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「羊羹じゃない虎屋」のういろ沼にドはまり。ラインナップは60種超え!甘党全員、食べなきゃ損です【本日のお気に入り】

突然ですが、『虎屋ういろ』ってご存じですか? 「あぁ、羊羹のとらやね、外郎(ういろ)も作ってたんだ」と思ったあなた……それは別のお店です! 筆者が大好きで、もう何年も通い詰めている『虎屋ういろ』は、三重県伊勢市で創業して100年以上の老舗「生ういろ」専門店。

和菓子に目がなくて、特に「ういろ」や「すあま」を見かけると必ず買う習性のある筆者ですが、なかでもこの『虎屋ういろ』のういろは柔らかくて、甘さも丁度よく、目を見張るほどの美味しさなんです。

お取り寄せも可能!「虎屋ういろ」のういろが美味すぎる件

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店頭には棒状のういろがどっさり……圧巻です!

「抹茶ういろ」(450円・以下すべて税込)や「小倉ういろ」(600円)といった定番に加え、季節ごとに変わる限定ういろも数多くラインナップしている『虎屋ういろ』。手頃なお値段ながら、4cm四方×19cmという大きめサイズで、1本あれば家族みんなで食べられるほどのボリューム感です。

『虎屋ういろ』の生ういろは保存料を使っておらず、昔ながらの製法での手づくり。例えばシンプルな「白ういろ」(450円)の場合、材料はなんと砂糖・小麦粉・食塩のみ!(なのにこんなに美味しいなんて!!)パッケージ化されたお土産のういろでは真似できない、生だからこその美味しさなんです。

シンプルな「白ういろ」は、息子(幼稚園児)の大好物。地域にもよりますが、ういろには米粉(名古屋、京都、小田原など)やわらび粉(主に山口)などを主原料にしているものも多く、小麦粉のみというのは珍しいようです。

『赤福』などと並んで、伊勢を代表する和菓子の名店ですが、三重以外では愛知に5店舗、岐阜に1店舗、そして都内の「池袋 東武百貨店」に1店舗があるのみ。

日持ちも「製造日を含む3日間※」と短く、遠方だとなかなか食べられない、と思いきや……心配ご無用! お取り寄せにもしっかり対応しています(詳細は後ほど)。

※例えば池袋店で購入した場合、製造の翌日に販売しているため、消費期限は翌日になります。

数ある商品からイチオシを1つ選ぶなら……たっぷりの栗を散りばめた「伊勢茶栗ういろ」(800円・税込)でしょうか。

こちらが「伊勢茶栗ういろ」。紙でくるまれたパッケージです。
伊勢茶&栗とこしあんの2層構造。

こちらは一年を通して買えるもので、自社専用の茶畑で摘んだ伊勢茶&栗の層と、上品なこしあんの層が口の中で溶け合って、まさに絶品!

そして何度も通いたくなる秘密が、その時季しか手に入らない「季節限定ういろ」の数々。

9月中旬以降に販売される「季節限定ういろ」のほんの一部。なかには1週間しか販売しないものも!(画像提供:虎屋ういろ)

ういろの常識を覆すような、バリエーション豊かなレパートリーに驚かされます。

ほうじ茶や芋、フルーツ系、可愛い模様をあしらったもの……。バレンタイン時期にはなんと、チョコレートを使ったハートマークのういろも販売されていました。

店頭には虎の置物が。

今回、買いに行くにあたって楽しみにしていたのが「【極み】栗きんとんういろ」(1,200円)!

【極み】とついているだけあってお値段もなかなかですが、HPの事前情報によると「栗餡をたっぷり使用した濃厚で極上の味わい」とのこと。期待が高まります。

極みシリーズは包み紙にも高級感があります。
「栗きんとんういろ」の断面はこんな感じ。栗餡ならではのちょうどいい甘さです。

実際に食べてみると、上品な栗の味わいが口いっぱいに広がって、美味しいのなんの! それでいて、スッと溶けていくのでもう1切れ、もう1切れ……と食べたくなります。

「【極み】栗きんとんういろ」の販売期間は10月31日まで、オンラインの発送受付は10月29日まで。これはこの秋の大本命ですね。

一期一会の味が楽しめる「虎の巻」に沼ってます

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9月の「虎の巻」は、「黒あん小倉」と「くるみ」。気になった方は、9月20日にお店へ! 予約は4日前までです。

そしてさらに! とどまることを知らない『虎屋ういろ』の探究心は、まだ誰も知らない新しい味を求めて(?)、日々チャレンジングな新商品を生み出しています。

そんな特別な味を楽しめるのが、毎月10日・20日にだけ限定販売されるレア商品、その名も「虎の巻」(860円)。

通常の2分の1サイズのういろが2種類セットになっていて、毎月、味がすべて違うんです。

2024年のラインナップ。10月は「栗もち」「和三盆」、11月は「秋三昧(かぼちゃ、紫芋、渋皮栗)」「黒ごまきな粉」、12月は「りんごあん」「鳴門金時芋」が登場します。

これだけでも、2種類×11カ月(※1月は販売なし)で計22種類。

定番商品が現在9種類で、2024年の季節限定商品が約30種類なので……『虎屋ういろ』では年間60種以上のういろが販売されているということ! 週に1つ食べても追いつきません。商品開発の熱意が凄すぎて、もはや狂気の沙汰です(褒めています)。

一期一会なのが寂しくなるほど、どれも個性的な美味しさ。来年、同じ味が再度登場するかもしれませんが、最初で最後の可能性も……。

ハーフサイズ×2本なので、お試しとしてもちょうどいい量。箱も可愛い!

可愛いパッケージを開けると、9月の虎の巻がお目見え! 小豆を黒砂糖で炊きこんだ「黒あん小倉ういろ」と、しょうゆ餅にくるみを散りばめ、白ういろで挟んだ「くるみういろ」です。

どちらも食べたことがない味わいで新鮮! 特に「くるみういろ」は、ふんだんにくるみを使ったしょうゆ餅が溢れ出んばかりに詰まっていて、くるみらしい食感もしっかり感じられます。

熱心な『虎屋ういろ』ファンは、毎月10日と20日にこれを買いにいくのが恒例行事。昼過ぎには売り切れてしまう店舗もありますが、発売4日前(6日/16日)までに『虎屋ういろ』本店に問い合わせると、各店舗での取り置きが可能です。

オンラインショップには掲載されていませんが、地方発送も可能なので、気になる方は本店に問い合わせてみてくださいね。(※催事会場・一部店舗での販売はしていません。)

入手方法は「店舗」「催事」「お取り寄せ」の3種類!

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関連グッズや「虎虎焼」(人形焼)も!

日持ちも製造日を含む3日間と短く、店舗も東海3県+池袋だけと、なかなか足を運ぶのが難しい『虎屋ういろ』。ですが、「催事」や「お取り寄せ」を活用すれば、遠方からでも『虎屋ういろ』の本格ういろを楽しむことができます。

催事情報は、『虎屋ういろ』の公式X(旧Twitter)や公式サイトで見られます。

9月中旬~10月の催事情報。三重・愛知・岐阜・東京以外でも、お取り寄せせずに「虎屋ういろ」が購入できるチャンス!(画像提供:虎屋ういろ)

オンラインで購入する場合、消費期限は「到着予定日の翌日まで」が基本。配送に時間がかかる地域の場合、消費期限が当日中になるケースもありますが、その場合は各注文者に内容確認の連絡をしているそうです。(※離島などの一部地域で、製造から3日で届けられない場合は配送不可。)

なお、東京都(千代田区)や大阪府(大阪市中央区)の住所を入れてみたところ、送料は1本でも10本でも変わらず1,190円でした。沖縄県那覇市は1,630円、北海道函館市は1,740円。ただし、商品代金が5,000円以上なら、全国一律で送料500円になります。

昨今、配送料は値上がりしていますが、『虎屋ういろ』は単価が安いので、3本買っても送料込みで3,000円前後くらい! お取り寄せ品としては気軽にチャレンジできますよ。

近年はアパレルブランドとのコラボ商品も発売されるなど、幅広いファンに愛されている『虎屋ういろ』。特に「我こそは甘党です!」という方は、ぜひ一度食べてみてくださいね。

 

※本記事では『虎屋ういろ』に準じて、「ういろう」ではなく「ういろ」という表記を用いています。

編集部・関口
編集部・関口

音楽&絵本&甘いものが大好きな、一児の父。文具や猫もとても好き。子育てをするなかで、新しいコトやモノに出会えるのが最近の楽しみ。少女まんがや幼児雑誌の編集を経て、2022年秋から『kufura』に。3歳の息子は、シルバニアファミリーとプラレールを溺愛中。

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