子持ち高菜ってどんな野菜?
null店頭には今日も元気いっぱいの野菜がたくさん! ロマネスコ、スティックブロッコリーなどと一緒に見慣れないものが……? これは子持ち高菜という野菜だそう。
中国が原産のアブラナ科の高菜の一種で、祝蕾(しゅくらい)、つぼみ菜、四川児菜などと同じ仲間です。大きな株から20~30個出てくる脇芽を収穫します。中心の白い芯の部分もおいしく食べられます。
旬は1月~3月で、葉の部分はほろ苦くてやや辛味が感じられ、中心の部分はコリコリとした食感で甘みも感じられます。
ストレスを和らげるGABAが含まれる
栄養価として注目すべきは、ずばりGABA(γ-アミノ酪酸)です。GABAは緊張やストレスなどを和らげて、脳の興奮を鎮める働きがあると言われています。また、睡眠の質を高めたり、血圧が高めの方の血圧を下げたりする機能があるとされています。
選び方と保存方法
null切り口が白くてみずみずしいものを選ぶようにしましょう。
購入したあとは、葉が茶色く変色しやすいので、乾燥を避けるためにもビニール袋に入れて冷蔵庫で保存します。2~3日で食べきるようにしましょう。さっと茹でて冷凍しておくと長期保存も可能です。
おすすめ調理法
生食もできるので、サラダにしてもおいしく食べられます。塩漬けにして漬物のようにして食べることもあるそう。
火の通りが早いのも特徴で、パスタに入れたり、天ぷらにしたりしても。ザーサイのような食感を活かして、中華風にアレンジするのもおすすめなんだとか。
私も早速一品作ってみました。薄切りにした子持ち高菜に塩少々をふって水気を絞り、白髪ねぎ、桜エビと一緒にごま油で和えました。とても簡単な一品ですが、子持ち高菜の食感が楽しく、風味も良くておつまみにぴったり。
葉の部分は少しほろ苦さを感じますが、全体的にほとんどクセがなくて食べやすいので、色々な調理法が楽しめそうです。お店で見かけたら、ぜひ試してみてくださいね。
3月の畑通信:とうもろこしの種まきをしました!
nullこんにちは! 畑通信の新担当、阿部です。
3月上旬にとうもろこし(スイートコーン)の種まきをしました。5月に収穫できる予定です。
とうもろこしは、普通はもう少し暖かくなった4月くらいに種をまくことが多いです。私たちが種まきを早めにしているのは、虫対策。気温が上がるにしたがって虫が増えてくるのと、成長して花が咲くとさらに虫が集まってきやすくなるので、その前にある程度大きくして虫の害を避けるという狙いがあります。
無農薬栽培には、薬を使わずに虫の害を防ぐための工夫がたくさんあるんですね。
実の育ちをよくするため、とうもろこしは1株から1つの実(雌穂)しか収穫しません。ほかの実は途中で間引くことになるのですが、これが「ヤングコーン」として食べられているもの。こちらも短い期間のお楽しみです!
【取材協力】
神楽坂野菜計画
東京都、神楽坂にある八百屋さん。取り扱うのは、全て農家直送の無農薬栽培/特別栽培の野菜。野菜のほか、無添加調味料・お店の野菜を使用したオリジナル食品などの開発も。
年間700種類、常時250種類の野菜・加工品を揃える一方、東京都日の出町にて自社農園も経営し、サラダハーブなどの栽培にも取り組む。
公式ホームページ:https://yasaikeikaku.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/kagurazaka_yasaikeikaku/