おいしくて健康効果も抜群!
nullこんにちは。楠みどりです。3月初旬の店頭には、いちごや柑橘類、鮮やかなグリーンの葉物野菜など、ぐんと春らしい彩りが増えていました。
さて今回は新玉ねぎを取り上げます。新玉ねぎの旬は2月下旬から5月くらい。この日の神楽坂野菜計画では、淡路島産と、静岡県磐田産のものを取り扱っていました。玉ねぎの産地として有名な淡路島産の新玉ねぎは、サイズは小さいものの、柔らかくて甘みが強いのが特徴。また、磐田産の新玉ねぎは大きくてしっかり固めの食感、保存性が高いそうです。
ねぎ類に共通の香り成分で、切ったときの涙の原因ともなるのが硫化アリル。コレステロールの代謝を促し、血液をサラサラにして動脈硬化、高血圧、糖尿病、脳血栓などを予防すると言われています。おいしい上に健康にも良いのはうれしいですね!
選ぶときはみずみずしいものを!保存方法は?
新玉ねぎを選ぶ際は、みずみずしくてハリがあり、切り口が茶色く変色していないものを選びましょう。水分が多く長期保存が難しいため、新聞紙に包んで冷蔵庫で保存し、早めに食べ切るようにしましょう。
調理のコツとおすすめの食べ方
新玉ねぎの魅力は何といってもみずみずしさと甘み。繊維を断ち切るように切るとより甘みを感じられるそう! 繊維に沿って切るとシャキシャキの歯触りが味わえます。
生で食べるときに水にさらしたりもしますが、新玉ねぎは辛みが弱いので、水にさらさずに、スライスしたあと10分程度放置して空気にさらすだけでも十分です。栄養の損失も防ぐことができます。
前述した硫化アリルは加熱すると糖度の高い成分に変化するので、血液サラサラ効果を期待するなら生食が一番です! スライスしてかつお節と一緒に豆腐にのせたり、マグロと和えたり。
硫化アリルは減ってしまいますが、新玉ねぎは水分が多いため加熱すると柔らかくとても甘くなるので、オニオンリングフライにしたり、にんにく醤油をかけてステーキソースにしたりすると、ごはんが進むおかずになりますね。
玉ねぎは通年手に入りますが、新玉ねぎが出回る時期は限られているので、ぜひ旬のおいしさを満喫してください!
3月の畑通信:ルッコラの菜花、食べたことありますか?
nullこんにちは。新しく畑通信の担当となった阿部です。東京都日の出町で無農薬・無化学肥料で野菜作りをする様子を毎月お届けしていきます!
春野菜の代表格である「菜花(菜の花や小松菜などのつぼみや花茎、若い葉の総称)」ですが、現在私たちの畑で収穫しているのはちょっと珍しいルッコラの菜花。
ハーブの一種であるルッコラを長く育て、花茎が育ってきたものを収穫します。ルッコラの葉もピリッとした辛みと独特の香りがありますが、それをぎゅっと凝縮した味と香り。ルッコラが好きな方にはとてもおすすめです!
菜の花など、アブラナ科の植物は黄色い花が多いのですが、このルッコラは白いかわいい花が咲くのも特徴です。このあと、こちらも珍しいケールの菜花も登場します。畑も春らしくなってきました。
阿部 智宏
前職は人材派遣会社の営業(!)。以前から料理やお菓子作りが趣味で、食に関わりたい、体を動かして働きたいという思いが高じ、2021年より農業に従事。全くの未経験から、野菜作りのスキルや知識を広げるべく勉強中です!
【取材協力】
神楽坂野菜計画
東京都、神楽坂にある八百屋さん。取り扱うのは、全て農家直送の無農薬栽培/特別栽培の野菜。野菜のほか、無添加調味料・お店の野菜を使用したオリジナル食品などの開発も。
年間700種類、常時250種類の野菜・加工品を揃える一方、東京都日の出町にて自社農園も経営し、サラダハーブなどの栽培にも取り組む。
公式ホームページ:https://yasaikeikaku.com/
公式Instagram:https://www.instagram.com/kagurazaka_yasaikeikaku/