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「ビスケット」と「クッキー」似ているけど、違いは何?【食べ物の違い豆知識】

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知らなくても困らない……でも、知ってると誰かに話したくなるような【食べ物の違い豆知識】を紹介するこのシリーズ。5回目は、おやつの定番お菓子。料理研究家・時吉真由美さんからのプチ知識も合わせて読めば、さらに詳しく!

「ビスケット」と「クッキー」の違いって…

食べ始めるとつい何枚も手が伸びてしまう「ビスケット」や「クッキー」。どちらも焼き菓子だけれど、違いってサクサク感?甘さ?そんな疑問を解決すべく調べてみると……。

小麦粉を主原料に、一定の形に焼かれたのが「ビスケット」。かための焼き菓子全般を指すことも

ビスケットは、小麦粉を主原料にして成形された焼き菓子で、焼き菓子の総称でもあります。広い意味では、クッキー、サブレー、クラッカー、ラスクなども“ビスケットの仲間”という扱いです。

イギリスではクッキーを含む焼き菓子全般をビスケットと呼んでいます。

小麦粉にバター・牛乳・卵・砂糖・香料などをまぜて、一定の形に焼いた菓子。広くは、脂肪を多くしたクッキーなども含めていう。広義にはクッキーcookie、サブレーsablé、クラッカーcracker、ラスクrusk、乾パンなどもビスケット類の仲間である。

【出典】デジタル大辞泉 小学館

クッキーはビスケットの仲間だけど、“脂肪分”が多い

クッキーはビスケットの一種で、一般的にはビスケットよりも脂肪分が多く含まれているのが特徴です。ビスケットは一定の形に揃えられるのに対し、クッキーは手作り風に仕上げられることも多い。チョコレートやナッツを加えるなどバラエティも豊かですね。

アメリカではビスケットを含む焼き菓子全般をクッキーと呼ぶそう。

ビスケットの一種で、クッキーはアメリカ式の呼び名。一般にビスケットより脂肪分を多く配合し、さくさくとした手作り風に仕上げたものが多い。
チョコレート、ナッツ、レーズンなど、各種の副材料を配合し、形もさまざまである。

【出典】日本大百科全書(ニッポニカ) 小学館

で、つまり「ビスケット」と「クッキー」の違いは…

まず、ビスケットは小麦粉に糖類などを加えた焼き菓子の総称でもあるので、クッキーをビスケットと呼んでも間違いではありません。

ただ、クッキーの方が脂肪分が多め。「全国ビスケット協会」によると、手づくり風の外観で、糖分と脂肪分が全体の40%以上のもをクッキーと定義しています。

また見た目についても、ビスケットは一定の形に整えられていて、クッキーは手作り風。確かにビスケット商品って均一な形をしたものが多いですよね!

日本ではこのようにある程度区別されているビスケットとクッキーですが、イギリスではどちらも“ビスケット”、アメリカではどちらも“クッキー”と呼ばれています。国によって定義や呼び方が違うなんて興味深いですよね。

より“かたい”のはどっち?

ビスケットとクッキーは食感にも違いがありますよね。

料理研究家・時吉さんによると、
「クッキーはバターで風味やコクを出してサクサクっとした食感で、ビスケットはクッキーよりもかための歯触りに仕上げられたものが多いですよね。

ビスケットによく使われるショートニング(主に植物油を原料としたクリーム状の油脂)には、バターのような風味やコクがないので、サクサクとした食感を生み出しつつ、素朴な味わいになるんですよ」(以下「」内、時吉さん)

なるほど! 油分となる材料や配合の違いで、味わいや食感が変わってくるんですね。

「ビスケットの語源は、ラテン語の“二度焼き”という意味の言葉からきています。とにかく水分を抜く=かために仕上げて日持ちさせる、いわば保存食だったんだと思います」

調べてみると、ビスケットはイギリスでパンを保存するために薄く切って二度焼きしたのが始まりとのこと。もともと保存食だったのが、糖分などが加えられてお菓子となっていったんですね。

バターの風味たっぷりのクッキーはおやつに最高!だけれど、カロリーが気になるならビスケットの方がよさそう……。これからはそれぞれの違いを意識して選んでいけそうです。


【取材協力】

料理研究家 時吉真由美

(株)Clocca代表取締役 cooking Clocca代表
土井勝料理学校をはじめ各地の料理教室講師のほか、ZIPMOCO’Sキッチン」「中居正広の金曜日のスマイルたちへ」などTV・出版物等のフードコーディネートや、料理、レシピ制作などで幅広く活躍中。

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