「サイズをそろえてまとめ売り」がおすすめ!子ども服の出品テク
nullサイズアウトのサイクルが早く、外遊びなどで汚れやすい子ども服は、できるだけ購入するコストを抑えたいと思うものですよね。いつもお財布に優しいブランドやメーカーの子ども服を選んでいる、という人も多いかもしれません。
そうなると、“もともと価格が安い子ども服がメルカリで売れるの?”と思うでしょうけれど、実は思いのほか人気商品になっているんです。
とはいえ中古の子ども服をメルカリで売る場合、1枚では買い手がつきにくいこともあります。特に新品でも価格が安めのファストファッションブランドになると、買う方も“新品で買っても値段があまり変わらない”と感じてしまいます。
そこでおすすめのテクニックが「まとめ売り」です。例えばトップス5着セットなど、複数の子ども服をまとめてしまうのです。いってみれば、中身が見える福袋ですね。
この「まとめ売り」、実は出品者と購入者の両方にメリットがあります。
まとめ売りのメリット
●出品者
出品する側は、一度に複数の子ども服が売れるので一気に片付きます。そして出品作業も1回、梱包・発送も1回なので、トータルの手間が少なくてすみます。1つ1つ送料を払うのと比べ、利益も出やすくなりますね。
●購入者
まとめ売りの子ども服は、1枚当たりの価格も抑えられる傾向があります。さらに一度に複数の子ども服をゲットできますし、何より家まで届けてもらえますからとても楽なのです。
では子ども服のまとめ売りをしようと思ったら、どんなコツがあるのかというと。私は以下の3つを押さえて出品していました。
できるだけサイズをそろえる
子ども服は大人の服に比べると細かくサイズが分かれていて、子どもの体格に合わせて選んでいきますよね。そのため出品時にも、できるだけ同じサイズでそろえるようにしました。
でも、どうしてもサイズを跨いでしまうこともあります。例えば110サイズ4着と120サイズ1着になったとしたら、これはまとめてしまって大丈夫。サイズが大きく異なるわけではないので、着用にあまり支障は出ないからです。
似たようなテイストの服でまとめる
お子さんや親御さんの服の好みはある程度固まっていることが多いので、子ども服は似たような雰囲気のものをまとめていました。例えばガーリーな雰囲気の服、スポーティなテイストの服など。女の子用/男の子用や、夏物/冬物で分けるのもおすすめです。
ちなみに、夏物は春ごろ、冬物は秋ごろを狙って出すと、需要が高く、より売れやすい傾向があります。衣替えで整理して不要になった冬物は、秋のベストシーズンまであえて寝かせておくのもいいかもしれません。
コーディネートしやすいようにトップスとボトムスを組み合わせる
トップスやボトムス、スカートなどをそれぞれ種類別に分ける方法もありますが、コーディネートしやすいように上から下までをセットにして出品するのもアリ。
トップス、スカート、薄手の羽織、ズボンなどをいくつかまとめて出品すれば、購入する人が“こんな組み合わせで着られそう”とイメージしやすくなります。
子ども服はまとめ売りをした方が売りやすい面もありますが、1着の値段が高いようなブランド服の場合はまとめなくてもOK。出品側からすれば1着でも納得の価格で売れることもありますし、購入側にとってはほしい服をピンポイントで選びやすくなるからです。ブランドや新品で買った時の価格に応じて、出品方法を変えるのもいいですね。
ダメージの写真は必須!出品する際の「写真の撮り方」
nullメルカリなどのフリマアプリでは、商品を直接見ることができません。写真と商品説明でどんな商品なのかを判断していきます。特に写真は第一印象を決めるものですからとても重要。どんな風に撮っているのかというと……。
1:自然光で撮影
光が弱くて暗い場所での撮影や、フラッシュを使った撮影になると、商品の本来の色味が伝えにくくなる場合がありますよね。そうすると、商品が届いたときに「あれ? ちょっと違うな」と思われてクレームになるかもしれません。それを防ぐため、私は自然光のもとで撮影しています。
2:背景は白っぽくすると商品が綺麗に見える
洋服はハンガーにかけた方がいいの?と聞かれますが、私は床置きでの撮影がほとんど。でも商品以外が映り込まないようにしたり、商品を綺麗に見せるために白っぽい背景を使ったりすることもあります。その場合、シーツやタオルケットなどを使っています。
3:ダメージこそしっかりと見せる
子ども服に限らずですが、購入するユーザーさんは商品のダメージを気にするもの。そのため、汚れや傷などのダメージこそ、写真に撮ってしっかりと見せていました。
襟元や袖口などは汚れやすいですから要注意。ちなみに、メルカリでは写真は20枚まで掲載できます。
名札をつける場所に穴があいていたり、洋服のネームタグに記名してあったりする場合もあると思います。
ネームタグごと切り取ったり、マジックで黒塗りをしたりすれば相手に名前はわかりません。ただし商品説明には、このような処置をしていることを記載しておくと相手も了解の上購入ができ、トラブルにならずにすみますよ。
商品が売れたら「梱包&発送」…どうやればいいの?
nullメルカリに出品をした商品が売れたら、梱包をして発送することになります。……と言われても、どんな梱包材を使って、どうやって発送すればいいのかで悩む人も少なくないのではないでしょうか。
メルカリには、お互いに住所などを教えなくてもよい匿名配送が使える「メルカリ便」があります。メルカリ便だけで考えると、仮に1着(半袖や薄手のロンT)で売った場合、送料210円の「ネコポス」が最も送料が安い発送方法になります。
子ども服が500円で売れたとしたら、メルカリへの販売手数料(販売価格の10%)が50円、送料210円を引いて、手元に入ってくるのは240円になります。
ただネコポスはセブン-イレブンやファミリーマート、ヤマト運輸の営業所などで発送の手続きが必要になるので、少々面倒と感じてしまうかもしれません。
そこでおすすめなのが、送料215円でメルカリ便が使える「ゆうパケットポスト」です。専用のシールや専用箱は必要ですが、ポストに投函すれば発送完了なので、私もよく利用していますよ。
まとめ売りの場合は宅急便やゆうパックのサイズになってくるので、大きめの紙袋や段ボールを使います。段ボールはネット通販を利用した時のものを再利用しています。
実際の梱包の仕方は、至ってシンプルです。雨などで濡れないように、服を綺麗にたたんでビニール袋(100均などで売っているOPP袋など)に入れ、その後で外側の袋や段ボールに入れるだけ。洋服は壊れ物ではないので、クッション材は使っていません。
サイズアウトのサイクルが早い子ども服は、使用期間が短くて、それほど大きなダメージもないことが多いもの。そのまま捨ててしまってはゼロ円ですが、メルカリに出品してみると売れる場合も。そのお金で新しい服を買ったり、美味しいスイーツを食べたりするのもよいですね。
フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。
2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。