美シルエットに惚れ惚れ!襟の立ち上がりが実用面でも◎
私が初めて「+J」を購入したのは2010年。やはりダウンコートだったのですが、結果的に10年間着続けました。今着ても全く古さを感じさせない、ジル・サンダーが作り上げた普遍的に美しいシルエット。すっかり「+J」の実力にひれ伏していたため、9年ぶりとなる今回の発売も心待ちにしていました。とはいえ前評判の高さにひるみ、どうしても購入しないとというパワーは持てず、諦めの境地にいました。
しかし、神は見捨ててはいなかった(笑)。たまたま寄ったユニクロの店頭で、第1希望の「ウルトラライトダウンフーデットコート」に出会ってしまったのです。試着したそのシルエットの美しさの前では、やはりひれ伏すしかなかった……。
なんといっても、シェイプされたウエストから裾にかけてのラインが美しい。裾にいくほど太くなるキルトの幅など、計算の細やかさはさすがです。
こうしたダウンは太って見えがちなのですが、シルエットの美しさと「ウルトラライトダウン」の薄さにより、すっきり見えるのが嬉しい限り。
そして最大のお気に入りポイントは、フードの襟周りの立ち上がり部分。ぺったんこに潰してもよし、ふわっと立ち上げてもよし、自由自在にシルエットを作られます。気分によって見た目を変えられるのはもちろんのこと、襟元を立ち上げることで、寒いときも首元をしっかり温められるので、実用面でも素晴らしいのです。
内側のループには、収納ポーチが付属しています。ロングダウンコートがこんなに小さく収納できるなんて!と驚くサイズに。旅行やアウトドアレジャーに持っていくのに便利ですね。9年前の「+J」にはおそらく無かったであろうパッカブル。ここでは時の流れを感じさせます。
どんなシーンでも馴染むマットな素材や、雨水をはじく耐久撥水加工も嬉しいところ。さらには640フィルパワー以上のダウンを使用しているため、とっても軽いのに暖かい! 12月の寒〜い夜も平気です。そして水洗いも可能。それでいてお値段は12,900円(税抜)。
流行を超えた洗練されたデザインに、充実した機能。私にとってはまさに理想的な「神ダウン」でした。10年後、いや15年後も、きっと着続けているはずです!
編集部・エリー
娘・夫と3人暮らしの40代。趣味は、女性誌など雑誌編集10数年&web編集数年の経験からの、コスパがよくて便利な服やモノ探し。ラクに楽しく生活することが目下の目標。