子育て世代の「暮らしのくふう」を支えるWEBメディア

人生で後悔している10の「時間の使い方」!あのときもっとこうすれば…男女500人に聞きました

人生に“たら・れば”はないとよくいわれますが、それでも「あのときもっとこうしておけば……」と過去の自分を激しく責めたくなることが誰しもあるのではないでしょうか。

『kufura』では、40代以上の男女500人を対象に、“後悔している時間の使い方”をテーマにアンケート調査を実施しました。皆さんの痛恨のコメントを一挙ご紹介!

1:学生時代にもっと勉強しておけばよかった

null

「小学生のころ、宿題も勉強もしなかった。やっていれば、人生が変わっていたかもしれません」(64歳男性/総務・人事・事務)

「中学・高校の部活。中学の時は野球部、高校の時は演劇部に所属していたが、拘束時間が長かった。拘束時間が短く、体力的にも精神的にも楽な部活に所属していたら、勉強時間を確保することができ、別な進路があったと思うから」(58歳男性/その他)

「授業中、先生の話を聞かず落書きばっかしてたので、その時間を勉学に励んでたら、もう少しまともだったのかと」(43歳男性/その他)

「高校の頃、友達と学校の帰りや休日に、ゲーム場でよく遊んでいたが、その分しっかり勉強していれば、もう少しよい大学に入って、会社も優良企業に行けて違う人生を送っていたかもしれない」(48歳男性/その他)

「大学生のころ一人生活で、誰にも束縛されることもなかったので友達に誘われるまま遊んでばかりいました。その時間もっと勉強しておけば社会人になってからもう少し出世できてもっと違った人生を送れていたかもしれません」(65歳男性/その他)

今回のアンケート調査で圧倒的に多かった後悔は、「学生時代にもっと勉強しておけばよかった」。遊びなどにかまけずに時間を勉学に振り分けていれば、今頃は違う人生を送れていたかも……との声が続出しました。

もちろん、学歴がなくても社会で成功している人はあまたいますが、学力が高いほうが学校・会社・仕事選びなどにおいて何かと有利なのはたしかですよね。

2:学生時代にもっと遊んでおけばよかった

null

「高校生の頃、勉強ばかりに時間をかけずに、もっとやりたいことに時間をかけていたら、充実した青春時代を過ごせていたのにと思う」(52歳女性/その他)

「勉学のみで青春時代を過ごしたこと。友達や恋人を作って遊びたかった」(46歳男性/研究・開発)

前項と真逆の意見になりますが、学生時代に勉強ばかりしていたことを後悔する人も。人間に与えられているのは1日24時間。そのなかで睡眠や食事など生命維持に不可欠な時間を除いた残りで勉強も遊びもバランスよく……というのは、なかなか難しい問題ですよね。

3:社会人になってからもっと勉強すればよかった

null

「20代のころに経営や建築士の通信教育を受けていたが、途中であきらめず最後までやっておけばよかったと思う」(63歳男性/企画・マーケティング)

「宅地建物取引主任者の試験に最初失敗しました。次回以降も挑戦するつもりでしたが、ゴルフに軸足が移ってしまい、結局諦めてしまいました。資格を取得していれば、セカンドライフがもっと裕福であったと悔やまれます」(64歳男性/その他)

「就職した際、英会話を受講してましたが、途中で挫折しました。真面目に取り組んでいたら、海外赴任もできていたかも」(62歳男性/その他)

勉強は高校や大学を卒業すればおしまいではなく、むしろ社会人になってからのほうが学ぶべきことは多いもの。気力・体力・記憶力に優れた若いうちにもっとスキルアップの勉強をしておけば今頃は……と悔やむ人もいます。

よくいわれるように、“人生で一番若いのは今日”。もし、ご紹介したコメントに共感する点があれば、5年後10年後に後悔しないように、何か興味のある勉強を今すぐ始めてみてはいかがでしょうか。

4:ギャンブルにハマらなければよかった

null

「30代にパチンコにのめり込んだ、人生最大の失敗を犯していた。仕事にも家族への配慮にも欠けていた。もっと家族(妻や子ども)との時間を大事にすればよかった、仕事にももっと真剣に取り組めばよかった。情けない」(70歳男性/その他)

「社会人なりたての頃、世間ではパチンコが隆盛を極め、自分も毎週土日になれば朝から晩までパチンコ三昧の日々を送っていました。ひどい時には5万やられる日もありました。パチンコは儲からないものだということが、やっとわかったのですが、もっとそれに早く気が付くべきでした」(65歳男性/営業・販売)

以前、“人生で最も後悔しているお金の使い道”についてのアンケート調査でも不名誉な首位となったギャンブル。やはり時間の使い方という点でも後悔している人が少なくないようです。

ギャンブルのなかでも特にパチンコは打ち方によっては、まる1日つぶれることもあります。節度を保って気晴らしとして楽しむ分には問題ありませんが、今現在ハマり中の人は、距離のとり方を考えたほうがいいかもしれませんね。

5:恋愛でもっとこうすればよかった

null

「初恋の人とあまりデートできず、結婚をできなかったこと。今も時々会うが優しい素敵な人です」(70歳男性/その他)

「高校の時に告白された女の子と付き合っていたらきっと違った大学生活を送ってもっと幸福になれていたかも」(66歳男性/その他)

「学生時代に同じ人への片思いにどっぷり浸かっていたので、その人中心の思い出になっている。そのため同窓会での回想話題についていけないときもある」(49歳女性/総務・人事・事務)

「10代の後半から20代半ばまで付き合った男性がいたが、もう少し早く本性を見抜けていたら違っていたのではないかと思う」(64歳女性/その他)

「独身の頃、2人の女性と仲の良い友人として付き合っていました。ある時結婚相手として選んだ人と家庭をもって長くなりますが、最近になって、もう一人の方を選んでいたらどんな展開だったのかと思うことがありました」(62歳男性/研究・開発)

恋愛が不完全燃焼に終わったこと、逆にのめり込みすぎたことを後悔する人も。こればかりは何が正解か一概に決められない問題で、皆さんのコメントを読むだけでちょっとせつない気分になりますね。

6:人間関係でもっとこうすればよかった

null

「単身赴任をしなければ娘と上手くやって行けたかも」(63歳男性/その他)

「転勤で県外に出てプライベートも犠牲にし、仕事にまい進。携帯が壊れ友達の連絡先が全員わからなくなり、疎遠になった」(41歳女性/その他)

「陰湿で嫌なお局と過ごした時間。もっと早く全力で逃げればよかった」(43歳女性/その他)

「就職して30代くらいまでは、人間関係について悩むことが多かった。合わない人とは割り切って距離をおいていれば、その分、自分の生活に時間を割けていたと思います」(51歳女性/研究・開発)

恋愛以外の人間関係においても、さまざまな後悔の念が寄せられています。もう少し時間をかけて丁寧な接し方をしていれば、円満な関係を築けていたかも……。逆に、煩わしい人間関係に振り回されるより、自分時間を優先していたほうがよかったかも!? 自分にとって何が大切かという価値観をしっかり見極める必要がありそうです。

7:もっと自分の体を大切にすればよかった

null

「20代から運動をやめてぐうたらな生活を送っていたら、そのツケが40代後半から訪れて今に至っています。あの時もう少し健康に気をつけていたらと後悔してます」(64歳男性/その他)

「毎週の金曜日には必ず接待があり、無理をして体を壊したことがある。会社の上司から君しか頼れないとか言われ調子に乗りすぎた時期があり早くに気がつけばよかった」(61歳男性/その他)

「タバコを吸っていた時期があったが、時間も費用も全くの無駄だった」(50歳男性/その他)

「歯が痛いと思ったが、歯医者に行く時間を惜しんでしまった。あのとき治療していれば、こんなに入れ歯にはならなかったかもしれない」(60歳男性/その他)

若い頃には多少の無理がききますが、そのしわ寄せが何十年後かに回ってくることも。1度損なわれた健康を回復するのは容易ではなく、まさしく後悔先に立たずです。目の前の仕事や娯楽だけでなく、将来を見据えて自分をケアする時間も確保したいところです。

8:趣味に時間を浪費しすぎなければよかった

null

「自分が中学校の時にお人形作りにハマり、時間を忘れて何体も作った。あの時は楽しかったが、趣味がそれ一色だったので、もう少し他のことにも興味を持ちたかった」(53歳女性/その他)

「10代のころ友達の影響でビジュアル系バンドにはまり、メジャーからマイナーまで数えきれないぐらいのバンドの情報を覚えたこと。本名から誕生日、前身バンドや年表やホームグラウンドなど、ネットのない時代だったから脳みその全てを使って記憶していた気がする。どうせならもっと実益のあることに記憶力を割けばよかった」(44歳女性/その他)

「30年前、スノーボードにはまり12月から5月のゴールデンウイークまでスノーボードばかりしていました。旅費だけでも年間100万円以上。その他、リフト代、ボードなどの道具、四駆の車など軽く2,000万円以上になります。お金とその時間もっと勉強しておけばと後悔しています」(59歳男性/営業・販売)

趣味に打ち込んだけれど、結局、何も残らなかったという後悔も。ただ、損得抜きでそれくらい夢中になれることがあったことは、ある意味、うらやましい気もします。

9:もっと自分らしい生き方がしたかった

null

「親の言う通り受験校に進学したが、ワンランク下の高校で自分が好きなことに熱中したほうが幸せな学生生活だったかも」(69歳女性/主婦)

「20歳くらいまでの間、親の言いなりでなく、自分を主張すればよかった」(63歳女性/主婦)

「親に公務員になるよう言われながら育った。好きなことを職業にしても良いと言われたかった。親の勧めで公務員の保育士になったが、本当はパティシエになりたかった」(45歳女性/主婦)

時間の使い方というより、生き方の根源に関わる問題ともいえそうです。ただ、親の意見ばかりを優先させてきたことを悔やむばかりでは前に進めません。その反省を生かしてせめてこれからは「自分はこうしたい」「自分はこれが好き」という自身の価値観で物事を判断していきたいものですね。

10:ただ漫然と過ごしてしまった

null

「子どもの時からやりたいことが特になくて、ゴロゴロしたり、音楽を聞いたり、本を読んだりするだけで、何か努力してなし遂げることに時間を使わなかった」(60歳男性/事務職)

「20代後半にぼーっと過ごしていたのは時間の無駄遣いをしてしまったと思います」(43歳女性/その他)

「一つの事にそれほどのめり込んだことがなかったので、むしろのめり込んでみたかった」(63歳女性/主婦)

何かやらかした、もしくはしたいのにできなかった、ということではなく、ただ漫然と年月を重ねてしまったことを後悔……。それでも思い立ったが吉日です。今この瞬間からでも何か夢中になれることを探してみてもいいかもしれません。

 

以上、“後悔している時間の使い方”をご紹介しましたが、「まさしく自分もそう!」と共感した人(少なくとも筆者は心当たりがありすぎ)も多いのではないでしょうか。いくら悔やんでも過ぎた時間は戻ってきません。これからの人生を少しでも充実したものにするべく、皆さんのコメントをぜひ教訓にしてみては?

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

pin はてなブックマーク facebook Twitter LINE
大特集・連載
大特集・連載