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「MUJI Labo」のボーダーカットソー(4,990円)は襟ぐりの「黒」が引き締める!【4ケタアイテムで叶えるオシャレvol.56】

kufura読者の中にも、愛用者が多いと思うボーダーカットソー。でもこんな悩みはありませんか? 「みんなとコーディネートがカブる」「なんだかほっこりして見える」……。私も、色やシルエット違いで数枚もっていますが、会う人によっては、「おそろいになっちゃうかも!」と、避けてしまうことも。でも「カブる」については、あきらめの部分もありますが、「ほっこり」については、選び方とコーディネートの工夫で、クリアできるはず!

 

襟ぐりの「黒」が、顔まわりの印象を大きく変える!

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その答えのひとつとなりそうなのが、今回ご紹介するMUJI Laboの「天竺編み クルーネック長袖Tシャツ 男女兼用・黒ボーダー」。MUJI Laboは、無印良品の中のスペシャルラインで、「性別や年齢、体型に関係なく着用できるサイズ感の服」がコンセプト。販売店舗は限られているのですが、オンラインでも購入できます。無印良品の商品名は、ていねいなので長いですね。

 

毛羽立ちが少なく、ソフトなコットン素材を使用したベーシックなカットソー。ドロップショルダー&ゆったり身幅で、リラックスして着られるシルエットになっています。
MUJI Laboは男女兼用なので、サイズ展開が独特ですが、3サイズあるうちの、最も小さいタイプを選びました。それでもゆとりは十分。

価格:4,990円(税込)
素材:(本体)綿100%(リブ部分)綿65%、ポリエステル35%
サイズ:XXS-XS(男女兼用)

世の中に、数多く存在するボーダーカットソーですが、私がこちらを推す理由はふたつ。

ひとつは、ほっこり回避に効果的なモノトーン配色ですが、もうひとつ注目したいのは「襟ぐりのリブが黒い」ところ! 

これがあるとないとでは大違いで、黒で顔まわりが引き締まって見えるぶん、ボーダーを着ていても都会的な印象に。ボートネックタイプだと、こうはならないんですよね……。

「脱・ほっこり」で考える大人のボーダースタイル

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ちなみに、ボーダーカットソーをほっこり見せない工夫のひとつに、「そでをたくし上げる」があります。

特にモノトーンのボーダーはコントラストも強く、上半身にインパクトが出がち。ですが、そでをキュッとたくし上げることで、ボーダーの面積が少なくなるだけでなく、抜け感も生まれるんです。シルエット全体も女性らしくなるから、ぜひ試してみてください。それを前提に、コーディネートもご紹介していきますよー。

【Style01】デニムとの王道コンビもフェミニンな小物で盛って

ニット・パンツ/ユニクロ(パンツのすそはセルフカット) ネックレス/頂き物 バッグ/ノーブランド 靴/ロックポート

ボーダー×デニムこそ、周囲とカブりがちコーディネートですが、小物で差をつけて。パールネックレス、かごバッグ、バレエシューズと、フェミニンなアイテムを連投して、カジュアル感を抑えました。

カットソーの襟元が黒いから、パールネックレスも映えるというもの。世代を問わず愛される、永遠のパリジェンヌ・スタイルに!

【Style02】ロングスカートを合わせて大人の週末スタイルに

スカート/ラコレ ジャケット/H&M(メンズ) バッグ/L.L.ビーン バングル/頂き物 靴/コス

図らずも「全身kufura」になってしまった……。

スカートは【連載vol.52「ラコレ」のベロアスカート(4,290円)】、ジャケットは【連載vol.18「H&M」のメンズジャケット(3,999円)】で紹介したもの。今でも愛用しています。

ボーダーをシックに着こなすために、ベロアのロングスカートで、ちょっとだけエレガントな要素を。アウターはフライトジャケットで辛口にし、カジュアルだけど落ち着いた雰囲気を大事にしました。

意外と悩んだのが足元なのですが、スニーカーよりもボリュームのあるメンズ靴のほうが、ほっこり回避には効果的です。

定番アイテムこそ「どう着るか」を見越したセレクトを

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上からカーディガンを羽織れば、今からでも活躍させられるボーダーカットソー。定番アイテムだからこそ、なんとなく選ぶのではなく、はっきり理由をもってセレクトするのが大切です。

たとえば、「このカットソーは、そでをたくし上げて着るのが大前提」というようなことを書きましたが、決して「だったら半そででいいのでは……」とは言わないで。半そでのボーダーはカジュアル感が高く、まったく違う印象になってしまうんです。

このカットソーも、ドロップショルダーの長そでをたくし上げて着ることで、シルエットが丸みを帯び、女性らしく着られることを見越してセレクトしたもの。こうやって「どう着るか」まで考えられると、長く活躍させられると思います。

意外と計算してるんですよね、えっへん。

今日もいいお買い物、できました!

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editor_kao

フリーエディター。ファッション誌の編集プロダクションに勤務の後、独立。現在は大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。現在Domaniでも「今日からは、自分のために服を着たい」を連載中。また、インスタグラム@editor_kaoでは私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。

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