女性はサウナにそこまで入りたがらない!?
null今回、『kufura』では20~50代の男性168人、女性118人を対象に、サウナについてアンケート調査をしました。
まず、「あなたはサウナに入りますか?」と尋ねたところ、下記の結果に。
<男性>
入らない・・・67票(39.9%)
あれば入る・・・59票(35.1%)
あまり入らない・・・28票(16.7%)
よく入る・・・14票(8.3%)
<女性>
入らない・・・64票(54.2%)
あまり入らない・・・27票(22.9%)
あれば入る・・・21票(17.8%)
よく入る・・・6票(5.1%)
男女ともに「入らない」が1位という、ブームとは裏腹な結果に。ただ、男性は2位に「あれば入る」がつけていますが、女性は「あまり入らない」という回答が多かったのが印象的です。
また、「よく入る」「あれば入る」と答えている人でも、頻度は男性で「月1~2回」「2~3か月に1回」、女性で「半年に1回」「月1~2回」という結果でした。
ごく少数のヘビーユーザーの中には「週に2〜3回」と回答する人がいましたが、これはどうやら行きつけのスポーツジムなどに併設されているサウナを使っているようです。
実は身近にサウナがない?
nullなぜサウナに入るのをためらってしまうのでしょうか? サウナに入らない理由について、女性に問い合わせてみました(複数回答)。
サウナが熱くて好きではない・・・42票(45.2%)
サウナが身近にない・・・38票(41.8%)
サウナそのものに興味がない・・・23票(25.3%)
水風呂が冷たくて入れない・・・10票(11.0%)
熱くて好きではないという人が多いのですが、身近にサウナ施設がないという回答も。確かに温浴施設やホテルでは男性風呂にサウナがあっても、女性風呂にはミストサウナのみというところが少なくありません。こういった環境もあって、女性のサウナへの親和性が低くなっているのかもしれません。
今回の調査は全国対象でしたので、サウナ施設がたくさんオープンしている首都圏と地方では状況も異なるという面もありそうです。
サウナって、ブームだったの?
null現実として、サウナ関連の施設のオープンは相次いでいましたし、サウナメディアも多数誕生していたように感じられますが、ブームという認識はまだまだ一般的ではなかったのかも?と考えざるを得ない調査結果がありました。
「現在のサウナブームに対してどう思いますか?」という質問に対しての回答を見たところ、男女の半数は「どうでもいい」「良いと思う」「経済効果が上がって良い」というスタンスでしたが、中には「サウナって、ブームだったの?」「サウナブームを知らなかった」という意見もちらほらと。
また、女性からはなかなか辛辣なコメントも見られました。
「男性が中心の印象がありあまり身近に感じません」(38歳女性/その他)
「スーパー銭湯や温泉施設にあれば入る程度なので、サウナだけの施設に行く意味が分からない。新たにできたサウナだけの施設とかはすぐ潰れそう」(36歳女性/主婦)
男性からは、サウナを利用しているからこその意見もありました。
「昔の静かなサウナのほうがよかった。設定温度も物凄く高くする人もいるので腹が立つ。マナーの悪い人が増えた」(59歳男性/営業・販売)
「広まってほしいが、人気が出すぎるのも混むから嫌だ」(55歳男性/企画・マーケティング)
「密になりそうで怖い」(37歳男性/その他)
サウナブームと言われていますが、それは一部の人たちの盛り上がりから生まれているものなのかも……。都心にいると個室サウナやサウナ施設が次々とオープンするため、一時期のタピオカ並みに流行しているように感じられますが、調査結果には「サウナが身近にない」という意見もありました。今後、地方や女性向けのサウナが増えれば、もう少しサウナとの距離が近くなるかもしれませんね。
また、新型コロナウイルスは消滅したわけではありません、サウナ室では、引き続きおしゃべりを控えた“黙浴”を心がけたいものです。