生理用吸水ショーツ選びのポイントは他にも!
null・むくみがちならハイレグがいい
本当によく考えられているな〜と思うのですが、生理中のむくみが少しでもよくなるよう、足の付け根の鼠蹊部(そけいぶ)を圧迫しないデザインになっていたのが『Rinē』と『Nagi』。
冷えやむくみなど生理中の困りごとは人それぞれだと思いますが、体の調子にあわせて選ぶのもポイントです。
・初めて買うなら、吸水面がおしりまであるものが安心
比べてみるとどのブランドも大きく分けて2つの型があります。それは吸水面がお尻まであるかないかです。普段から量が多かったり、ナプキンをしていても漏れた経験がある方は、お尻まであるタイプを選ぶと安心ですよ。
洗い方:つけて水洗い・ネットに入れて洗濯機OK
吸水ショーツのお手入れ方法洗い方ですが、各社とも共通して、水またはぬるま湯で洗って経血を流してから洗濯ネットに入れて、洗濯機で洗うお手入れを推奨しています。
筆者はお風呂に入っている間つけおきして、上がるときに水洗い。その後、洗濯機に入れるのがルーティンになっています。ナプキンのゴミ捨てが本当に好きではなかったので、洗濯の方が楽だなと感じています。
月経カップって痛くない?気になる使用感や使い方
null最後に「月経カップ」についてご紹介させてください。冒頭でお伝えした通り、私の結論は「吸水ショーツと月経カップのW使い」がオススメです。
私は、ドイツ製の月経カップ『メルーナ』の、クラシックタイプ(初心者向けの柔らかさのもの)を楽天で購入(税込3,960円)。『メルーナ』の素材は、ドイツでは医療器具や哺乳瓶の乳首にも使われていることが購入の決め手でした。
月経カップは、生理が始まって使い始める前に煮沸消毒が必要。といっても水のなかに入れてレンチンすればOK! 感染症のリスクがあるため、このひと手間が億劫に感じる方にはオススメできません。
気になる使い心地について、膣内に挿入するとき痛いかなと心配だったのですが、しっかり折り畳むのが痛くならないコツ! 溜まった経血量も目で確認できるので、健康チェックにもなりますよ。
月経カップの使い方
使い方は半分に折ってさらにそこから縦半分に折り、タンポンを入れる要領で背骨にむかって押しあげるように使います。外すときは、ステム(先端の尻尾部分)を引っ張りながら取り出し、カップ内に溜まった経血を流してまた戻す作業を繰り返します。
『メルーナ』 の月経カップは最長8時間装着できるそうですが、私は生理1日~3日目はトイレに行ったタイミングで着脱しています。
どうしても外す時に、多少経血が指先についてしまいますが、血まみれに!ということはありません。汚れをなるべく最小限にするには、ステムだけ触るようにするのがコツ。心配な方は、あらかじめトイレットペーパーをちぎって備えておくと安心ですよ。そして、取り出す時はうっかり手を滑らせてトレイに落とさないようにご注意ください。私は一度ひやっとしたことがあります……。
トイレに行けない時や2日目などは経血量が多くて漏れる場合もあるので、吸水ショーツとの併用がオススメです。吸水ショーツをお持ちでない方は、ナプキンと併用いただくといいと思います。
月経カップのサイズ感は5cm弱。生理が終わったらまた電子レンジでチンして煮沸消毒。キッチンペーパーに包んで保管しています。
月経カップを使いだして、膣を締める感覚というか、経血をトレイで出す感覚が養われたからか、なんだか生理の期間も短くなった気します。
“生理の日”を少しでもご機嫌に過ごすために
null筆者は、生理がじまりそうだなと思ったら『Nagi』の「slim」をはいて過ごして、2日目からは『Bé-A』か『Rinē』のFull+月経カップの組み合わせ。終わりかけは『Hogara』か『ユニクロ』の吸水ショーツだけで過ごす……というのが習慣になっています。
災害時用にタンポンとおりものシートはストックしていますが、日常でナプキンを買ったり持ち歩いたりするストレスが減って本当に楽!
今回ご紹介した「吸水ショーツ」や「月経カップ」は、まだまだ見慣れない新しいプロダクトではあるものの、いざ使い始めるともう元には戻れない使いやすさがあります。日進月歩で進化していくフェムテックから目が離せません!