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人生で最も後悔しているお金の使い道TOP10!逆にこれを回避すれば…もう少しお金持ちに!?

貯金をする秘訣のひとつは、なるべく自分の欲望をコントロールして支出を抑えること。そうはいっても、人間は常に理性的でいられるわけではありませんから、一時の気の迷いでつい散財してしまうこともあるのではないでしょうか。

今回は、40代以上の男女500人を対象に「あれさえなければ今頃もう少し貯金ができていたはずなのに……」と後悔しているお金の使い道についてアンケート調査を実施しました。みんなの痛恨の無駄遣いをランキング形式でご紹介します。

第10位:マイホーム・・・18票

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「4,300万円の新築マンションの金利支払い。金利の高い時期に固定で契約してしまったので、いつのまにか金利だけで膨大な額に。お金をどぶに捨てた感じ。なぜもっと金利の低いときに買うか、変動金利にしなかったのか」(63歳男性/その他)

「バブル期に新築マンションを5,500万円で購入したが、売却時は半額に下がっていた」(62歳男性/医師)

「注文住宅を購入したこと。建売にしておけば、500万円くらい安く購入出来たなあとは思います」(54歳女性/主婦)

人生のなかで最も大きな買い物のひとつであるマイホーム。もちろん、買うときには慎重に慎重を重ねたのでしょうが、あとから振り返ると「なぜあの条件で?」と嘆く人も少なくないようです。

他方で、住宅に関してはこんなふうに後悔する声も。

「家賃95,000円の部屋に18年間住んでいた。この家賃がもったいなかったと今になって感じている」(62歳男性/その他)

10年先、20年先の景気は専門家でさえ正確には予測がつかないもの。賃貸に住み続けるか、それとも持ち家を買うのか、どちらがお得かは一概にいえません。

第9位:スキルアップのための勉強・・・19票

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「英会話教室に払った授業料。英会話を身につけようと意気込みました。銀行からローンを借りて入学金と授業料を払って約1年がんばりました。結果は惨憺たるもので効果はほとんどなく、約10%の金利のローンだけが残ったことです」(74歳男性/その他)

「若い頃、色々な資格が取得したかったので、興味があるものを通信教育で学ぼうと考え、トレース・イラスト・PCインストラクターなど挑戦したが、どれも続かず途中放棄。仕事の合間に頑張ろうと思っても、通信教育は多少自分に甘くなってしまい、お金を結構使い後悔している」(69歳女性/その他)

「変な学習システムを購入してしまった。結局ほとんど使うことなく200万円の出費となってしまった」(50歳男性/その他)

スキルアップのためにはある程度、身銭を切ることも必要。とはいえ、かけた費用のわりにはリターンがなく、後悔する声が続出。いきなり大金をつぎこむ前に、いろいろ試したりリサーチしたりして、自分に合う方法を見極めることが大切かもしれません。

第8位:タバコ・・・22票

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「たばこ。10万円×35年=350万円」(54歳男性/その他)

「タバコ。20歳から始めて一日一箱。計算すると吐き気がする位出費しています。入院等で今までに何度か禁煙のチャンスがあったのですが、未だに止められません」(56歳男性/その他)

2022年10月現在、たばこの主要銘柄の価格は1箱ざっくり見積もって600円として、1日1箱吸うとすれば1カ月に1万8,000円! 実に恐ろしい金額です。

しかもタバコは本人や身近な人の健康にとって有害。お金のためだけでなくそうした面でも、禁煙を検討するべきかもしれませんね。

第7位:異性関係・・・23票

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「彼女との交際で10年間で1,500万円消費した経験がある」(66歳男性/その他)

「彼氏に貢いだお金。熱が冷め、今思い返せば何であんな男に貢いだんだろうと悔しくなる」(63歳女性/その他)

「SNSで知り合ったアメリカ人の男に貸してくれと言われて送金してあげたお金。今となっては本当に困っていたのかよくわからない。詐欺だったのかもしれないが恥ずかしくて言えない」(61歳女性/主婦)

「もうかなり昔のことだが、結婚相談所で延べ50万円以上を使って、結果的に嫌な思いをしただけで終わってしまったこと」(57歳男性/その他)

筆者は全く予想だにしなかったのですが、異性関係での苦い経験を告白する声も。痛い出費ながら、それも人生の授業料……と割り切りたいところですが、なかなかそうもいかないですよね。

第6位:お酒・・・29票

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「飲み会からの二次会三次会。一回で1万円以上。ひどいときは数万円。それが週一。いくら使っていたのか考えると怖い」(47歳男性/総務・人事・事務)

「若い頃の飲み代。今は家飲みになって気付いたのですが、それほど楽しくもない外でのハシゴ飲酒に高額なお金を使っていたのはバカだったと思います」(68歳男性/その他)

「飲み代にお金を使わずに資産運用に興味を持っていれば多少は懐が豊かになっていたのでは?」(73歳男性/その他)

お酒を嗜むこと自体は人生の楽しみのひとつですが、さすがに散財しすぎたかも……。コロナ禍以降、お店から宅飲みに切り替えることで、そう痛感している人も多そうです。

第5位:ダイエット等の美容関係・・・32票

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「昔ダイエットしていて、サロンや耳つぼなどに通った。やめて自分でウオーキングした方が痩せた。もったいなかったと思う」(56歳女性/主婦)

「美顔器。エステに行くのが面倒なので、機器とクリームなどを一括で購入。結局殆んど使わず箪笥の肥やしになりました」(51歳女性/その他)

「夫の育毛剤。本人が気にしているため、いろいろ試して40年。これこそはと言うけれど経年変化もあり見込みなし。一緒に歩く人が若く見えるようにと家計から出していたけど無駄だった」(61歳女性/主婦)

より若々しく美しく……。その願いを叶えるための出費が結局は無駄になった悔やむ声も寄せられました。もちろんお金をかけた分だけ成果が得られることもありますが、絶対ということはありません。特に、ダイエットに関しては、お金で特効薬を求めるよりも、自分が食事に気を付けたり、運動したりと生活習慣を改善することが何よりも大切という点は、筆者もつくづく思います。

第4位:衣類、装飾品・・・33票

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「10代から30代にかけての衣服靴アクセサリー類。食費を削っても購入していたが今思うとそれほど着飾る必要はあったのだろうかタンスの肥やしになっていたのではないかと思う。今頃後悔している」(61歳女性/コンピュータ関連以外の技術職)

「若い頃のブランドもののバッグ。買ってなかったらマンションが買えていた」(52歳女性/研究・開発)

「バーゲンセールで買った服。安いと思って買って結局着ないことが多かったので、後悔している」(41歳女性/その他)

「ネット通販で購入した多くの洋服や靴。失敗して試着は大事とその度に思うのについついまた購入してしまう」(54歳女性/総務・人事・事務)

本当に自分が気に入ったアイテムを身に着けると気分が上がりますし、また上質なものは周囲の印象をよくするなどの効果もあります。そういう点で、衣類や装飾品にお金をかけること自体は悪くありませんが、衝動買いが過ぎて「このお金で何ができたか」と虚しくなるのは共感できる人が多いのではないでしょうか。

第3位:投資関係・・・42票

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「株式投資していたとある企業が事故で株価下落、それ以降配当もなしで大損した。予測できなかったけれど、別の企業に投資してたら良かった」(69歳男性/会社経営・役員)

「投資に手を出して、FXで1,000万円ほど短期間で損をした」(62歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「親の遺産でもらった株でしたが、分かりもしないで株屋さんの言うなりに売買してましたが、トータル的に損の方が多かったです。良い勉強しました。今は、良い会社の株を長期保存で配当を楽しみに、株の売買は止めました!」(76歳女性/主婦)

メディアでは投資で華々しく成功を収めた人の“光”の面が取り上げられることもありますが、その陰には死屍累累……。筆者自身、投資ではチマチマ損をした経験はありますが、皆さんのスケールの大きな失敗談に心臓が痛くなりました。

第2位:自動車、バイク・・・51票

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「クルマ道楽です。気が付くと1台の中古と新車8台を乗り継いできました。ザーッと計算しても軽く2,000万円は超えます。クルマの寿命を10年とすれば4台で済むはずなので1,000万円以上の無駄遣いということになります」(71歳男性/コンピュータ関連以外の技術職)

「たくさんあるが、大きいのは駐車料金かな。1年12万円としてもう38年くらい外に借りている。自宅の敷地内に作れば、4~500万円は節約できていたな」(69歳女性/その他)

「車とバイク。徒歩と電車でどこにでも行ける環境だったのに車とバイクを趣味として乗っていてなん百万円もつかった」(62歳男性/営業・販売)

自動車はそれ本体が高価であることもさることながら、駐車場やガソリン、保険など維持費も含めると莫大な金額に。もちろん、お住まいの場所によっては移動手段として車が不可欠なこともありますし、趣味として楽しむ分にはいいと思いますが、自動車にどれくらいお金をかけるのかは難しい問題です。

第1位:ギャンブル・・・84票

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「競馬とパチンコ&スロット。社会人になってから毎週やっていて、勝つ時の金額よりも負ける時の金額の方が大きいし勝敗的にも負けの方が多かったと思うので、1,000万円近くは負けているんじゃないかと思う」(51歳男性/その他)

「30年間毎週馬券を買わないで、株に投資していれば今頃はお金持ちになっていたと思う」(73歳男性/その他)

「若い時から買い続けている宝くじです。年間でジャンボを中心に約20万円で、40年以上購入し続けています。それだけで800万円、今年こそサマージャンボを最後に購入を止めます」(68歳男性/その他)

後悔している無駄遣いの第1位はギャンブル! 勝ったときの快感が忘れられず、いくら損をしても「次こそは」と負けを重ね続けてしまうことが恐ろしい……。

筆者の知人男性でも20代の10年間、パチンコにハマったという人がいます。彼曰く、お金を大損したのもさることながら、休日にひたすらパチンコ台に向かい続ける過ごし方によって、スキルアップしたり人とのつながりを持ったりするための貴重な時間もドブに捨ててしまったのが悔やんでも悔やみきれないとのこと。いろいろ考えさせられますよね。

その他、こんな痛い支出も…

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「コンビニランチを毎日していた。お弁当にすれば貯金も増えていたかも」(60歳女性/主婦)

「そんなに使いもしなかったクレジットカードの年会費。解約するときに計算してみたら結構な額だったのでもったいないなと思った」(59歳女性/その他)

「若いときの生命保険。毎月2万円くらい10年かけた。もったいなかった」(59歳女性/その他)

「80、90年代の洋楽CD、数百枚。資産価値も考えて購入するも、買取ショップで、いいところ5円と査定される始末」(51歳男性/公務員)

「某アイドルのファンになったこと。莫大なお金を使ってしまい後悔している。300万円くらい使っているので、それなりにいい車が買えたはず」(46歳女性/総務・人事・事務)

「バブル時代に行った結婚式披露宴の費用。時代が時代だったのでしょうがないのもあるが、結構無駄だったのかも知れない」(63歳男性/企画・マーケティング)

上記以外にも、趣味に関することでお金を使い過ぎたとの声はかなりありました。そのとき夢中になっていたことがらに対しては、つい財布の紐がゆるんでしまいますよね。趣味を謳歌して貯金を減らすか、我慢して貯金を増やすか……。どちらがよいかは人それぞれの価値観といえるかもしれません。

 

以上、後悔している無駄遣いランキングをご紹介しました。貯金が多ければそれだけで幸せというわけではありませんが、お金と精神の充実のバランスのとれた人生を送るべく、皆さんのコメントもぜひご参考にしてみては?

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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