子どもの外遊びやママチャリでの送迎、屋外での習いごとなど、冬の子育ては寒さとの闘い! 最近は冷え性も加速して家の中でも家族でひとり着ぶくれして寒さをしのいでいる私が使い心地を試してみました。
モバイルバッテリーを使って、電気の熱で服を温める!
ブルゾンやパーカータイプ等が発売されているのですが、秋はアウターとして、冬はコートのインナーに、そして家の中でも使えそうなベストタイプが気になったので『FNCTヒートシリーズ「インナーヒートベストセット」』(専用バッテリー付き 税込9,900円)を選びました。
シート状の熱源が背中の首に近い部分に内蔵されていて、ケーブルとバッテリーをつないでスイッチを入れると温まる仕組みです。
それでは、寒い時期の子育てに使えるシーンをシュミレーションしながら実際に着て使ってみた感想をお伝えします。
【使える理由:その1】ヒーター内蔵なのにスッキリ着れる
nullこのベストに内蔵されている「カーボンナノチューブヒーター」というシート状のヒーターは、約0.05mmと極薄! コードやフィルムタイプのヒータに比べて断然薄く、ムラなく素早く発熱します。しかも柔らかい繊維でできているので、重みやごわつきを感じず、子連れでの慌ただしい動きを邪魔しない軽い着心地です。
後身頃はインナーゴムでシェイプされたデザイン。全体的にスリムでシンプルなシルエットなので、上からジャケットやコートをはおっても着ぶくれしません。襟元のスナップボタンでVネック仕様にできる工夫もあり、隠せるインナーとしても超優秀です。
【使える理由:その2】忙しい朝も速攻であったかい!
null”着るヒーター”と評される実力を試したところ……なんと、スイッチオンから10秒で温かさを感じ始めました! 背中の肩甲骨の間にカイロを貼っているような感覚なのですが、カイロよりも温かさを感じるのが早いのでは?
アイリスオーヤマさんの実験によると、ヒーターが内蔵されているのは首に近い背中なので、体の芯から効率よく温まるとのこと。スイッチを入れて約30秒で背中全体が温かくなるそうです。
例えば冬の朝、部屋が温まっていないうちからキッチンに立つ時や、寒空の下でママチャリを漕ぎ出す時、このスピード感は頼りになる!
【使える理由:その3】外遊びのシーンに合う温度調節機能
null私が試したのは、昼間はまだカットソーのみで過ごせるけれど、朝夕は羽織りモノが欲しい秋の初め。学校から帰った子どもたちの公園遊びを見守るため、ベストをはおって出動しました。
子ども達は半袖で走り回っていましたが、日暮れとともに風も出て母は凍えてしまいます。温度調節をレベル1でスタートして、帰るころにはレベル3まで上げて寒さをしのぐことができました。
もっと寒くなったらカットソーをニットに替え、厚手のコートも羽織れるし、レベル4まで温められるので真冬の外遊びも怖くない!と実感。
ベストの上からコートを羽織ってみたら、さらに背中が温かさに包まれているような感じがして、赤ちゃんをおんぶしていた頃を思い出しました。
外気の変化だけでなく、一緒に追いかけっこをしたり、じーっと座り込んで砂遊びをしたり、子どもの遊びに合わせて細かい温度調節ができるのはありがたいです。
実用性を追求するなら…使い勝手に不便を感じたところは?
他にも…
・バッテリーを外せば、ケーブルを含め手洗いなら水洗い可。
・ポケットはスマホや小物が落ちないようにチャック付き
・撥水加工と防風加工で雨風にも強い
などなど、ママライフに使える実用性がそろっているのですが、欲を言えば……
・バッテリーを収納する内ポケットの入り口をもう少し大きくしてほしい
・持ち歩き用のポーチが欲しい
といった、さらに実用性を追求してほしい点もありました。
本格的なアウトドアに使うなら熱源がいくつも付いている方がいいかもしれませんが、実際に使ってみたら、子どものいる暮らしにちょうどいい”使えるワケ”が盛りだくさんのアイテムでした。我が子が乳幼児の頃、毎日公園遊びをしていた冬に欲しかった!
電気の熱であたためるヒートウェアは、寒さと戦う冬の子育ての強い味方になってくれるはず! ベストタイプなら秋から春まで長く使えるので、ぜひチェックしてみてください。
【取材協力】