「マム」というより「ガール」って感じ。着こなしが自然とかわいく見える!
null「マム」ってなんぞや……と思って調べたら、「お母さん」のことなんですね。
昔のお母さんがはいていたような、ハイウエストで腰回りや太ももにゆとりがあるジーンズを指します。すそに向けてテーパード(自然に細くなっていく)になったシルエットも特徴的。
実際にはいてみると、お腹まわりがしっかり包まれて懐かしい感覚に……しかしながらストレッチ性もちゃんとあり、今回はゆったり着ようとワンサイズ上げて選んでもいるので、きゅうくつさはありません。
むしろ安心感が心地いい! ハイウエストなので、脚長効果もありますよー。 この手のジーンズって「モード感があるから難しい」と、思う人もいるかもしれませんが、食わず嫌いにならず、ぜひ挑戦してほしいです。
私も、ここまでハイウエストのジーンズは経験なかったけれど、予想以上に優秀でした。ジーンズでも、着こなしが自然とかわいく見えるんです。「マム」という名前だけど印象はどちらかというと「ガール」って感じ。
ちなみに私は身長156㎝ですが、今回はすそ上げもしませんでした。確かに着丈はやや長いのですが、テーパードシルエットなので、実際にはくと足首にすそがたまる、“たぷん”とした感じもニュアンスがあって。
もしくは一度だけ折り返してはいてもバランスよく決まりそう。うーむ、日本人の体型をよく研究している気がする……。
もちろん個人差はあるかと思いますが、そんな気概をこのジーンズからは感じます。 THE大人かわいい!
ハイウエストマムジーンズを着回してみた
nullガーリーな雰囲気のあるジーンズなので、コーディネートもそれを意識して考えてみました。冬から春にかけての季節スライドも、裏テーマになってます。ではひとつめ!
【Style01】ジーンズの存在を生かしてトップスはミニマムに
王道な手法ですが、ジーンズを女っぽく着こなすなら、パリジェンヌ風にまとめるのがいちばん簡単。
ニットをコンパクトなシルエットにして、ジーンズのボリュームが生きる組み合わせにしました。ウエストもインして着るイメージです。襟元にはバンダナ柄のスカーフを、かごバッグやバレエシューズといった甘さのある小物も、マムジーンズにはぴったり。耳元に、パールのピアスをしてもかわいいと思う!
【Style02】軽やかで春らしいレースブラウスとの組み合わせ
季節が暖かくなったら、着てみたいのがこの組み合わせ。
白のレースブラウスをトップスに合わせて、よりフェミニンにコーディネートしました。ジーンズのゆったりしたシルエットが、リラクシーな雰囲気を後押ししてくれます。足元はスニーカーでもいいけれど、大人っぽくするならバッグと靴はレザーをセレクト。
実際にコーディネートしてみて気づいたのですが、ジーンズに個性があると、トップスがシンプルでも十分成立するんです。
たとえば白いTシャツ一枚だとしても、マムジーンズなら上手にまとまる。攻めてるデザインでもジーンズなら取り入れやすいし、これは、着こなしを考えるときの時短にもなりそう! ジーンズスタイルにマンネリを感じている人、組み合わせを簡単に決めたい人におすすめです。
今回も、いいお買い物できました!
editor_kao
エディター。大人の実用ファッションを中心に、人物インタビューや日本の伝統文化など、ジャンルレスで雑誌やブランドサイト、ウエブマガジンで活動中。また、インスタグラム@editor_kaoでは、私服コーディネートを紹介するかたわら、さまざまなブランドや百貨店とのコラボレーションも手がけている。ウエブマガジン「みんなの暮らし日記ONLINE」でコラム『30〜40代、「いつもの服が似合わなくなった」と思う人の服選び』も連載中。