暑い夏でも「ショーパン」「バミューダ」をはきたくない派が約8割!
nullはじめに、「この夏、外出時に“ショートパンツ”や“バミューダパンツ”をはきたいと思いますか?」という質問をしました。
はきたい・・・24人(24%)
はきたくない・・・76人(76%)
調査の結果、約8割の人が「はきたくない」と回答する結果になりました。「はきたい」と回答した人の中でも実際に「ショートパンツ」や「バミューダパンツ」をはいている人はたったの7人(7%)という実情が明らかに。皆さん一体どういった理由でこれらのアイテムの着用を避けているのでしょうか……!? その理由を詳しくみていきましょう。

脚の露出は若作り!? 脚を他人に見せたくないから
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ショートパンツやバミューダパンツを「はきたくない」人の割合を年代別に見てみましょう。
30代・・・60%
40代・・・74%
50代・・・80%
年代が上がるにつれて抵抗感もやや強くなる様子です。それぞれの年代ごとに「はきたくない」と思う理由をうかがいました。
【30代】
「もうアラフォーなのでさすがに生足は厳しい」(36歳女性/コンピューター関連技術職/はきたいと思わない)
「若々しいから年齢的にアウトだと感じるから」(38歳女性/総務・人事・事務/はきたいと思わない)
【40代】
「アラフォーにショートは無理。そもそもバミューダパンツは何なのかよく分からない」(44歳女性/主婦/はきたいと思わない)
「引き締まりがなくなった足をなるべく見せたくない。スタイルが悪く見える」(46歳女性/その他/はきたいと思わない)
【50代】
「パジャマや部屋着なら良いが、年齢とスタイルに自信がないので外出時にはとてもはけない」(53歳女性/総務・人事・事務/はきたいと思わない)
「50代にもなって脚をさらしたいとは思わない」(54歳女性/主婦/はきたいと思わない)
「ショートパンツ」や「バミューダパンツ」をはきたくないと思う理由の筆頭が、脚を見せることへの抵抗でした。30代・40代・50代ともに脚の露出=年齢感に合わないことと考えて、はくことに抵抗を持つ人が多い様子です。

ヒザ丈前後でやや細身が特徴の「バミューダパンツ」
ちなみにバミューダパンツとは、ヒザ丈前後でやや細身のパンツを指します。イギリス領バミューダ諸島で広く着用されていたことから名付けられました。長くリゾートスタイルに用いられてきましたが、近年では流行のパンツとして街中でも見かけるようになりました。
一般的にショートパンツより長めの丈なので、短いパンツに抵抗がある人でもトライしやすいかもしれません。
日焼けや虫刺されが気になる…などその他の理由
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「冷房下の冷え対策として、できるだけ肌を露出しない服装を心がけています」(30歳女性/その他/はきたいと思わない)
「紫外線にさらされることになり日焼けが気になるから」(51歳女性/主婦/はきたいと思わない)
「蚊に刺されやすい体質なので夏場の肌の露出は最低限にして過ごしている」(54歳女性/主婦/はきたいと思わない)
「直接太陽光に当たる方が暑い」(54歳女性/金融関係/はきたいと思わない)
冷房の冷え対策や紫外線による日焼け、蚊などの虫刺されを心配して短い丈のボトムスをはかない選択をしている人も。確かに外部刺激から物理的に肌を隠した方が手っ取り早い場面もあるので、どれもうなずける理由です。
はきたくない派の「ショートパンツで行ける範囲」の限界はどこまで?妥協点はどこ?
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「深夜、誰にも会わないであろう徒歩3分圏内のコンビニまでなら」(36歳女性/コンピューター関連技術職/はきたいと思わない)
「帰宅後の自宅でのリラックスシーンでしかはかない」(40歳女性/その他/はきたいと思わない)
「家からすぐ近くのゴミ出しと敷地内のポストをチェックするときだけ」(42歳女性/その他/はきたいと思わない)
「コンビニや散歩くらいなら行ける」(55歳女性/その他/はきたいと思わない)
丈が短めのボトムスをはいて外に出られる範囲は、おうち時間の他は“ちょっとそこまで”が多く挙げられました。どれも知り合いに会わないことが共通条件のよう。また、「知り合いに遭遇しない遠方のリゾート地やビーチなら。ショートパンツをはいている人が多い観光地で長い丈を履いていると逆に浮くと思う」(51歳女性/主婦/はきたいと思わない)といった意見も寄せられ、こちらも顔見知りにバッタリ会わないことが前提のようです。
はくなら夏の今がチャンス!はきたい派の理由
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「どんな服を着ても暑いので、ショートパンツを積極的にはいてせめて見た目だけでも涼しくいたい」(34歳女性/総務・人事・事務/はきたい。実際に「ショートパンツ」をはいている)
「夏ぐらいしか足を出す機会ないし年齢的に段々難しくなるから出せるうちに」(35歳女性/その他/はきたい。実際にはどちらもはいていない)
「ルームウェアとしてもはいているし、近所までは出られる。意外とショートパンツで歩いている人がいる」(42歳女性/総務・人事・事務/はきたい。実際に「ショートパンツ」をはいている)
「ほつれや汚れがない、外にはいて出かけても恥ずかしくない物であれば良い。年齢的な恥ずかしさも少しありますが、ちゃんと手入れされているものならオシャレとして楽しいと思える」(45歳女性/その他/はきたい。実際にはどちらもはいていない)
「暑さを緩和するのにピッタリなアイテムだから」(58歳女性/その他/はきたい。実際に「ショートパンツ」と「バミューダパンツ」をはいている)

40代編集部員のショートパンツコーデ。ユニクロの多機能ショートパンツにリネンシャツを合わせてメンズライクに。子どもと一緒に水遊びする際にも役立つそう。
「はきたい」と答えた人に共通しているのは“夏”だからこそはける!という季節感。脚を露出することに抵抗を抱く人も多いようですが、短い丈をはけるのはやはり夏の間! 単なる暑さ対策としてだけでなく、思い切ってショートパンツやバミューダパンツを主役にしたコーディネートを考えてみるのも楽しそうですよね。
今回は、夏場のオトナ女子のショートパンツとバミューダパンツ事情についてお届けしました。体型や年齢感などと約8割の人が抵抗を持っているということが明らかになりました。しかし、実際にはいていると答えた人の理由にみられるように、快適さや見た目の涼しさを手っ取り早く取り入れられるのは、短い丈のボトムスなのかも。涼しさの快適度のみならず、気持ちの快適さとも折り合いをつけて、過酷な夏を乗り切るファッション探しをしていきましょう!

三上 六花(みかみ ろっか)。ライター。
美容ジャーナリストのアシスタントを経て独立。持ち前の旺盛な好奇心をアンテナに美容ワールドを探索中。
映画と漫画をこよなく愛し、帰宅後は隙あらば即エンタメタイムの多趣味人。週に15番組ほど聴く、生粋のラジオリスナー。