裏ごしなし、くちなし不使用のシンプル「栗きんとん」
nullこんにちは。楠 みどりです。
おせち料理に欠かせない栗きんとん。栗が勝負運を招く食べ物とされていたことや、栗きんとんの鮮やかな黄金色が金運を上げると考えられたことにより、お正月を祝うおせち料理に入るようになったといわれる縁起物です。
栗きんとんには、栗を裏ごしして作るタイプと、さつまいもを裏ごしして栗の甘露煮を加えて作るタイプがあります。今回は、ホットクックを使って、芋あんベースの栗きんとんを作ります。色付けのためのくちなしの実や、さつまいもの裏ごしなどの手間を省いて、なるべく簡単に作れるレシピにしました。ぜひおせち作りの参考にしてみてくださいね。
2~3人家族にぴったりの1.6Lタイプを使用
我が家は3人家族なので、扱いやすい2~4人用、1.6Lタイプのホットクックを使用しています。炊飯器と同じくらいの大きさで、それほど場所も取りません。
しっとり&なめらか!芋あん栗きんとん
null【材料】(4人分)
・さつまいも 1本半(約300g)
・栗の甘露煮(市販) 1瓶(※全量ではなく、適量を使用します)
・砂糖 大さじ3
・みりん 大さじ3
【作り方】
(1)さつまいもは皮をむき、厚さ2cm程度の半月切りにして5分ほど水にさらし、アク抜きをします。
(2)(1)の水気を軽く切ってホットクックの内鍋に入れ、水大さじ3(分量外)を加えます。ホットクック本体にセットして、まぜ技ユニットを装着します。
(3)「メニューを選ぶ」→「カテゴリーで探す」→「ゆで物」→「いも・かぼちゃ(ゆで)」を選んでスタートボタンを押します。約25分で完成します。
(4)加熱終了後がこちらです。まぜ技ユニットが混ぜてくれるので、加熱ムラもなく、まんべんなく火が通っているのが分かります。
(5)熱いうちにマッシャーやフォークなどを使って潰します。
●ポイント:今回はフォークで潰すだけですが、さつまいもの繊維質が気になる方は、裏ごしするとより一層なめらかな仕上がりになります。
(6)(5)がまだ熱いうちに、砂糖とみりんを加えて木べらなどで手早く練り混ぜます。
●ポイント:水分が多いと感じる場合は、再度ホットクック本体にセットして、蓋を開けて「煮詰める」機能を選んで水分を飛ばしてください。
(7)栗の甘露煮のシロップを大さじ1~2程度加えてなめらかになるまで混ぜ合わせます。
●ポイント:さつまいもの品種によって、ホクホク系やねっとり系などの違いがあります。甘さにも違いがあるので、味をみながら甘露煮のシロップを加えてください。
(8)栗の甘露煮を5~6個加えてさっと混ぜ合わせます。器に盛り付けて完成です。
●ポイント:栗の甘露煮は半分に切って加えてもOKです。
裏ごししなくても、なめらかな栗きんとんができました。黄金色とまではいきませんが、さつまいも本来の優しい色味に仕上がります。もっと鮮やかに仕上げたい場合は、くちなしの実を使用してください。
芋あんを一口大にラップで包んで巾着絞りにすると、見た目もかわいくなりますね。さつまいもにはビタミンCや食物繊維が豊富に含まれます。おせちとして食べる以外にも、ちょっと甘いものが食べたいなという時や、お子さんのおやつにしてもいいですね。
固いさつまいもが、たった大さじ3の水でしっとり柔らかくゆで上がるのには驚きです! 面倒なイメージがある栗きんとんも、ホットクックがあればぐんと簡単に作ることができます。
「豊かな一年が送れますように」との願いが込められている栗きんとん。自分で作れば甘さややわらかさも調整できます。ぜひ今度のお正月にはおせち料理に取り入れてみてください。