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「ムーミン×ファッツェル」のコラボ缶もおしゃれ!「2024年のクリスマス缶」は粒ぞろい!ギフトにもしたいおすすめを紹介【お菓子缶の世界#27】

2019年の始まった“コロナ禍”の影響はお菓子缶業界にも及び、ここ3~4年は、お菓子缶シーズンの幕開け行事のひとつでもあるクリスマスも、イマイチ活気がありませんでした。しかし今年、“コロナ禍前”の活気が、お菓子缶の世界に戻ってきた気がするのです! そのくらい今年は“優秀なクリスマス缶”が揃っています!

数年ぶりの登場!? 「ラ トリニテーヌ」のクリスマス缶が還ってきた!

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『ラ トリニテーヌ』クリスマス限定缶(左上:スノーマン・右下:クリスマスツリー)各2,376円(税込・以下同) ※オンラインショップで購入。

お土産用・ギフト用として作られた、フランスのサブレブランド『ラ トリニテーヌ』の蝶番缶。廃番になったものも含めると、今まで500種類以上ものデザインを展開してきました。多彩なデザインの中、冬季限定のクリスマス缶もあるのですが、毎年輸入されるわけではないのか、日本で見たのは過去1度きり。とてもクラシカルで素敵なデザインだったので、“次”を待っていたのです。しかし何年経っても、“次”が出くることはなく……。

しかし今年、新たなデザインのクリスマス缶が2種類も登場! 昔1度だけ見たクリスマス缶同様、クラシカルな絵を使ったデザインで素敵! こういうクラシカルな絵を用いたクリスマス缶って、すごくヨーロッパ的で好きなんですよね。どちらもクリスマスツリーや雪だるま、雪景色の中、遊ぶ子どもたちが描かれています。

中はフランスの代表的な焼き菓子である、薄焼きガレットと厚焼きパレットが入っています。『ラトリニテーヌ』は、どの缶も素敵なデザインなうえに中身も充実。なのに昔から良心的な価格。だからこそギフト使いとしてもおすすめです。

フィンランド「ファッツェル」のクリスマス・ムーミン缶が今年も登場!

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「MOOMIN×FAZER(ファッツェル)スペシャル チョコレートBOX」 内容はカールファッツェル ミルクチョコレート&ゲイシャ 各15粒3,456円 ※オンラインショップで購入。

1891年創業、フィンランドの老舗製菓メーカー『ファッツェル』。フィンランドに行けば空港はもちろん、駅やスーパーなどあらゆるところで目にする『ファッツェル』のチョコレートですが、日本ではちょっと聞きなれない名前ですよね。でも“ゲイシャチョコレートを作っているメーカー”だと言えばピンとくる方もいらっしゃるかもしれません。

そんな『ファッツェル』が、ムーミンとコラボした缶が輸入されていて、めちゃくちゃおしゃれなんです! アニメーションではなく、作者であるトーベ・ヤンソンが手がけたアートを使用しているので、かわいいけれど子どもっぽくないのがいい!

この約15×20cmのオレンジの缶は、1951年の『ファッツェル』のクリスマス広告用に描かれたアート。クリスマスツリーに見立てた同社のチョコレートやギフトボックスの間に、ムーミンがオーナメントのように点在。物語には出てこないサンタクロースとムーミンが共演する、非常にめずらしいデザインでもあるんです。

「MOOMIN×FAZER(ファッツェル)ゲイシャ ミルクチョコレート ヴィンテージアート缶」 (ムーミンママ、ヘムレンおばさんとムーミンパパ)各1,404円 ※オンラインショップで購入。

こちら、オレンジの缶に比べると大体半分の大きさである約7.5×12cmの缶には、“ムーミンママ”、“ヘムレンおばさんとムーミンパパ”が描かれています。

ムーミンママの方は、1957年にムーミンと『ファッツェル』が初めてコラボしたお菓子のパッケージデザインを復刻。絵本『それからどうなるの?』に登場するシーンにカラーや「Fazer」の文字などを加えたアートを使用しています。

「ヘムレンおばさんとムーミンパパ」の方も、同じく1957年のコラボ時のパッケージデザインを復刻。「ヘムレンおばさん」と小さい頃の「ムーミンパパ」がデザインされています。

3缶とも素敵すぎる……! どれも時が経っても色あせないデザインですよね。あまりの素敵さにコンプリート買いしている人がまわりにいます(笑)。

「ウォーカー」のレクタングル缶に、新デザイン誕生!

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『ウォーカー』「 白くま缶」、「サンタクロース フェスティブ缶」各2,592円 ※「ロフト」で購入。

毎年、ホリデーシーズンになると輸入される、ショートブレッドメーカー『ウォーカー』のレクタングル(長方形)缶。今までさまざまなデザインが登場してきましたが、今年は白が際立つすっきりとしたデザイン。今までも白くまのレクタングル缶はありましたが、もっとチェック柄が目立ったものでした。今年は白くまのほか、サンタクロース、トナカイのデザインもありました。

中はこの時季の定番である、ツリーやサンタ、ベルなどの形をしたショートブレッドが入っています。クリスマスモチーフのショートブレッド、かわいらしくて毎年、楽しみにしています。

クリスマス缶はちょっとレトロなデザインがよく似合う!

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(左から)「クリスマスノスタルジック ブック缶」2,268円、「クリスマスミニベア缶」346円 ※ともに「ロフト」で購入。「ミニウィンターベア缶」1,026円 ※「アフタヌーンティー・リビング」で購入

『ラ トリニテーヌ』の缶のところでも書きましたが、クリスマスって“クラシカル”や“レトロ”なデザインがよく似合うんですよね。だからこうしたちょっと懐かしいようなデザインの缶って、たまりません!

ブック型の缶にはチョコレート(包み紙がまた素敵)、手の平サイズのテディベアが描かれた蝶番缶の中にはキャンディ、のほほんとした白くまの形をした変形缶にはチョコレートでコーティングされたオレンジゼリーが入っています。大抵チョコレートやキャンディが入っている中、チョコレートコーティングのゼリーが入っているって、めずらしいですよね。

違うテイストの懐かしい缶も!

(左から時計回りに)「クリスマスタイム チョコエンボス缶」2,106円、「クリスマスタイム ツリーエンボス缶」1,728円 ※ともに「ロフト」で購入 「クリスマスティン(チョコチップパイ)」734円 ※「カルディ」で購入。

先にご紹介した3つの缶が、“洋風”な懐かしさを感じるデザインの缶だとしたら、こちらは“昭和っぽい”懐かしさを感じる缶。左上と右下の缶は、ドイツからの輸入ものなのですが、ほっとするような優しいイラストのせいか、日本的なかわいさを感じるんですよね。

缶ペンケース型の缶の中には小さな板チョコ、クリスマスツリーの形をした缶はプラリネクリームのチョコレート、六角形の缶にはチョコチップパイが入っています。

「無印良品」からもこの時季限定のギフト缶が登場!

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『無印良品』「ギフト缶カカオトリュフ カカオニブ」990円

『無印良品』に今までホリデーシーズン限定のギフト缶ってなかった気がします。あったのは新年の「福缶」だった気が……。

雪の結晶と雪だるま、「カカオトリュフ」のシルエットが描かれた“無印カラー”のギフト缶。“無印”らしいシンプルなデザインが目を惹きますよね。そして何よりも、この缶は中身も注目! ”無印のカカオトリュフ“と言ったら、チョコレートマニアも認めるおいしさですが、中のカカオニブを練り込んだカカオトリュフはギフト缶限定の味! これは貴重ですよね~。

美しきフランスの石けん缶にも、クリスマスバージョンが。

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『ラ サボンリー ドゥ ニヨンス』「ナチュラルソープ」(左上:シナモンオレンジ、右上:ショコラ、右下:シナモンオレンジ)各1,320円 ※「ロフト」で購入

以前、この連載でご紹介したフランスの石けんブランド『ラ サボンリー ドゥ ニヨンス』の石けん缶。世界最古の石けん工房跡がある、フランスの南東部の街・ニヨンスで作られるこの石けん缶は、ニヨンス出身のアーティストたちがデザインも手がけています。日本的なかわいさというよりかはフランス的なかわいさなので、子どもよりも大人好みの缶だと思います。

中の石けんもホリデーシーズンらしいショコラやシナモンオレンジの香り。かなりしっかり香るので、最初はクロゼットやタンスの香りづけに使うのもおすすめです。

 

さ、あと数日でクリスマス! ぜひ食事だけでなく、この時季ならはの“限定缶”も楽しんでみませんか。

 

※価格は中田さん購入時の税込価格です。売り切れの場合もありますので、ご了承ください。

中田ぷう
中田ぷう

編集者・フードジャーナリスト。多くの料理本や暮らしの本、キャンプ本を手がける。自著に子どものごはん作りの闘いを描いた『闘う!母ごはん』、『素晴らしきお菓子缶の世界』(共に光文社)がある。 プライベートでは猫2匹&犬1匹と小学生、大学生の女の子の母。ハワイじゃなくてグアムラバー/スターウォーズマニア/アダム・ドライバーファン。Instagram

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