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加熱は3分、しっとりやわらか【おせち用えびのうま煮】楠さんちのホットクックレシピ Vol.77

ホットクック愛用者の中で意外と多い、「いまいち使いこなせない」「定番のレシピにもうひと工夫してみたい」というお悩み。そんな方のために、野菜ソムリエでありママでもある料理家の楠みどりさんが、ホットクックで作るからこそおいしい、オリジナルレシピをご紹介します。

今回はおせちに華を添える「えびのうま煮」を作ります。煮すぎてパサパサになったり、臭みが残ったりという失敗もある料理ですが、丁寧な下処理と絶妙な加熱時間を守れば、しっとり、ふっくらとおいしく仕上がります!

えびのうま煮を美しく仕上げるコツ

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華やかな色合いの「えびのうま煮」は、おせち料理には欠かせない一品。えびは「曲がった腰と長いひげ」から、長寿の象徴とされてきました。そのため、新しい一年を健康で過ごし、腰が曲がるまで長生きできますようにという願いを込めた縁起物として、おせちの食材に使われています。

今回は、ホットクックを使ってえびのうま煮を作ります。作り方はシンプルですが、下処理を丁寧にすることでおいしく美しく仕上がります。下処理の仕方も詳しくご紹介しますので、ぜひ作ってみてくださいね。

2~3人家族にぴったりの1.6Lタイプを使用

我が家は3人家族なので、扱いやすい2~4人用、1.6Lタイプのホットクックを使用しています。炊飯器と同じくらいの大きさなのでそれほど場所も取りません。

しっとりやわらか!えびのうま煮

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【材料】(2~3人分)

・有頭えび 8~10尾(車えび、バナメイエビ、赤えびなど)

<調味料>
・和風だし 350ml(昆布とかつお節でとったものや、顆粒、だしパックなどお好みで)
・酒 100ml
・醤油 大さじ3
・みりん 大さじ4

【作り方】

(1)最初にえびの下処理をします。えびの角と頭の先、ひげなどをキッチンバサミで短く切りそろえます。

●ポイント:今回は赤色が鮮やかな「赤えび」を使用しました。車えびは縞模様が美しく、バナメイエビはお手頃で手に入ります。お好みで選んでください。

(2)剣先(尾の中央のとがっている部分)もキッチンバサミで切り落とします。尾は汚れがたまりやすいので、包丁の背を使って汚れをしごき出します。

(3)えびの背の節の間に竹串か爪楊枝を刺して引っ張り出し、背わたを取り除きます。

●ポイント:消化器官である背わたは、砂が入っていて食べる時に食感が悪くなることがあります。風味や色味も悪くなるので、きれいに取り除きましょう。

(4)形がきれいに仕上がるように、えびを「つ」の字の形に曲げ、頭の付け根から尾の関節にかけて爪楊枝をさします。残りのえびも同様にします。

(5)(4)をホットクックの内鍋に入れて<調味料>を加えます。

(6)ホットクック本体にセットして、「手動で作る」→「煮物を作る」→「まぜない」→「3分」を選んでスタートボタンを押します。

●ポイント:えびの形をきれいに保つため、まぜ技ユニットは使用しません。また、加熱時間が長いとえびが固くなってしまうので、加熱時間は3分でOKです。

(7)加熱が終了したら、余熱でも火が入ってしまうので、早めに取り出して保存容器に移して冷まします。

●ポイント:煮汁にアクなどが浮いているので、少し手間ですがザルなどで一度濾してから保存容器に入れるのがおすすめです。冷める過程で味が染み込んで一層おいしくなります。日持ちしないため、長期の保存には向いていません。なるべく3日以内には食べきるようにしましょう。

(8)爪楊枝を抜き取り、器に盛り付けたら完成です。

しっとりと煮えたえびは、うま味たっぷりでお酒との相性もばっちり。夫も「日本酒に合う!えびがやわらかいね」とおいしそうに食べてくれました。

 

わずか3分の加熱時間でえびのうま煮が完成するなんて、慌ただしい年末には本当に助かります。ホットクックの「煮物を作る」ボタンを選択すると、煮汁が沸騰した後はコトコト優しく加熱してくれるので、えびがしっとりとやわらかな食感に仕上がります。お鍋だとつきっきりで火加減を見る必要がありますが、おまかせできるのは助かりますね。

色鮮やかなえびのうま煮をおせち料理に詰めるとぐんと華やかになります。長寿の願いも込めて、ぜひ作ってみてくださいね。

楠 みどり
楠 みどり
フードコーディネーター、野菜ソムリエプロ
出産後、幼児食インストラクターの資格を取得し、企業のレシピ開発やコラム執筆、フードスタイリングや料理教室講師などに携わる。子どもと一緒に楽しめる家庭料理を提案し、子どもの健やかな味覚を育てるための出張つくり置きサービスなども行う。公式ブログ
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