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愛媛の特産「松山あげ」にハマっております!【81歳の料理家・祐成陽子さんの、ずっと美味しいモノ】#27

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御年81歳でありながら、今だ“おいしいもの”や“料理”への探究心は衰え知らずの料理家・祐成陽子さん。祐成さんに私たち普通のママたちが身近に買えるおいしいものを選んでいただく【料理家・祐成陽子さんの、ずっと美味しいモノ】の連載。今月は100年以上の歴史を持つ、愛媛の「松山あげ」をご紹介します。

明治時代からあるロングセラー商品

先日、いつもお世話になっているヘアスタイリストの方に教えていただいた「松山あげ」。愛媛の特産品とのことですが、東京生まれ東京育ちの私は知りませんでした。最近は東京のスーパーのあちらこちらでも取り扱っているようですね。
この「松山あげ」、“あげ”とありますが、ただの油揚げではないんですよ。特長を挙げてみましょう。

●常温で約3カ月もつ
一般的な油あげは、冷蔵保存でも7日ほどしかもちません。でも「松山あげ」は常温保存で約90日日持ちする。

●独特の食感
「松山あげ」は、豆腐を3mmほどにスライスし、ギリギリまで圧縮して水分を取り除いてから菜種油で揚げて作られているため、独特の“サクフワ食感”をもつ。

●油抜き必要なし
油あげに油抜きは必須だが、松山あげは、油抜きは不要。手で割るなどしてすぐに使える。

●添加物など一切使用せず
化学的な添加物を一切使用せず、遺伝子組み替え大豆も使用しない、まさに自然食品。

こうして見ると日本に昔からある食ってすごいですよね。

「松山あげ」を散らすだけでコクが出ておいしくなる

「松山あげ」が便利なのはどんなものにも合うこと。「ちょっと物足りないな……」というときにこれを散らすだけでコクが加わりおいしくなるんですよね。

写真はかぼちゃのポタージュにクルトン代わりに散らしたのですが、これが実に合うんです。かぼちゃに限らず、コーンポタージュやじゃがいものポタージュにちらしてもおいしいですよ。

さっぱりとした“たたききゅうり”に散らしてもおいしいですよ。油分が加わるってやはりおいしくなる秘訣ですよね。夏は酢漬けの野菜なんかに合わせてもきっとおいしくいただけますよ。

黒豆ごはんに「松山あげ」を

まさに“和”の滋味が楽しめるごはんです。

黒豆は洗ってひと晩、水に漬けておき、翌日お米と一緒に炊きます。炊き上がった黒豆ごはんに「松山あげ」を砕いて混ぜ込みます。青じそをのせ、塩をふって食べてみてください。

黒豆ごはんそのままでももちろんおいしいのですが、「松山あげ」を加えることでぐっと味に深みとコクが出てさらにおいしくなります。

「松山あげ」を製造している『程野商店』のホームページでは季節ごとだったり、愛媛の郷土料理ならではの使い方も紹介していて、見ているだけでも楽しいんですよ。ぜひこちらもご覧になってみてください。

 

※商品は祐成陽子さんが購入したものです。


【取材協力】

祐成陽子

祐成陽子クッキングアートセミナー校長。

食べること、作ることへの“好き”が高じて、1965年、主婦の経験を生かし、料理教室をスタート。1987年には、日本初のフードコーディネーター養成学校を設立。輩出した生徒数は4,000人超え。卒業生には、タレントで国際薬膳師でもある麻木久仁子さん、人気フードコーディネーターSHIORIさん、料理家のほりえさちこさんなどがいる。

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