ママたちが知りたいのは「大きさ」よりも「使い勝手」と「味」
null「業務スーパー」(以下、「業スー」)企画は今、テレビだけでなく、ネットでも情報が流れていますから、知っている人も多いと思います。
必ずそうした業スー企画の中で取り上げられる商品が以下。
- 冷凍タピオカミルクティー(すでにこの夏、各店舗完売状態の様子……)
- 牛乳パック丸ごとに作られた水ようかんや杏仁豆腐
- 冷凍チーズケーキ
- 1kg入った焼きそば……etc.
そうなんです、「大きさ」ばかりにとらわれていて、その“おいしさ”やアレンジ、そして食事ものに関してはあまりフューチャーされていないんですね。
しかし、私たちママがいちばん知りたいのは「味」「日々使えるものかどうか」「アレンジ術」の3つ。
そこで今回は、「
狙い目は冷凍食品!値段に比例しないクオリティの高さ
null「え?いきなり冷凍食品!?」と思うかもしれませんが、業スーの冷凍食品、かゆいところに手が届く品揃えなうえに、クオリティが高いんです。ですから、冷凍食品コーナーはじっくり見ていただきたいところ。
おすすめのものはいくつもありますが、しぼりにしぼって、以下6品にしました。
1:「青ねぎ」と「いちご」
青ねぎ
地味な存在ながらあると絶対的に便利な食材。
うどんにラーメン、味噌汁、パスタ、納豆にもどうぞ。仕上げにかけるとやはりおいしいですし、彩りもきれいになりますよね。とはいえ、その都度いちいち切るのは面倒くさい……そこで冷凍のきざみ青ねぎをストックしておくと便利なんです。
500g入って、なんと138円! ねぎ好きなので、いろんなものに遠慮なくかけて楽しんでいます。夏休み、下の子の学童弁当を作る際、よく卵焼きにも入れています。
冷凍いちご
意外と冷凍ベリーで“いちご”だけってないんです。ブルーベリーやラズベリーも一緒に入っていることが多くて……でも子どもって甘みが少なく、酸味がたったラズベリー、嫌がるんですよね~。
今までもいちごオンリーのものをいろんなところで買いましたが、大粒すぎて、ヘタしたらラズベリーより酸っぱいのでは!?というものが多くて……でも業スーの冷凍いちごは小粒で、そこまで酸味が強くないんです。しかも500gで238円!
そしてこの“業スー冷凍イチゴ”で作る、いちごミルクシェイクがおいしい!
黄金比をお教えします(笑)。
<いちごミルクシェイクの作り方>
冷凍いちご200g、牛乳(できれば濃厚タイプ)300cc、練乳大さじ4をミキサーに入れ、かくはんする。
※冷凍いちごを使うので、氷はいりません。
2:「鶏屋さんの梅しそカツ」と「鶏皮ぎょうざ」
鶏屋さんの梅しそカツ
この“鶏屋さんの”シリーズは、とっても評判がいいんです。私のまわりでもこのシリーズの「チキンカツ」や「クリスピーチキン」を買っているママたちは多数。
この「梅しそカツ」は、ちょっと変わり種的な商品なのですが、しっかりとした濃い目の味で、まさにお弁当やつまみにぴったりなんです。こちら1kg入って415円。ワンコイン以下ですよ。
鶏皮ぎょうざ
よく居酒屋などで見かける、ぎょうざのあんを鶏の皮で包んだ“あれ”です。お店で食べるとなると4本くらい並んで600円近くしたりしますよね。ところが業スーで買えば500g入って498円(今回は16本入っていました)。
袋に書いてある調理法は「油で揚げる」なのですが、かなりのギトギト感(汗)! そこでちょっとひと手間かかるのですが、鍋に湯を沸かし、5分ほどゆでてください。
その後、多めにひいた油で全体がきつね色になるまで揺らしながら焼きます(とり皮のぶよっと感が苦手な人はとくにしっかり全体焼いてくださいね)。
こうすると「過度な油っぽさがなくなり」おいしいですよ~! 子どもたち、大喜び。お弁当のおかずにも使えますよ。
3:「えび餃子」
突然、話が飛んで申し訳ないのですが、私、えびが大好きです。
「えび」と書いてある商品はとにかく買ってしまう習性があるのですが、こちらは正直、最初パッケージがあまり魅力的でなく、買ったもののおいしさには疑いを抱いていました。
が、食べてみたらめちゃくちゃおいしい!
「美味しいえび餃子」は500g入って328円。
以下に、うちの鉄板「えび餃子のスープ」のレシピを紹介しますが、これが、中華料理屋の味を越える(笑)! この安さでこの味は、「あり」です。
<アジアンえび餃子スープの作り方>
(1)鍋に水300cc、酒、みりん各大さじ1を入れて火にかける。「ウエイパー」などの中華だし大さじ1/2弱とナンプラー適量を入れ、中華だしが溶けたら、「えび餃子」を好きなだけ入れ、5分煮込む。
(2)器に盛り、業スーの「青ねぎ」を好きなだけかける。大人は好みでラー油を回しかける。
4:「たこぶつ」
業スーの冷凍食品の中でも、最近、私が注目しているのは海鮮類。あさりや牡蠣、ムール貝などもそろうところがうれしいのですが、いちばん使い勝手がよく、応用が効くのが“たこ”。“たこ”にもいくつか種類があるのですが、私がいつも買うのは「たこぶつ」1kg1,680円です。
業スーにしては高い!と思うかもしれませんが、スーパーのゆでだこはもっと少量で高いので、それを考えるとやはりダントツに安いんです。
とはいえ「そんなにたこ買って、どうするの?使い切れるの?」と思われるかもしれません。はい、使い切れます!
それに、たこには元気成分“タウリン”が含まれているので、うちは夏、せっせと食べるようにしています。
うちの2大人気レシピを紹介します。
<たことじゃがいものアヒージョ>
フライパンに切ったじゃがいもとにんにく、「たこぶつ」を入れます。
このとき「たこぶつ」はざっと水洗いして、ペーパーナプキンなどで水気を取ってから入れてください。この“水洗い”が、“磯くささ”を取り除きます。
オリーブオイルを注ぎ、火にかけ、じゃがいもがやわらかくなるまで煮れば完成。塩をふって食べてくださいね。
たったこれだけなんですが、ワインがガンガンすすむおいしさ!
子どもたちも大好きなレシピです。じゃがいもを業スーで売っている「冷凍さといも」に替えてもおいしいですよ。
<究極のたこめし>
たこめしですが、同じく業スーで売っている「姜葱醤(ジャンツォンジャン)」を使います。
米2合に「姜葱醤」と白だし各大さじ2、酒大さじ1、「たこぶつ」2つかみを入れて15分浸し、早炊きで炊く。(もちろん「たこぶつ」はここでも水洗いしてください)
これがまさに“たこめしファイナルアンサー”なおいしさ。たとえ安いお米を使って作っても、「姜葱醤」のオイルがお米をしっとり&ふんわり仕上げてくれるので、いわゆるたこめし特有のパサッと感がないんです。
この「姜葱醤」についての魅力は次回詳しくお知らせします。
さぁ、第2回目は調味料を中心に“使える業スー食材”をご紹介します。
撮影/中田ぷう
※掲載商品はすべて中田さんが個人的に購入されたものです。
※価格は税抜き価格(編集部調べ)です。