テーマは「マティスを感じる暮らし」
null「マティス展」グッズ売り場のテーマは「マティスを感じる暮らし」。
「マティス展」を見終わったあと、その“余韻”を自分の暮らしに持って帰れるようなグッズが揃っていました。
売り場に並んだグッズは大きく分けて、「マティス展」にちなんでセレクトされたグッズと、今回の展覧会のためにパリのポンピドゥー・センターとマティス財団との協力で開発されたオリジナルグッズの2種。
オリジナルグッズの数々は、洗練されたデザインはもちろん、「こんなグッズあったら良いなと思ってた」というものや「こんなものまで!」と、思わずニヤリとするものまで様々。
では、「マティスを感じる暮らし」を私なりに3つの切り口にまとめて、グッズをご紹介していきます。
その1:マティスの絵の中の世界を再現
null「マティスを感じる暮らし」ひとつ目は、マティスの絵に描かれた部屋やアトリエの雰囲気を自宅に再現するグッズです。
まずは、こちらの作品をご覧ください。
「マティス展」に展示中の「赤いキュロットのオダリスク」(1921)でも、自分で探してきた布や服をまとわせ、もはやコスプレ的にマティスの思い描いたオダリスク(18~19世紀にヨーロッパで流行った絵画モチーフで、中近東のハーレムに仕える女奴隷のこと)の世界を再現しています。
そして、そんなマティスの絵の中の世界を再現できるようなアイテムを発見!
まるでマティスの絵から飛び出してきたような、アンティークのキリム(中東の敷物)や織物が……!
今回の「マティス展」に合わせて、赤い絨毯を中心にセレクトしているそうです。
マティスの絵に登場するような大きいサイズのものから、玄関マットサイズの小ぶりで手に取りやすいものまでありました。
静物画には欠かせない食器や水差し、マティスの作品にもたびたび登場するモンステラの葉の造花も。
ちなみに、マティスは植物と鳥が好きで、部屋中に植物を配置し、鳥をたくさん飼っていた時代もあります。
こちらのオリジナルグッズのグラスも、どことなくマティスの絵画に登場する金魚鉢を連想させます。
「マティス展」のグッズで、マティスの絵画の世界をご自宅に再現するのも楽しそうですね!
晩年、病に冒され、油絵を描けなくなったマティスが“第二の人生”として制作した切り絵作品。
その大胆な色使いや力強い造形に感化されて、展覧会を観た後は、切り絵がしたくなる人も多いのでは……?
そんな人にピッタリなグッズがこちら。
線に沿ってマティスの切り絵モチーフを切り抜けるペーパークラフトセットと、マティスが使っていたものと同じハサミ。
切り絵を自由に壁に貼ってみたら、ご自宅がまるでマティスのアトリエになったように感じるかも。
その2:マティスの絵を部屋に飾る
null「マティスを感じる暮らし」2つ目は、マティスの絵を気軽に飾ることができるグッズです。
今回の「マティス展」ではマティスの油絵やデッサン、写真などの絵はがきがたくさんあるのですが、注目したいのは、専用の額装用のアートフレームマットと額が用意されているところです。
お気に入りの絵を選んで、自宅にミニ「マティス展」コーナーを作るのも楽しそうですね!
マティスの絵にもたびたび登場するレモンにちなんで、日本全国のご当地レモンケーキと絵はがきがセットになった、こんな素敵な商品もありました。
6種の絵はがきと6種のレモンケーキがそれぞれセットになっています。
お土産にぴったりですね!
こちらのリネンのクッションカバーも、なかなか見かけない展覧会グッズです。
ナチュラルな雰囲気で、普段の暮らしにしっくりなじみそうです。
その3:マティスの作品を身につける
null「マティスを感じる暮らし」3つ目は、マティスの作品を身につけられるグッズです。
展覧会グッズの定番、Tシャツも目移りするほど種類豊富!
この他にも、絵画プリントや、ロザリオ教会のデザインのものなどいろいろありました。
様々なデザインから、お気に入りの1着を選ぶのも楽しいですね。
お次は、こちらのジュエリー。
マティスが愛した鳥と植物の、切り絵モチーフがかわいらしいネックレスやピアスになっていました!
これまでマティスの作品をグッズ化する際、モチーフのみを取り出してグッズ化することが出来なかったそうですが、今回の展覧会用に交渉して特別に許可が降りたため、こういったモチーフのジュエリーの制作に繋がったそうです。
まさに、今回の展覧会でしか手に入らないレアアイテムです。
珍しいグッズとしては、刺繍のボタン型バッジもありました。
こちらもモチーフを抜き出したデザインです。
リネンシリーズは、使いやすい大きめのトートも素敵でした。
さりげないデザインが普段のおしゃれにもしっくりきそう。
ちなみに、レジ袋(有料)も、かわいいのがこのグッズショップのニクいところ。
マティスが晩年携わったロザリオ礼拝堂のステンドグラスがモチーフになっています。
普段は有料の袋は買わずにエコバッグ派なのですが、この袋が欲しくて、つい買ってしまいました。
まだまだ紹介しきれないほど、たくさんの魅力的なグッズがありました。
マティスが理想としていた「心地よい肘掛け椅子のような芸術」のように、暮らしに取り入れることで、日常生活に心地よさがプラスされそうな素敵なグッズばかりです。
ぜひ足を運んで、実物を手に取ってみてくださいね。
「マティス展」に行く前に、合わせてこちらの記事もチェック!
「人生から作品まで!「マティス展」をもっと楽しむためのヒントを藝大卒漫画家が解説」
漫画・マティスの人生、マティス一家相関図、作品の見どころなどをご紹介しています。
※価格はすべて税込です。
『マティス展』
会期:2023年4月27日(木)~8月20日(日)
休室日:月曜日、7月18日(火)
※ただし7月17日(月・祝)、8月14日(月)は開室
開室時間:9:30~17:30、 金曜日は20:00 まで ※入室は閉室の30分前まで
会場:東京都美術館 企画展示室
観覧料:一般2,200 円、大学生・専門学校生1,300 円、65歳以上1,500 円、高校生以下 無料
※日時指定予約制
公式サイトはこちら https://matisse2023.exhibit.jp