『聘珍樓』といえば中国料理のレストラン、というイメージをお持ちの方も多いでしょう。実は、近頃は薬膳、そしてスイーツにも力を入れているんです。
今回、自由が丘の『マジドゥショコラ』のショコラティエ松室和海さんとコラボレーションをして、カカオと薬膳が融合したチョコレートができました。
その名も「Heichinrou Chocolat -聘珍樓ショコラ – 薬膳アソート」、薬膳たっぷりのボンボンショコラです。
フレーバーは「杏仁×ゴジベリー」「陳皮×サンザシ」「シナモン×ドライアップル」「山椒×緑山椒」の4種類、どれもしっかりとその味わいが感じ取れます。
半分にカットすると、フレーバーのフィリングが見えました。
「杏仁×ゴジベリー」はカカオの原種であるクリオロを採用、希少なカカオによって杏仁の味わいを活かしています。
「陳皮×サンザシ」は松室さんにとっても新しい挑戦だったそう。陳皮は芳香健胃の作用があるといわれ、膨満感、胸苦しさを緩和し、胃腸の働きを良くして消化不良を改善する漢方薬として珍重されています。サンザシとの組み合わせで魅惑的なフレーバーに。
「シナモン×ドライアップル」は西洋でも愛されている組み合わせ。薬膳では「体の陽気を補う」と言われ、体を芯からあたためる力があるとされています。「より粒子を細かくすることによって粘度を高め、ミルクチョコレートを合わせることによって余韻が長く口の中に残るようにしました」(松室さん)
「山椒×緑山椒」は、古来より冷えによる腹痛を緩和する、胸のつかえをとる薬として知られる山椒をフルに活用。「山椒をチョコレートに入れる」のではなく、「山椒にチョコレートを添わせる」という松室さんの考え方によって、ぴりりと美味しいチョコレートができました。
「Heichinrou Chocolat – 聘珍樓ショコラ -クッキーサンド」も同時に登場
null松室さんとのコラボレーションはボンボンショコラだけではありません。なんと、クッキーサンドも登場しました。
「杏仁」と「マンゴー」の2種類で、サクサクのクッキーにそれぞれのフィリングが入っていて、食べ応え満点。
「ボンボンショコラよりもっと杏仁の風味を力強く表現すること目指した」と松村さんが語るように、ひとくち口にすると一気に杏仁の味が広がります。
マンゴーは抗酸化作用に優れたミラクルフルーツとしても知られているので、お世話になっている先輩や女友達にプレゼントするのも喜ばれそう。
こちらは単品ずつ購入できますが、それぞれ2個入りのセット(各3,585円)もあります。
販売はそごう横浜店CHOCOLATE PARADISE(2月14日まで)、聘珍茶寮中華街店(3月14日まで)、聘珍樓公式オンラインショップ、日比谷聘珍樓、大阪聘珍樓にて発売中です。
身体にもやさしい、薬膳ショコラはギフトにピッタリですね。