ベーシックアイテムだから、すでに色違いでもってます
null私がおすすめするのはこちら、ユニクロのメンズアイテム、「プレミアムラムタートルネックセーター」です!
私がこのニットを知ったのは数年前で、すでにネイビーとキャメル(こちらは今季はなし)の2色を所有。あまりに便利で、冬になると週に2日は着ていましたが、今回、初めて淡い色調のグレーを選んでみました。定番カラーのほかに、毎年シーズンカラーが登場するのですが、今はダークブラウンとブルーが展開されている模様です。どの色も素敵なので、自分の好きなものを選べばいいと思います。
しかしながらこのニット、ものすごくベーシックにもかかわらず、販売店舗がかなり限られているので要注意。同じプレミアムラムシリーズでも、クルーネックとVネックはあるんですよ。でもタートルは、大型店舗でないと見つからない。しかもショップの隅のほうに、すまなそうに置かれているんです。男性は、厚手かつ首が詰まったニットって苦手なのでしょうか……?
でもでもでも! このニットを愛してやまない私は、廃盤になることだけは絶対に避けたい。そういうわけで、これまでも草の根運動で、友人や家族にこのニットのすばらしさを広めていたのですが、いよいよ大々的にアピールできる機会となりました。ぺこり! 近くで見つからない方は、ぜひオンラインで!
合わせるボトムを選ばない、奇跡のバランスなんです
nullこのタートル、本当に不思議なのですが、どんなボトムにも合うんです。程よいゆとりと、長めの丈感のおかげでしょうか。細身パンツもワイドパンツも、タイトスカートもフレアスカートもバランスよく決まる。それも、ちょっと今どきな感じに見えるんです。百聞は一見にしかず、というわけで、コーディネート実例はこちら!
【Style01】さわやかカラーのタックパンツで軽やかに
ニットのグレーと相性のいい、淡いミントグリーンのタックパンツを合わせて。ベーシックなシルエットのパンツが、ニットのボリュームで今っぽいバランスになります。パンツの延長線で、バッグはブルーを選んできれい色を強調。洋服のトーンを邪魔しないよう、足元はヌーディなバレエシューズに(これに白ソックスを合わせます)。
【Style02】ボリュームスカートとゆるっとシルエットを楽しむ
ゆるっと加減が程よいので、意外とボリュームのあるボトムとも好相性。コットン素材のベージュのマキシスカートで、カジュアルに仕上げています。赤いチェックのストールが、トラッドなアクセントに。さらに白のバッグと靴で抜け感を。
ちなみにタートル部分は折りたたまず、伸ばして着るのがおすすめ。メンズなので首まわりが窮屈すぎず、ゆるーく立ち上がるのが、かわいいんです。
日々着るものは、無理せず手にできるほうがいい
null正直、この手のニットって、街にあふれかえっていますよね。メンズでなくても、各ブランドがこんな感じの、オーバーサイズタートルを展開しています。体型カバーにもなりますし、世代を問わず着こなせるのも優秀。
その中でも、なぜ私が、このユニクロのタートルをおすすめするかというと、価格はもちろんですが「自宅で手洗いできる気楽さ」や、「大げさすぎないシルエット」にもあります。
リアルに週2で着ているんですから、いちいちクリーニングに出してなんていられません。あと、食べ物や飲み物をこぼしちゃったという不足の事態にも、顔が青ざめない。一張羅は、着るとワクワクするけど、汚しちゃいけないという緊張感もつきものですが、このニットなら大丈夫!
「大げさすぎないシルエット」というのは、いいブランドのニットって、立体的で凝ったものが多いけど、そうではないプレーンさが、かえって力が抜けた着こなしに。週2ペースのアイテムとしては、加減がいいのです。
なんだかんだで、毎日慌ただしいじゃないですか。私が言うのもどうかと思いますけど、洋服のことばかり、考えてはいられないのです。 日々着るものは、コーディネートもケアも無理しないものがいい。それでいて、なおかつデザインも気に入っている……そういうアイテムに出合えたら、幸せだと思います。
今日もいいお買い物、できました!
editor_kao
エディター。大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。現在Domaniでも「今日からは、自分のために服を着たい」を連載中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。