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【食編】忙しい日に本当に助けられた!今年買っておいしかったもの(編集者/お菓子缶研究家・中田ぷう)

2023年も残すところあとわずか! 今年は世の中が“アフターコロナ”になったせいか、外出の機会も増え、楽しくも気忙しい年だった気がします。しかし買い物に関しては近所かオンラインで済ませていて、これはコロナ禍のときと変わりませんでした(笑)。中田ぷう的、今年買ってよかったものをご紹介します。今回は“食編”。地味なものばかりですが、おいしくて便利で何度もリピ買いした絶品リストです。

12万年ぶりの暑さ。料理する気力を失った私を助けてくれた強~い味方

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『マルコメ』 「料亭の味 」貝だし247円、赤だし290円 ※近所のスーパーで購入
『永谷園』「 みそ汁の具その4(わかめ、とうふ、ねぎ)業務用100g×2袋」1,330円 ※アマゾンで購入

今年の夏は本当につらかった……。何しろ“12万年ぶりの暑さ”と言われ、毎日発熱ばりの温度。加えていつまでもダラダラと夏が続き、ほとんど秋がありませんでした。暑さって気力と体力を奪いますよね……。更年期障害も重なってか、もう生きているだけで精一杯! そのため今年の夏は、食事作りを放棄。できるかぎりの手抜きをすることに! 真面目に料理なんかしていたら、もう他のことをする気力も体力もなくなってしまうからです。

まず最初に辞めたのが“お味噌汁づくり”。その代わりお湯を注げばすぐにできる液みそと“味噌汁の具”を用意。各自好きなときに作って飲んでくださいというスタイルに。でも味噌汁づくりを辞めただけでかなり負担がなくなったんです。最初はお味噌汁づくりを放棄したことに罪悪感を感じて、せめて“味噌玉”をちゃんと作った方がいいんじゃないかとも思いましたが、そこまでして頑張るのはもう辞めようと。抜ける手は本当、抜いていいと思います。

スーパーマーケット「ライフ」のお惣菜にも助けられました

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「おにぎり焼きそばセット」356円
「三種の中巻セット」537円

そしてごはんを作る気力がないときには、スーパーマーケット『ライフ』のお惣菜に頼りました。『ライフ』のお惣菜は、スーパーマーケットのお惣菜の中でもおいしいと言われているので、家族も喜んで食べてくれて助かりました……!

よく買っていたのは、子どもたちに人気が高かった炭水化物攻めの「おにぎり焼きそばセット」(笑)と、大人は「三種の中巻セット」。

これに先のインスタントお味噌汁をプラス。野菜が少ないので葉野菜のサラダだけは作っていました。

(左から時計まわり)「黒酢が決めて!野菜たっぷり肉団子」324円、「あご入りだしの旨み!鉄板だし巻き玉子」537円、「海老とカニカマの明太パスタサラダ」537円

おかず類は『ライフ』名物でもある「だし巻き玉子」と、パスタ・マカロニサラダ系をよく購入。そして最近このラインナップに加わったのが、枝豆にキャベツ、玉ねぎ、にんじん、くわいが入った甘酸っぱい肉団子。野菜がたっぷり入っているので、肉々しい肉だんごより疲れた身体にやさしく、もたれないんです。忙しい年末に大助かり!

毎日5リットル作るお茶。“ド印”のお茶がコスパ最強!

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(左から)『情熱価格』「 麦茶(7g×52袋)」181円、「烏龍茶(4g×44袋)」214円、「黒烏龍茶(5g×44袋)」430円

毎年、夏は毎日5ℓ分のお茶を沸かしたり、水出しで作ったりするわが家。そのためお茶っ葉の消費量は半端ありません。それまでスーパーマーケットで普通に茶葉を買っていましたが、あるときディスカウントストアの『ドン・キホーテ』で“ド印”のお茶を発見。試しに飲んでみたところ、おいしい! 以来、お茶は”ドンキ“で調達しています。飲む量が少ないのであれば品質にこだわるのもいいのですが、うちみたいなとにかく量がいる!という子育て家庭は、これで充分だと思います。麦茶などは国産の六条麦茶を使用し、国内焙煎・国内包装をしているんですよ。

1人ランチは「セブン‐イレブン」のデリで外食気分!

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「札幌すみれ監修 濃厚みそラーメン」626円、「エリックサウス監修 ビリヤニ」734円

取材や撮影がない限り家で仕事をしているので、ランチは大抵、昨夜の残り物で済ませています。ただ何もない!というときは、“ファミマ”か“セブン”のごはんに頼ります。“ファミマ”ならおにぎりや唐揚げ、“セブン”であれば「ちょっと外食気分」が味わえるデリに。『セブン‐イレブン』のデリはやっぱりクオリティが高いですよね。満足度が他のコンビニとは違う気がします。

今年8月には、東京駅八重洲地下街発祥の南インド料理専門店『エリックサウス』監修の「ビリヤニ」が発売され、話題に。わが家は夫婦でハマりました(笑)。今、また再登場しているので夏、食べられなかった人、また食べたい人はチャンスです。

そして“セブン”の生めんタイプの“みそラーメン”は太麺で絶品! 「ラーメン屋さんのラーメンが食べたい! でも食べに行く時間がない!」というとき、何度も助けられました。現在は、ちょうど『札幌すみれ』さんとのコラボ中でしたので、コラボした味噌ラーメンしかありませんでしたが、通年取り扱っている普通の“味噌ラーメン”も絶品なのでぜひ! 私は来年もお世話になると思います。

“家そば”にハマった1年。ベスト1はこちら!

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『はくばく』「木曽路御岳そば」301円  ※スーパーマーケットで購入

年のせいでしょうか。ここ1~2年。うどんやラーメンに加えて、お蕎麦もおいしいと思うようになってきて。家での1人昼ごはんによくお蕎麦を食べるようになりました。とはいえ、お蕎麦初心者なため、どのお蕎麦がおいしいのかスーパーマーケットに行ってもよくわからない。そこで漫画家で「ロケットニュース24」の編集長でもあるGO羽鳥さんの「家そば放浪記」を読み、私もいろいろ試してみることに。結果、自分にいちばんぴったりだったのが『はくばく』の「木曽路御岳そば」でした。こちら“温”より絶対に“冷”で食べてください。

そしてお蕎麦に欠かせないねぎは、『まいばすけっと』一択! これでもGO羽鳥さんの記事で、“まいばす”のカット青ネギはコスパも良く最強!“と読んだからなのですが(笑)、本当にコスパがいいんです。相次ぐ値上げの影響で、値上げはせずとも容量を減らして値段は据え置き……ということも多いですよね、近所のスーパーなどは値段据え置きで、カットねぎの量が激減。がっかりしていたのですが、GO羽鳥さんの記事を読み、“まいばす“に直行。「白ねぎスライス」」は50g入って約106円、「青葱カット90g」は約214円と、スーパーで買うよりずっと安いんです。

「ニシキヤキッチン」の“個性派カレー”

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(左から時計まわり)『ニシキヤキッチン』「ワールドシリーズ チリコンカンカレー」420円、「ガーリックシュリンプカレー」480円、「麻婆豆腐カレー」480円

今までレトルトカレーと言ったら、『無印良品』のものか、『新宿中村屋』のものしか買いませんでした。今年、友人からプレゼントで『ニシキヤキッチン』のカレーをもらい、そのおいしさにびっくり! 中でもお気に入りがチリコンカン、ガーリックシュリンプ、麻婆豆腐の3種類。平日の1人昼ごはんはもちろんですが、作るのが面倒な週末のお昼ごはんのときにも役立ちました。『ニシキヤキッチン』のレトルトカレーはかなりの種類があるので、来年は違うお気に入りを見つけられたらと思っています。

2023年ヒット商品ベストにもランクインしたパスタソース

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『永谷園』「麺を茹でられるパスタソース パキット(たらこ、ボロネーゼ)」2点で540円
『S&B』「まぜるだけのスパゲッティソース ご当地の味(北海道 山わさび&マヨネーズ、瀬戸内 レモン&オリーブ、沖縄島とうがらし&沖縄そば風だし、長崎 からすみ&バター)」

パスタソースも忙しい日々の必需品ですよね。これとスパゲッティをストックしておけばとりあえず何とかなる! よく買ったのはこの2シリーズ。

1つは『日経トレンディ』の「2023年ヒット商品ベスト30」の9位にもランクインした『永谷園』の「パキット」。パスタソースの袋の中に水160mlと半分に折ったパスタ100gを入れ、電子レンジにかけるだけでソースがからんだパスタの出来上がり! 忙しくてお皿1枚汚したくないときに役立ちました! 2カ月で100万食以上の売り上げがあったそうですよ。

市販のパスタソースの中でも、『S&B』のパスタソースはおいしいものが多いのですが、“ご当地の味”シリーズはかなり長い間、ハマっています。今年もいちばんよく買ったパスタソースでした。

いろんなものに入れまくった「糸寒天」

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「スープ用糸寒天」322円 ※スーパーマーケットで購入

ダイエットの記事で見つけた「糸寒天」。基本はお味噌汁やスープの中にどっさり入れてかさ増し。アレンジとしては水に5分以上浸して戻したものを、サラダに加えたり、パスタに入れたり、ごはんを炊くときに入れたりもしていました。ダイエットのためのかさ増し目的はもちろんなのですが、寒天は食物繊維や鉄、カルシウムなど“アラフィフの私が欲しいもの”を持っているので取り入れたかったんです。無味無臭なので、どんな料理にも合わせやすいのもいいところ。

おいしい“糖質ゼロ”ビールと「好烏龍(ハオウーロン)」

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『サントリー』「好烏龍」106円
『キリン』「一番搾り 糖質ゼロ」240円 ※スーパーマーケットで購入

お茶は基本、家で沸かしたり淹れたりしていますが、市販のドリンクも魅力的。基本、甘い飲み物が好きじゃないのでまず買わないのですが、今年9月、SNSで「美味すぎる……!」と話題になった、『サントリー』の「好烏龍」にはハマりました! マンゴーと烏龍茶を組み合わせたドリンクで、マンダリンオレンジ果汁の酸味と烏龍茶ポリフェノールで、後味すっきり。そうなんです、私みたいなジュースがあまり好きじゃない人でもおいしく飲めてしまったのです! 期間限定品だったのか、12月も半ばを過ぎたら見かけなくなりましたが、これはまた飲みたいドリンクでした。

そして今年に入り、おいしい糖質ゼロビール探しを開始。なかなか「これ!」というものが見つからなかったのですが、やっとのことで見つけたのが「キリン 一番搾り」の糖質ゼロビール。どうしても間の抜けた味が多い糖質ゼロビールの中、これは普通のビールと遜色なし! 他の糖質ゼロよりもちょっと高いのですが、このおいしさには代えられません。

いちばん買ったデザートは、「スイーツ部門最優秀賞」を受賞したプリン

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『紀ノ国屋』「カスタードプリン(4個入り)」1,026円

1978年からずっとある、スーパーマーケット『紀ノ国屋』のカスタードプリン。私が子どもの頃から、このアルミの容器も変わりません。今年はなぜかやたらと買って食べていました(笑)。とくに疲れたときは、このプリンに何度癒されたとか! ケーキより罪悪感がないのもいいですよね。そんな『紀ノ国屋』さんのプリン、「お弁当・お惣菜大賞2023」のスイーツ部門最優秀賞を受賞。スーパーマーケットで買えるのに、おいしさはケーキ屋さんレベルなのですから納得の受賞です。

今年もたくさんの“食”に助けられました! 来年はどんな食に助けられるでしょうか。きっと思わぬ新商品が出てくるんだと思います。今から楽しみです!

撮影/中田ぷう

※価格は、中田さん購入時の税込価格です。また、価格は変動する可能性があります。

中田ぷう
中田ぷう

編集者・フードジャーナリスト。多くの料理本や暮らしの本、キャンプ本を手がける。自著に子どものごはん作りの闘いを描いた『闘う!母ごはん』、『素晴らしきお菓子缶の世界』(共に光文社)がある。 プライベートでは猫2匹&犬1匹と小学生、大学生の女の子の母。ハワイじゃなくてグアムラバー/スターウォーズマニア/アダム・ドライバーファン。Instagram

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