買い物の工夫
null食料はスーパーなどに買いに行くことになります。その際でも、みなさん工夫をしているようですよ。
特売品や見切り品を買う

「その日の特売品を買って、それに合わせて献立を考えること」(43歳/主婦)
「メニューを決めて買い物には行かず、その日の特売品や見切り品を買ってきて、安く買えた食材でメニューを考える」(48歳/営業・販売)
スーパーなどでは特売をすることもあるので、それを狙うと食費の節約に。また夕方になると割引になることも多いですから、見切り品を活用する工夫もありますね。そのときに大切なのは、最初から献立や買うものを決めるのではなく、お店で安くなっているものを買うことのようですね。
タイミングによっては、思っていた以上に安くなっている食材もあるので、それに合わせて献立を考えるという流れです。
「底値を知っておく。よく使う食材の普段の価格帯を把握しておき、スーパーのチラシやアプリなどをチェックして、底値のときや特売日を狙ってまとめ買いをする」(69歳/その他)
よく利用するお店での通常価格をある程度把握しておくと、安くなったとき、つまり底値になったときもわかりやすくなります。そのタイミングでまとめ買いをしておけば、大きな節約につながりそうです。
安くなりやすい大容量パックを買う
「大容量の安いものを買う」(63歳/総務・人事・事務)
「業務用サイズを買う」(35歳/会社経営・役員)
大容量パックになっている食品は、1個あたり、あるいは100gあたりの価格が安く抑えられていることもしばしば。例えば、肉類や冷凍食品でも、たくさん入っているものの方がお得になりますね。
保存期間が長いものや冷凍できるものであれば、大容量を買って保存した方が安上がりに。買うときには大きな出費になるかもしれませんが、結果的には節約になるのでしょう。
お店を厳選する

「業務スーパーや大型スーパーを活用する。大容量で割安な食材が手に入ることが多いです。冷凍野菜や冷凍肉などを活用すると、保存もきき、必要な分だけ使えるので便利です」(69歳/その他)
安売りを謳うお店を利用するという声もあります。そのようなお店では大容量のものを販売していることが多いですが、冷凍食品などを活用することもできますね。他にも缶詰や調味料なども他のお店よりも安く買えることもありますから、お店を選ぶのもポイントの1つかもしれません。
献立の工夫
null食材を買ったら、次は献立の工夫です。物価高の中で、どんな工夫をしているのでしょうか。
とにかくボリュームアップ!かさ増しメニュー

「肉と一緒に豆腐や、厚揚げを入れてかさ増ししている」(44歳/その他)
「もやしを入れてかさ増しする」(52歳/主婦)
「メインの食材の下に野菜を置いて、かさ増しをしていた。例えば焼肉の下にもやしや唐揚げの下にキャベツや人参などの千切りなど」(50歳/主婦)
「ハンバーグやロールキャベツなどでは挽肉を少なめにして、もやし、白菜などでかさ増しする」(42歳/その他)
「かさ増しに、おからをよく使っていた。ハンバーグにも麻婆豆腐にもポテトサラダにもコロッケにも違和感なく使える」(59歳/主婦)
「質より量なので、もやしやキノコ、春雨、わかめなどを使ってかさ増し料理」(45歳/主婦)
肉類も値段が高くなっていることもあり、肉を使うメニューのときには野菜をプラスするかさ増しでやりくりをするのもアリ。野菜も高くなっていますが、その中でももやしはあまり値段が変わらないということで、もやしでかさ増しをする家庭も少なくないようですね。
他におからや豆腐、厚揚げなど大豆製品や、春雨やわかめなどの乾物も活用できるようです。
味噌汁を具だくさんに

「具だくさんの豚汁を作っておけば、他はボリュームがなくてもお腹いっぱいになる」(62歳/主婦)
「具だくさん味噌汁を多めに作る」(43歳/その他)
献立にスープやお味噌汁を加えるならば、具をたっぷりに。汁物はお腹にたまりますし、加えて具材がたくさん入っていれば、それだけで満足できる場合も。
豚汁やけんちん汁、ミネストローネなど、野菜をたくさん入れられる味噌汁やスープもありますね。また野菜の旨みが出るので、美味しさもアップしそう。
鶏肉を使う
「コスパがいい鶏肉を多目に料理する」(61歳/主婦)
「鶏ムネ肉を柔らかく調理する方法を考えていた」(39歳/その他)
肉類を使うメニューは多いですが、牛肉や豚肉の値段が高くなっているので、比較的安く買える鶏肉を活用したメニューにする方法もあります。
特に鶏ムネ肉は100gあたりのコストが抑えられているので、ムネ肉を使った唐揚げやチキンソテー、サラダチキンなどを作ってもよさそうですね。これまで牛肉や豚肉を使っていた回数を少し減らして鶏肉を使うだけでも、大きな節約になるのでしょう。
食べ盛りの中高生のお子さんがいると、食事の量を減らすのは難しくなります。今までの量、あるいはそれ以上の量を保ちながらも、家計を圧迫しないようにするには工夫が必要になってきそうです。みなさんいろいろな工夫をしていますから、ぜひ参考にしてみてください。

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。
2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。