「チョーヤ梅酒」と「Upcycle by Oisix」がコラボ！梅酒の梅がアップサイクルで、おいしいドライフルーツに

『チョーヤ梅酒』は、紀州産を中心に国産梅を100％使用した梅酒づくりを行っています。生産者と共に土づくりから取り組み、熟度が高く、香り豊かな梅を厳選して梅酒に使用。「自然の梅果実全部をおいしく食べてもらいたい」ということで、梅酒に漬けたあとの梅が入った梅酒や、そのままの梅も販売しています。それでも製品化できなかった梅は、家畜の飼料や畑の肥料として活用しているそう。

「肥料より飼料、飼料よりおいしく食べてもらいたい」と話す『チョーヤ梅酒』の森田英幸さん。こだわって育てられた梅の実だからこそ最後までおいしく食べてもらいたいとの思いから、今回のコラボが実現しました。このプロジェクトのフードロス削減量は、1商品当たり120gになるそうです（※食品として活用される量を換算）。

今回のコラボでは、『チョーヤ梅酒』が梅酒で使用した梅をJA紀南（梅の生産者を取りまとめている組織）が再び買い戻し、梅生産者のみなさんがそれをドライフルーツ加工し「Upcycle by Oisix」に出荷するという仕組みに。

簡単に説明すると、こんな流れです。

JA紀南（梅の生産者を取りまとめて梅を販売）→チョーヤ梅酒（梅酒を作る）→JA紀南（梅酒作成後の梅を購入し加工）→「Upcycle by Oisix」が梅加工商品を仕入れ、販売

「梅の産地での雇用を確保しながら事業化しています。これによって、生産者の収入やモチベーションが向上しただけでなく、フードロスも削減できます。三方よしの取り組みです」（『オイシックス・ラ・大地』東海林園子さん）

梅の可能性を追求し、より進化させたものを届けたいと願う『チョーヤ梅酒』と、より多くの人に丹精込めて育てた梅を食べてもらいたいという生産者の願いも叶える、環境負荷を低減した新商品の誕生です。

梅酒づくりで使われた梅を丁寧に種抜きし、独自の製法でしっとりと仕上げられたのが「梅酒から生まれたしっとりドライフルーツ」です。

名前にあるように、しっとりしたドライフルーツ。ドライレーズンに食感が似ていると感じました。ただ、食べてみると味は、もちろん梅。梅酒の梅をいつも食べている筆者にとっては、梅がちょっとグミのようになって、味が濃縮された印象。梅の新たな味わい方が楽しめます。

お酒を強く感じることはありませんでしたが、アルコールは多少残っているようなので、小さいお子さまなどは注意してください。

今回の新商品発売を記念して、『チョーヤ梅酒』が運営する「The CHOYA 銀座 BAR」では、梅づくしアフタヌーンティーのコースが期間限定でいただけます。ドライフルーツもコース内の5つのメニューに使われており、梅のさまざまなフレーバーを満喫できるアフタヌーンティーです。

梅はチーズともよく合いますが、レーズンバターならぬ梅バターのおいしさときたら！　アフタヌーンティーでは、オードブルの梅ドライフルーツ＆ナッツバターのメニューで食べられます。アフタヌーンティーメニューを参考に、自宅でアレンジするのもいいですね。