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カラフルなパプリカには美容にもうれしい栄養がたっぷり!おいしさキープの保存方法もご紹介【管理栄養士監修】

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赤、黄、オレンジと見た目から栄養満点のパプリカ。ビタミン類が豊富でお肌にもうれしい効果がたっぷりの野菜です。そんなパプリカの気になる栄養情報から、ピーマンとの違い、冷蔵や冷凍での保存方法、上手な切り方まで徹底解説! 管理栄養士の小原さんに、じっくり教えてもらいました!

鮮やかなカラーがパワーの証!パプリカの栄養

赤パプリカに含まれる主な栄養素(100gあたり)

  • エネルギー:28kcal
  • 糖質:5.6g
  • β-カロテン(ビタミンA):88μg
  • ビタミンC:170mg
  • ビタミンE:4.3mg

チームで抗酸化パワーアップ!ビタミンA・C・E

パプリカに含まれるビタミンAはβ-カロテンとして含まれており、体内でビタミンAに変換されます。

ビタミンA・C・Eには抗酸化作用があり、「抗酸化ビタミン」とも呼ばれています。抗酸化作用のひとつは、細胞の老化を進め、肌のくすみやシミの原因となる活性酸素の産生を抑えることです。

ビタミンA・C・Eを同時に摂ると抗酸化力がさらに上がることも知られていて、まとめてビタミンACE(エース)と呼ばれることも。 この3つを全て含むパプリカは、健康と美容の頼もしい味方といえます。

気になるパプリカのエネルギー(カロリー)と糖質は?

健康と美容に嬉しい栄養を含むパプリカですが、エネルギーや糖質はどのくらいなのでしょうか。同じく鮮やかな色が特徴的なにんじんやかぼちゃと比べてみましょう。(すべて100gあたり)

にんじんやかぼちゃに比べて、パプリカはエネルギーと糖質が少ないということがわかりますね。野菜を組み合わせる料理をするときなどは、参考にしてみてくださいね。

生or加熱、栄養のためにはどっちがおすすめ?

β-カロテン、ビタミンC、ビタミンEをはじめ、多くの栄養素を含むパプリカ。それぞれの栄養素には熱に弱い、空気に弱い、水に溶けやすい、油に溶けやすいなどの性質があるので、調理法によって摂れる栄養が変わります。

パプリカの栄養をなるべく逃さず摂取するには、鮮度のいいものをサラダなどとして生で食べるのが一番です。炒め物など加熱調理するときも、大きめに切ると失われる栄養素を少なくできます。なるべく短時間で調理して栄養損失を防ぐようにしましょう。

ピーマンとパプリカの違いは?色によって栄養に差があり!

パプリカはピーマンを品種改良して生まれた野菜です。本来ピーマンやパプリカの色は完熟の度合いを表していて、未完熟のものが緑、完熟させると赤や黄色になります。

また、パプリカは色によって含まれる栄養に違いがあります。ピーマンと赤、オレンジ、黄のパプリカで比べてみると、赤いパプリカにβ-カロテン、ビタミンC、ビタミンEが多く含まれていることが分かります。(すべて100gあたり)

パプリカの上手な保存方法

冷蔵庫で保存するときは

丸ごとのパプリカを冷蔵庫で保存するときは保存袋に入れて空気を抜き、野菜室に入れます。保存目安は1週間程度です。

切ったパプリカの場合はヘタと種を取り除き、切り口から全体をキッチンペーパーで包み、さらにラップで包み、野菜室で保存します。切ったものはなるべく早く使い切るようにしましょう。

冷凍可!丸ごとでも切ったものでもOK

丸ごと冷凍庫で保存するとおいしさが長持ちします。丸ごとラップで包み、ジッパー付きフリージングバッグに入れます。この時、できるだけ空気を抜くようにしましょう。使うときは5分程度常温に置くと、包丁が入るようになります。

少しずつ使いたいときは、用途に合わせて切ってから冷凍すると便利です。パプリカのヘタと種を取り除き、使いやすく切ってからジッパー付きフリージングバッグに入れます。なるべく平らに、空気を抜いてジッパーを閉めてください。平らな状態で冷凍し、凍ったまま調理します。

冷凍したパプリカを解凍すると水っぽくなりやすいので、生食よりも炒め物やマリネなど加熱調理して食べるのがおすすめです。

おいしく、きれいに!パプリカの切り方

くし形切り

パプリカをくし形切りにするには、縦半分に切ってヘタと種を取り除き、外側をまな板につけ、少しずつ動かしながら繊維に沿って切ります。ディップを添えてそのまま食べたり、炒めたり、ソテーにするといいでしょう。

細切り

縦方向の細切り
横方向の細切り

細切りにする場合は、縦半分に切ってヘタと種を取り除いたパプリカをさらに半分に切り、料理に合った幅で切ります。

繊維に沿って切るとシャキシャキ、繊維に直角に切るとやわらかな食感に。サラダやマリネはもちろん、軽い煮込みにも合う切り方です。

角切り

角切りは、料理に合わせた幅で切ったパプリカを横に置き、正方形になるように、同じ幅で切ります。大きめに切ると酢豚などの炒め物やトマト煮などの煮込み料理と好相性です。小さめに切って料理の彩りや、スープの浮き身にすると食卓が華やぎます。

料理の彩りに重宝するパプリカは、健康と美容に役立つ栄養を含んでいます。切り方を変えると食感も変わるので、いろいろな料理で楽しんでくださいね。

 

撮影:田中 麻以(小学館)

【参考】
・厚生労働省「e-ヘルスネット」抗酸化ビタミン
https://www.e-healthnet.mhlw.go.jp/information/dictionary/food/ye-008.html
・文部科学省「日本食品標準成分表2020年版(八訂)」
・ニチレイ「冷凍で食を豊かに ほほえみごはん」【パプリカの保存】冷凍で1ヵ月もつ!凍ったまま料理に使えて便利
https://www.nichireifoods.co.jp/media/12526/
・「からだにおいしい あたらしい 栄養学」吉田企世子監修 高橋書店 2016年
・「ひと目でわかる!食品保存事典」島本美由紀 講談社 2015年

(最終参照日:すべて2021/4/21)

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