ふと食べたくなる「なつかし駄菓子&スナック菓子」30種
nullまずは「現在も手に入るもの」から! アンケートで特にアツい声が寄せられたものを、駄菓子からスナック菓子まで織り交ぜて、ジャンル別に30種ご紹介します。
チョコ系
「ハイエイトチョコ。小さいわなげチョコが2つ繋がったような形で、見た目も味も好きだった」(32歳男性/営業・販売)
「アポロチョコ。宇宙船アポロを模したチョコ菓子で、下の一部が普通のチョコで上がイチゴ味のピンク色なのを、分離させて食べるのが好きだった」(45歳女性/その他)
「コインチョコ。なつかしくて美味しい」(63歳男性/その他)
「チロルチョコ。子どもの頃、遠足のおやつの制限金額に合わせよく買った」(50歳男性/営業・販売)
「マーブルチョコレート。子どもの頃、兄と二人で分け合っていたのですが、どちらが多いとか少ないとかでよく喧嘩をしていました。喧嘩をした後で、結局兄は私に多くマーブルチョコレートをくれました」(63歳女性/その他)
まずは定番のチョコレートから! たくさんの「推しチョコ菓子」が寄せられました。似たように見えて、それぞれの味が唯一無二なんですよね……。
おつまみ系
「タラタラしてんじゃね~よ。小学生の頃、近くに駄菓子屋があってそこでいつも買って友達と食べていた。 値段もリーズナブルで買いやすかった」(34歳男性/営業・販売)
「よっちゃんイカ。酸っぱいあの味が好き」(43歳女性/主婦)
「BIGカツ。値段も安く、衣のサクサク感が好きでよく食べていました」(48歳男性/営業・販売)
「ベビースターラーメン。子どもの頃、母が働いていた関係で夕食がいつも遅く、腹ごしらえに食べていました」(63歳男性/その他)
しょっぱくて食べ応えのあるお菓子は、食欲旺盛な子どもの頃、小腹を満たしてくれた頼もしい存在でした。大人になった今はビールのお供として日々お世話になっている、という人も。
クッキー、ドーナツ系
「ヤンヤンつけボー。チョコをつけて食べるのも楽しかったけれど、砂糖のやつをつけて食べると食感が変わってまた美味しかった。奥のチョコをとろうと棒ビスケットを入れて、毎回ポッキリ折ってしまっていました」(24歳女性/学生・フリーター)
「エリーゼ。おばあちゃんがよく買ってくれた、なつかしの味。白のクリーム味が好きだった」(37歳女性/その他)
「ヤングドーナツ。小さいドーナツに砂糖がまぶしてあって美味しい。子どもの頃、よく駄菓子屋で買って食べていた」(41歳女性/その他)
「あたり前田のクラッカー。シンプルな味で飽きないところ」(31歳女性/主婦)
「オレオ。バニラクリームの甘さとチョコクッキーのほろ苦さが絶妙」(38歳男性/研究・開発)
クッキー×チョコの組み合わせは間違いない美味しさ! 他には「ブルボンプチ」シリーズや「森永ビスケット」シリーズも人気でした。
スナック系
「キャベツ太郎。ちょうどいいソース感と量に対してお手頃な価格。子どものお小遣いで買える駄菓子の中でも満足感が高かった。ソースがたくさんついていると当たり感があって嬉しかった」(37歳女性/主婦)
「とんがりコーン。小さい頃いつも指にはめて食べていたので、なつかしさを感じる」(29歳女性/総務・人事・事務)
「うまい棒のコーンポタージュ味。コーンポタージュを飲んだことが無い子どもの頃、“これがコンポタの味なのか”とドキドキしながら食べました」(46歳男性/金融関係)
「ポテコ。指にはめて、“指輪だー”と言いながら食べていました」(52歳女性/総務・人事・事務)
「とんがりコーン」や「ポテコ」を指にはめるのは、誰もが必ず通る道なのかもしれません(笑)。「うまい棒」のような味のバリエーションの豊かさも、駄菓子ならではの楽しさですね。
ラムネ、グミ、ヨーグルト系など
「クッピーラムネ。子どもの頃、タブレットが口の中に入った時の酸味と甘酸っぱさが実に絶妙で、大変美味しく感じられました。今も店舗で見つけると購入しています」(67歳男性/その他)
「ボンタンアメ。小学生の時からずっと食べている」(69歳男性/その他)
「モロッコヨーグル。木のスプーンで食べるのが好きだった」(50歳男性/営業・販売)
「ねるねるねるね。実験みたいで楽しかった」(31歳女性/総務・人事・事務)
「ココアシガレット。煙草を吸う真似が面白かった。あっさりした甘さも好きだった」(58歳女性/主婦)
「オレンジガム。安くて美味しい駄菓子」(60歳男性/総務・人事・事務)
なかにはなんと、「子どもの頃から50年以上も食べ続けている」という人まで! 愛され続けている商品は、それだけファンの層も広いはず。祖父母から孫まで、3世代で楽しんでいる家も多いのではないでしょうか。
和菓子・せんべい系
「きなこ棒。駄菓子屋でよく食べていてとても好きだったから。 爪楊枝が赤いと当たりでもう1つもらえて楽しかった思い出もあります」(33歳男性/出版・マスコミ関係)
「満月ポン。素朴な味でサクサク感が気に入っている」(68歳男性/コンサルタント)
「都こんぶ。とにかくあの白い粉の美味しさが突き抜けている。熱いお茶ととにかくあう」(52歳男性/公務員)
「ぼんち揚。唯一無二のザクザク感が大好き!」(40歳女性/主婦)
「しるこサンド。お汁粉の甘い層がクッキーに挟まれていて、大袋入りのものを子どもの頃から食べていた。最近は、個包装で高級感が増しましたが、味は昔のように美味しかったです」(66歳男性/営業・販売)
「ポン菓子のにんじん。あっさりしていて、子どもの頃のお菓子を思い出す」(57歳男性/その他)
最後は、和なイメージのお菓子たち。甘いものからしょっぱいものまで、個性たっぷりな味わいがたまりません。
以上30種、いかがでしたか? きっと、読んでいるうちに食べたくなってきたのでは……!
もう食べられないの!? 今はなき、想い出のお菓子も
null続いて「もう手に入らないもの」や、「一部生産終了したもの」をご紹介。手に入る?入らない?と気になるあのお菓子についても、それぞれ調査しました。
夢ならばどれほどよかったでしょう…「生産終了してしまったもの」
「ひもQ。一時期ハマっていたので、生産終了と聞いて悲しくなりました」(35歳女性/主婦)
『明治』から販売されていた細長~いグミ、「ひもQ」シリーズ。1993年に誕生し、2019年に惜しまれながら生産終了しました。終売理由は、製造設備の老朽化なんだそう。
「さくらんぼの詩。遠足のおやつに必ず入っていた飴。甘酸っぱくて、パッケージも可愛くて好きだった」(48歳女性/営業・販売)
『UHA味覚糖』が販売していた「さくらんぼの詩(うた)」は、さくらんぼ味のキャンディー。1978年から2021年まで、40年以上の長きにわたって愛されていました。
「らあめんババア。近所の駄菓子屋で安くて美味しいのでよく買ってた」(40歳男性/営業・販売)
『よっちゃん食品工業』の「らあめんババア」は、ラーメンを細かく砕いたようなスナック菓子。販売されていたのは1994年から2020年までで、原材料費の高騰などが終売理由のようです。
どのお菓子も、生産が終了した今でも人々の記憶のなかで生き続けている様子。もう食べられないと思うと、余計になつかしくなってしまいますね。
「カール」は買える?買えない?
「カール。カールのうす味です! 小さい頃から大好きで、おやつというとカールでした。カールのうす味は、他には絶対にない、唯一無二のお菓子だと思います」(53歳女性/主婦)
1968年に誕生した、サクサクした食感のお菓子「カール」。『明治』の商品で、CMに登場する「カールおじさん」が記憶に残っている人も多いのではないでしょうか。
「カール。チーズ味、カレー味どちらも大好物でした、復活して欲しい」(52歳男性/その他)
のような回答もちらほら見られ、「生産終了した」というイメージがある人も多いよう。ですが、「チーズあじ」「うすあじ」は西日本限定で今も販売を継続中! ただし、「カレーあじ」は2017年をもって生産終了してしまいました。
「梅ジャムせんべい」は買える?買えない?
「梅ジャムせんべい。初めて食べたとき、病みつきになる味わいに衝撃を受けたのを覚えています」(58歳女性/その他)
梅ジャムの中でも定番だった「元祖梅ジャム」は、戦後すぐの1947年から2017年までの70年間にわたって、東京都荒川区『梅の花本舗』で創業者の高林博文さんが自ら作り続けていましたが、高齢を理由に生産を断念。惜しむ声も多く、大きな話題になりました。
現在、購入可能な梅ジャム系のお菓子としては、『佐藤製菓』や『やおきん』の「梅ジャムせんべい」、『タカミ製菓』の「梅ジャム」などがあり、味はそれぞれ異なるよう。食べ比べて、好みのものを探してみるのも楽しそうです。
「ぬ~ぼ~」は買える?買えない?
「ぬ~ぼ~。軽いサクサク食感が美味しい。なくなった時はショックだったけど、今はぷくぷくたいなど似たようなのを食べて満足してる。でもやっぱり復刻して欲しいと思ってしまう」(41歳女性/主婦)
『森永製菓』の「ぬ~ぼ~」は、ふんわり軽い食感のチョコを、もなかの皮で包んだお菓子。1988年から販売され、1996年で生産終了になってしまいました。
ですが、ファンの間では『名糖産業』の「ぷくぷくたい」で「ぬ~ぼ~」に近い味が楽しめると評判なんだそう! まったく同じとはいきませんが、ぜひ試してみてくださいね。
ご紹介した他にも、残念ながらもう食べることの出来ないお菓子が多数ありました。とはいえ「まだ売っていたんだ!」というものも多いので、気になるお菓子がある人は、諦めず調べてみてください。
そして! 今後、もう食べられなくなるのを避けるには、なんと言っても「買って応援」するのが一番!!
駄菓子屋さんやスーパーはもちろん、ネットで買えるものも多いので、積極的に&継続的にいろんな駄菓子・スナック菓子を食べ続けて、未来の子どもたちにも「あの味」を残していきたいですね。
撮影/黒石あみ(小学館)