では、日本の気候でも育てやすい品種のレモンもあり人気ですが、枝にトゲがつくものが多いため、お子さんがいる方は注意してくださいね!
4:ヤマボウシ
ハナミズキに似た白い花がたくさん咲き、その後甘い実もなります。秋には葉が赤くなり、1年を通して変化が楽しめる木です。
日陰に強く、日当たりが確保できないおうちにもおすすめとのこと。品種にもよりますが樹高は4m~と高くなるので、高さがあってもOKな場所に。
5:オリーブ
細長くすっきりした形の葉は、ツヤのある濃い緑の表側と、白い毛の生えた裏側のコントラストが美しく、おしゃれな印象。品種や剪定次第で樹高は調整可能です。
2品種以上で植えるとたくさん実が付き、収穫が楽しめます(品種によっては1本で実がなるものもあり)。
花言葉が「平和」という点からも、シンボルツリーにふさわしいと選ばれることが多いそうです。
6:グレビレア
最近人気のオージープランツ。オーストラリア原産の植物の総称で、グレビレアはその中の1種です。とても多くの品種があり、樹形や花の色などもそれぞれ異なるので、好みのものを探す楽しみがあります。
オージープランツ全般で花付きがよく丈夫。水は乾いたらたっぷり与え、肥料をより控えめに与えるという点を注意する程度で、四季咲きの品種なら、ほぼ1年中花を楽しむことができるそう。お庭を華やかにしてくれそうです!
7:モミジ
紅葉が楽しめる木の代表格。ですが、新緑の季節の葉色の美しさや、可憐な花など、意外とさまざまな表情を見せてくれる木です。ヤマモミジ、イロハモミジなど種類も多くあります。
いかがですか? ここで挙げてもらったのはあくまで一例。まずは植える場所の条件(日当たり、スペース、水はけなど)を考えて、専門のスタッフの方に相談することが第一歩! 木を決定した後も土作りや施肥、水やりなどについてもアドバイスをもらいましょう。
大好きな木と一緒なら、おうちで過ごす時間がより楽しくなりそうですね!
【取材協力】オザキフラワーパーク
東京都練馬区にある都内最大級のガーデンセンター。「Feel the Power of Plants(感じよう!植物の力!)」をスローガンに、花苗・観葉植物をはじめとしたあらゆる植物の販売や情報発信、イベントなどを開催。「買える植物園」とも称される、ジャングルのように植物が生い茂る観葉植物売り場が名物。
公式ホームページ:https://ozaki-flowerpark.co.jp/
公式Instagram:https://www.instagram.com/ozakiflowerpark/