無印良品らしい、余計なあしらいのない感じがよきよき
null1万円未満(4ケタ)のファッションアイテムから、私が実際に着てみたいと思うものを選んで、コーディネートしてみるこの企画。第4回は「無印良品」のメンズ商品「防水テープ使い 透湿撥水フードジャケット」です。
ボックスシルエットのベーシックなデザイン。フロントのジップ部分が、フラットな防水テープになっていて見た目もキレイです。4色展開ですが、いちばん女っぽく着られそうなダークベージュをセレクト。
すそ周りが意外とタイトだったので、Mサイズを選びました。撥水効果、かつムレにくいストレッチ素材を使用と、機能性もしっかり。目立たないようにサイドポケットも装備されています。いろいろありがたい……。
kufura読者の方には、こういった雨に強いアウターって必須かと思うのですが、雨の日だけでなく、もっとデイリーに活躍させられたらいいですよね。かく言う私も、レイン仕様で選んだわけではなく、純粋にかわいいと思ったから。着心地も軽いので、なかなかお出かけすることのない昨今、近所へ散歩に行くときなどにも便利ではないでしょうか。
が、しかーし! 今回はそういったスポーティなコーディネートは避けてみようかと。デニムを合わせた着こなしとかって、もう想像できませんか? ならばワタクシ、あえて自分に枷(かせ)をかけて、さらなる挑戦をしてみようと思います。だってライバルは昨日までの自分だから!(何ごと?)
フードジャケットの“デニムを使わない”着回しコーディネート
nullとは言うものの、あまりにトリッキーな組み合わせだと、フードジャケットである必要性がなくなってしまうので、そこはあくまでも自然に。フードジャケットのよさは残しつつ、もう少し幅のある着こなしができないかと考えてみました。まずはこちら、黒ワンピースとの組み合わせ!
【Style01】エレガントなブラックドレスとのギャップを楽しんで
フードジャケットのインに、ハリのある素材の黒いワンピースを合わせています。
ちょっとわかりにくいのですがフロントにはタックデザインが、全然見えてないけど(涙)そでもバルーンになった、結構甘めなデザイン。
カジュアルなTシャツワンピースを合わせる方法もあるけれど、こういった、しっかりエレガントなワンピースも、意外性があってオシャレな感じに。
その代わり、バッグと靴は王道のカジュアルアイテムでバランスを取りました。フードジャケットのそで口がゴム仕様なので、たくし上げて、女っぽく着こなすとよりいいと思います。
【Style02】デニムじゃなくカラーパンツにすると印象ガラリ!
フードジャケット×ボーダーカットソーは定番の組み合わせですが、ボトムをデニムでなくきちんと感のあるブルーのパンツにしてみたら……という発想です。
足元もスニーカーではなくバレエシューズ。よりきれいめを意識した組み合わせにしています。パンツはブルーでなくても、イエローやピンク、オレンジなんかも合いそう。フードジャケットとカラーパンツの組み合わせは、清潔感があって素敵ですね。
細かいこだわりですが、フードジャケットの防水テープが黒なので、ボーダーカットソーも黒を選んでいます。
まずはいつもの通勤服と合わせてみると、新しい発見があるかも
null実際にコーディネートしてみて感じたのは、フードジャケットの着こなしの幅は、かなり広いということでした。
カジュアルはもちろん、女っぽくも着られる。そして、黒いワンピースやカラーパンツといった、ふだん通勤服として着ているきちんと系アイテムとの相性もかなりいい。
先ほどのブルーのパンツのコーディネートも、バッグをもっとかっちりさせたら、通勤カジュアルとして活用できそうです。
暖かい季節が、すぐそこまで来ていますが、新しいアウターのチョイスとして候補に入れてみるのはいかがでしょう。薄手なので、寒いときはトレンチコートの下に着るのもいいかなーと、個人的には思ったりもしましたよ。
今回も、いいお買い物できました!
editor_kao
エディター。大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ウエブマガジン「みんなの暮らし日記ONLINE」でコラム『30〜40代、「いつもの服が似合わなくなった」と思う人の服選び』も連載中。