「お菓子」「スイーツ」は世代を超えて喜ばれる鉄板ギフト
nullケーキやクッキー、和菓子などのお菓子が圧倒的多数を占めました。個包装で分けやすいものや、季節感のある和菓子が特に人気です。
・カステラ
「嫌いな人は少なそうだし、冷凍保存もできるから」(45歳女性/主婦)
・『シャトレーゼ』のラスク
「シャトレーゼは有名で値段もそこまで高くなく、嫌味なしに喜ばれます。ラスクの種類が豊富なのもいい所です」(46歳女性/その他)
・シュークリーム
「手軽に食べられ、とてもおいしく価格もリーズナブル」(60歳男性/その他)
・『ステラおばさんのクッキー』
「わりとどこでも手に入るし、たくさん入っていて味も豊富」(48歳女性/学生・フリーター)
・せんべいなどの乾き物
「好き嫌いが少なく日持ちもするので贈りやすい」(53歳男性/その他)
・『ガトーフェスタ・ハラダ』のラスク
「ラスクは、コーヒーとも合うし味もたくさんあるので。リーズナブルです」(40歳男性/その他)
・値段の高めなポテトチップス
「普通はいくらぐらいか値段の相場が大体決まっているものの、それを上回ることで意外性があって驚いたり楽しんだりしてもらう」(46歳男性/コンピューター関連以外の技術職)
お菓子系は「分けやすさ」「誰にでも喜ばれる安心感」がポイント。特に和菓子は年配層に、クッキーやチョコなど洋菓子は若い世代や子どもに人気のようです。ブランド品や有名店の定番スイーツは“間違いのない選択肢”として重宝されており、贈る側の安心感も大きいことがわかります。

安心感のある「地域銘菓」
null全国的に知名度のある地域銘菓は、もらう側も「これ知ってる!」と盛り上がれる心強い存在。
・うなぎパイ
「コーヒーにあう」(54歳男性/その他)
・いきなり団子
「近所のケーキ屋さんで売ってる地元(熊本県)のお菓子ですね。芋の入っている団子です。腹持ちよくうましです」(52歳男性/会社経営・役員)
・エキソンパイ
「福島一番の銘菓で自信を持って持参できる」(61歳女性/主婦)
・『オーボンヴュータン』のクッキー
「手に入りにくいし、東京でないと買えない」(48歳女性/営業・販売)
・『とらや』の羊羹
「『とらや』の羊羹に喜ばない奴は日本人ではありません」(50歳男性/総務・人事・事務)
・ありあけのハーバー
「横浜銘菓なので」(59歳男性/コンピューター関連技術職)
・ピーナッツ最中
「千葉の名産のピーナッツを使っていて、味も評判が良いから」(48歳男性/研究・開発)
・もみじ饅頭
「広島の定番商品」(42歳男性/その他)
・萩の月
「とにかく美味しい。誰もが知っている萩の月。甘すぎず、食べやすい。個包装だから分けやすい」(61歳女性/主婦)
・東京ばな奈
「認知度が高い。喜ばれる」(64歳男性/営業・販売)
・白い恋人
「誰もが知っている北海道の名物だから」(32歳男性/その他)
・白えびせんべい
「富山県ならではのものであり、子どもにも大人にも喜ばれる品である」(57歳男性/その他)
・鳩サブレ―
「鳩のパッケージからして幸せな気持ちに。味も美味しいです」(54歳女性/会社員)
やはり「間違いない安心感」が最大の魅力。すでに全国で名が知られているため安心して渡せるほか、「あの名物だ!」と話題が広がる点も人気の理由です。


「飲み物」はその場で楽しめる実用派ギフト
null食べ物に限らず、飲み物を手土産にする人も。特にアルコールは“大人同士の集まり”で鉄板でした。
・アサヒのスーパードライ
「美味しいお酒がすぐ飲める」(54歳男性/その他)
・地元産ワイン
「地域性を表現できる」(56歳男性/コンピューター関連以外の技術職)
・ビール
「みんなで飲めるから」(38歳男性/総務・人事・事務)
・お茶
「お茶は毎日飲むから」(52歳女性/主婦)
・ごっくん馬路村
「地元(高知)の美味しい飲料なので」(36歳男性/学生・フリーター)
・チオビタ・ドリンク
「義母は92歳になるが、毎日畑へ行って作業している。チオビタ・ドリンクを飲むと半日体が元気になるとのことで、大喜びされる」(65歳男性/その他)
「その場で開けて一緒に楽しめる」ことが大きな魅力。地元の銘酒やこだわりのワインなどは話題作りにもつながり、場を和ませてくれます。アルコールを贈る場合は、相手の好みを把握しておくとより喜ばれるようです。ソフトドリンクやジュースを選ぶ人もおり、相手の生活スタイルに合わせやすいジャンルです。

食卓を華やかにする「お惣菜」「ご飯もの」
null甘いもの以外の選択肢として、食事系の手土産も根強い人気があります。特にご当地ならではの惣菜が多く挙げられました。
・『551蓬莱』の豚まん
「大阪の名物なので誰にでも喜ばれる」(55歳男性/その他)
・『まい泉』のカツサンド
「カツが厚くて、毎回喜ばれる」(50歳男性/デザイン関係)
・『佐藤水産』の鮮魚セット
「こっち(北海道)でしか買えない名物なので」(62歳女性/その他)
・『崎陽軒』のシウマイ
「崎陽軒のシウマイは一味違う」(65歳女性/総務・人事・事務)
・焼きそば
「誰しも関西人ならば好きなので」(45歳男性/その他)
・神戸牛
「鉄板で食べるには、ジューシーで柔らかな和牛でしょう」(69歳男性/その他)
・辛子明太子
「食事のお供に最高」(62歳男性/公務員)
・『新宿中村屋』のビーフカレー
「スパイスがちゃんと効いているが、効きすぎず香りがよく、お肉もしっかり堪能できて、脂っぽくもなく、レストランの味です」(56歳女性/営業・販売)
「ご当地らしさ」と「すぐ食べられる実用性」がキーワード。特に実家や親戚の集まりでは、食卓をにぎやかにしてくれる存在として喜ばれる傾向にあります。冷蔵や冷凍保存ができるものも多く、持ち運びしやすい点も選ばれる理由になっているようです。

季節を感じさせる「フルーツ」「農産物」
null旬のフルーツや地元野菜は、鮮度と見栄えの良さが魅力。地方の特産品として持参する人も多いようです。
・アスパラ
「地元でとれる太いアスパラは、こんなの見たことないと喜ばれる」(49歳男性/コンピューター関連技術職)
・その季節の果物
「お菓子などは珍しくないので果物ならとても喜ばれる」(44歳男性/営業・販売)
・実家の果物
「実家で桃やシャインマスカットを作っているから」(20歳女性/学生・フリーター)
・新鮮な旬にある果物
「高齢の親は、果物が一番喜びます」(64歳男性/研究・開発)
「旬のもの」は手土産に最適。箱に入った高級フルーツは見た目も華やかで、贈答用として安心感がある一方、採れたて野菜は“家庭的で温かみのある贈り物”として人気でした。季節行事の手土産にもぴったりですね。

アンケート結果から見えてきたのは、手土産選びにおける3つのポイントです。
- 分けやすくて安心感がある(定番のお菓子)
- 場を盛り上げる話題性(ご当地名物やお酒)
- 特別感や季節感(高級フルーツや旬の食材)
これらを意識すれば、シーンに合わせた“外さない”手土産選びができそうです。次に手土産を選ぶとき、ぜひ参考にしてみてください。

エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。