カタログギフトって、もらうととっても嬉しいものです。でも頭の中が“やることリスト”であふれている多忙な女性にとっては、ゆっくりカタログをめくって商品を選んで、専用のハガキをポストに投函して……という一連のことを、ちょっとした負担に感じることがあるのではないでしょうか。
実は最近のカタログギフト、“贈る側”、“贈られる側”両方に寄り添って、商品や注文方法が多様化しているようなのです。
今回は、約200種類のカタログギフトを取り扱っているリンベル株式会社のマーケティング部門にお話を伺い、失敗しないアイテムの選び方と、人気アイテムの傾向についてうかがいました。
カタログギフトにまつわる悩みは「欲しい物を探し出すのが面倒」!?
null『kufura』が20~40代の働く女性475人にカタログギフトにまつわる悩みを聞いたところ、多かったのが以下の3つの回答でした。
1位:欲しいものがない・・・19.8%
2位:選ぶのが面倒・・・13.1%
3位:カタログを見て選んだイメージと違うものが届く・・・7.4%
決まったものが送られてくるギフトとも、欲しいと思って注文する商品とも違い、“自分で選ぶギフト”であるカタログギフト。自由度が高いのはうれしいけれど、自分で“欲しい”を発掘しなければならないのが最大のポイントですよね。
「いいものを探し出すのが面倒だから、結局いつも似たようなものを選んでしまう」といった声も聞かれます。
限られた時間のなかで、より魅力的な商品に出合うにはどうしたらいいのでしょうか?
インターネットを活用すれば、カテゴリ検索もラクラク!
null従来のカタログギフトは、「紙のカタログから商品を選んで、希望商品を記入したハガキをポストに投函」という“2ステップ”が必要でした。
しかし近年、急速に手続きのオンライン化が進み、商品検索や注文が容易なものが増えています。
リンベルのマーケティング部門によれば、インターネット注文のコツを抑えれば、短い時間で失敗のない商品選びができるそう。
例えば、膨大な商品の中から希望の一品を探すには、「カテゴリ検索」で候補の商品を絞っていくことで、選ぶ時間を短縮することが可能です。
「食品なら、“食品”を選択して、さらに“お肉”、“お酒”など、希望のカテゴリに分類すると、欲しい商品が見つかりやすくなります」(リンベル・マーケティング担当者)
カタログの種類によっては、注文ページに人気ギフトのランキングが紹介されていることがあります。「どれを選んだらいいかわからない」という場合は、参考にするといいかもしれません。
すきま時間にスマートフォンで検索して、気になる商品をブックマークしておくのもいいですね。
ネットならカタログに掲載しきれなかった限定商品と巡りあえる可能性も
nullさらに、インターネット注文には、もうひとつメリットが……! タイミングが良ければ、限定商品と巡り会える可能性があるというのです。
「紙のカタログに掲載しきれなかった商品や期間限定、季節限定のものが、インターネット版に掲載されている場合もありますよ」(リンベル・マーケティング担当者)
旬の果物やコラボ商品など、インターネットで期間限定のアイテムを注文できれば、ちょっとトクした気分にもなれそうです。
人気トレンドは「モノ」から「体験(コト)」へとシフト
null続いて、現在のカタログギフトの人気商品についてうかがいました。
「モノ消費からコト消費へ」といった言葉が聞かれるようになりましたが、カタログギフト市場でもその傾向が見られるといいます。
「近年では、グルメや体験ギフトの人気が高まっています。それに伴い、映画鑑賞や食事券、日帰り温泉、宿泊、エステや習い事にいたるまで、カタログギフトで取り扱う商品の多様化も進んでいます」(リンベル・マーケティング担当者)
普段、自分では買わないようなちょっとした贅沢食材や、行ってみたかった日帰り温泉のチケットなど、体験するギフトを選ぶことで、“家族との楽しい時間”をプレゼントしてもらえるのではないでしょうか。
いかがでしたか?
普段、自分では買わないようなものと巡り会えるのがカタログギフトの醍醐味。選ぶ楽しみ、届く楽しみ、そして活用する楽しみを存分に味わって下さいね。
【取材協力】
リンベル株式会社