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NHK朝ドラ「あんぱん」でも話題!横浜アンパンマンこどもミュージアムで「しってる? やなせさん と アンパンマン」が開催中!

3月31日からスタートしたNHK朝の連続テレビドラマ小説『あんぱん』は、みなさんおなじみ『アンパンマン』の作者である漫画家のやなせたかしさんと妻の小松暢さんがモデル。

『横浜アンパンマンこどもミュージアム』では、やなせさんをもっと深く知ることができる特別エリア『しってる? やなせさん と アンパンマン』を3月20日より開催中! その詳細をお届けします。

もっと知りたい!やなせたかしさんを知るきっかけに

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エリア内では、絵本を読んだり、親子で話したり。大人も子どももワクワクする、カラフルで楽しい空間に。

『横浜アンパンマンこどもミュージアム』は、子どもたちに大人気の『それいけ!アンパンマン』のテーマパーク。こちらの3Fミュージアムで、2025年3月20日から10月31日まで『しってる? やなせさん と アンパンマン』が開催されています。

特別エリアでは、原作者であるやなせさんのアンパンマンこどもミュージアムへの想いや繋がりを改めて紹介。このような取り組みは、全国のアンパンマンこどもミュージアムで初めてとのこと。大人も子どもも楽しめる内容になっています。

【見どころ1】やなせさんとアンパンマンの歩みが分かる!

なんと、やなせたかしさんがアンパンマンを描き始めたのは50代になってから。1973年に月刊絵本『キンダーおはなしえほん』で『あんぱんまん』が発表されました。アニメや映画化に至るまで、これまでのアンパンマンの歩みをやなせさんの言葉と共に紹介しています。

お腹が空いた人に自分の顔を食べさせて助けるという正義のヒーロー「アンパンマン」。誕生の歴史をやなせさんの言葉と共に振り返る。

【見どころ2】「アンパンマンこどもミュージアム」への想いに触れる

こちらのコーナーでは、やなせさんとアンパンマンこどもミュージアムのエピソードを紹介。2007年に『横浜アンパンマンこどもミュージアム』がオープンし、たくさんの子どもたちが楽しむ様子を見たやなせさんは、子どもたちをもっと喜ばせたいと、自らステージに立つこともあったそうです。その時のコンサートの様子なども上映されています。

やなせさんの「アンパンマンこどもミュージアム」への熱い想いが詰まった展示に。
「仙台アンパンマンこどもミュージアム」は東日本大震災が発生した2011年にオープンした。

【見どころ3】「原画3点」を同時初公開!

横浜、仙台、神戸にある3つのアンパンマンこどもミュージアムがオープンした時に、それぞれのミュージアムにやなせさんが寄贈した貴重な原画3点を初めて同時公開します。

左から、『たとえどんな敵があいてでも』(2011年/仙台アンパンマンこどもミュージアム)、『星に向かうアンパンマン』(2007年/横浜アンパンマンこどもミュージアム)、『神戸の空を飛ぶアンパンマン』(2013年/神戸アンパンマンこどもミュージアム)©やなせたかし

なかでも、写真左の『たとえどんな敵があいてでも』は、東日本大震災の時に描かれたもの。被災地でラジオから流れる『アンパンマンのマーチ』に、多くの人々が励まされていると知ったやなせさんは、元気をなくしている人や子どもたちをもっと勇気づけたいと考え、戦うアンパンマンの姿を描きました。

さらにその絵は、『アンパンマンのマーチ』の一節「ああ、 アンパンマン やさしいきみは いけ! みんなの夢 まもるため」という言葉と共に、数千枚のポスターとなって被災地に届けられたそう。 そのポスターの原画となったこちらの作品が、東日本大震災が発生した2011年にオープンした仙台アンパンマンこどもミュージアムに寄贈されました。

【見どころ4】「アンパンマンのマーチ」に元気をもらえる!

アニメ『それいけ!アンパンマン』のオープニング主題歌『アンパンマンのマーチ』の歌詞を紹介。改めて読むと、作詞を手掛けたやなせさんの深い思いを感じることができます。一片の詩として読むと、愛と勇気をもらうメッセージが深く心に沁み入りますね。

詩として改めて読むと、「生きるとは一体何か」大人の心にも響いてくる。

【見どころ5】70冊を超えるやなせさんの絵本や著書を展示

本に関連したデザインが描かれた壁画に、70冊を超えるやなせさんの絵本や著書がズラリと並ぶ様子は圧巻! 好きな本を選んでその場で読むことができ、スタッフによる絵本のよみきかせをはじめ、ぬりえやカードあそびなどの催事も行われています。

好きな本を自由にその場で読んでOK!
小さい子どもたちには、スタッフによる絵本のよみきかせも。

筆者には2歳の子どもがおり、特に教えていなかったにも関わらず、1歳の頃から「アンパンマン!」と自然と言うようになりました。最近は図書館で借りてきた紙芝居のアンパンマンにハマっており、昭和から令和にかけて、いつの時代も子どもたちに夢と勇気を与えてきたやなせさんの偉大さを改めて感じています。

戦争を乗り越え、激動の時代を夫婦で駆け抜け、人々に生きる喜びを届け続けたやなせさん。NHKの朝ドラ『あんぱん』がスタートし、さらに注目が集まる今、何かと不安な時代だからこそ、やなせさんの生涯に生きるヒントを見つけることができるかもしれません。やなせさんを深く知るきっかけになるこのエリアは、大人も子どもも楽しめるので、ぜひゴールデンウィークのお出かけに、家族で足を運んでみてはいかがでしょうか。

『しってる? やなせさん と アンパンマン』

期間:2025320日(木・祝)〜1031日(金)

場所:横浜アンパンマンこどもミュージアム 3Fミュージアム

神奈川県横浜市西区みなとみらい6-2-9

入館料:2,200円〜2,600円(税込/1歳以上)

※23Fミュージアム入館には、日時指定WEBチケットの事前購入が必要です。

https://www.yokohama-anpanman.jp

©やなせたかし ©やなせたかし/フレーベル館・TMS・NTV

岸綾香
岸綾香

ライター&エディター。『女性セブン』(小学館)で約 20年、料理、家事、美容、旅、タレント取材など、実用記事を中心に幅広いジャンルで取材&執筆を行う。『kufura』では2017年のローンチより、料理やヨガなどを中心に動画記事を350本以上作成。好きなものは絵本、美術館、音楽フェス、自転車。週刊誌で鍛えられた体力&根性で 40代から子育て奮闘中。

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