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主婦が「減らすようにしている支出」TOP5…やるしかない今、苦肉の策のやりくりアイディアも

ここ最近の物価高騰により、様々なものが値上がりしていますが、収入はそれほど増えていないため、家計が苦しくて大変という人も少なくないはず。家計に余裕を持たせるために、日々節約に励んでいる人も多いと思いますが、皆さんはどんな支出を減らすようにしていますか? 今回『kufura』では、既婚女性164人にアンケートを行い、「物価高騰の影響を受けて減らすようにしている支出」を調査。皆さんの回答をランキングでご紹介していきます。

第5位:「電気・ガスなどの光熱費」・・・11票

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「エアコンはなるべくつけっぱなしにしないよう注意し、リビングルームの電気も夕方からしかつけないなどして、電気代を節約するようにしています」(32歳/主婦)

「できるだけ使っていない家電の電源を切るなどして、電気代を節約するようにしています」(60歳/会社経営・役員)

「夏はシャワーの設定温度を低くすることで、ガス代を減らすようにしました」(49歳/その他)

「ガス代を少しでも節約するため、夏場は湯船にお湯を張らずに、シャワーだけで済ませるようにしています」(74歳/主婦)

5位は光熱費でした。家電の電源をこまめに切る、暗くなるまで部屋の電気はつけないなど、細かい努力によって光熱費の節約に励んでいる人が多いようです。すぐに大きな効果は得られないかもしれませんが、「塵も積もれば山となる」というように、毎日少しずつ光熱費の節約を心がけるだけで、数カ月単位で見ると大きな節約に繋がりそうですね。

第4位:「旅行などのレジャー費」・・・19票

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「家族のお出かけ費用を減らすようにしています。お出かけの際は無料施設を活用したり、休日は外出せずに家で遊べるゲームをするなど工夫しています」(29歳/金融関係)

「物価高騰を受け、海外旅行はもちろん、新幹線や飛行機を使うような遠距離の旅行はやめました。最近は、行くとしても近場での1泊2日が限界です」(65歳/主婦)

「以前と旅行の回数は変わらないものの、宿のランクを下げたり、近距離に行くようにするなどして、旅行費用を抑えるようにしています」(59歳/主婦)

「前は、年に3〜4回は泊まりの旅行に出かけていましたが、コロナ以降はやめたままに。最近は、近場に日帰り旅行に出かけるようになりましたが、これだけでも十分楽しめるし、お金も節約できていいです」(55歳/その他)

「家族のお出かけ費用を減らしています。私や夫は仕事が、また子どもはクラブ活動で忙しくなり、遠出する機会も少なくなっているのでちょうどいいです」(46歳/その他)

お出かけすると、交通費や外食費、施設の入場料など、いろいろとお金がかかるもの。なので、お泊まり旅行や日帰り旅行、ちょっとしたお出かけなど、外出を少し控えるだけでも、かなりの支出を抑えることができます。遠出せずに近場や家の中で遊ぶ、無料施設を活用するなど、工夫次第で出費を抑えながらいろいろ楽しむことができるようです。

第3位:「外食費」・・・27票

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「外食するとやはりムダにお金がかかってしまうので、回数を減らしてなるべく家で食べるようにしています」(27歳/主婦)

「外食を減らして、食事は基本家で手作りするようになりました」(47歳/主婦)

 「友人との食事会。参加すると1回につき5,000円はかかってしまうので、これをやめるだけでもかなりの節約になります」(69歳/総務・人事・事務)

「ここ最近、外食するときは、安いお店に行ってトータルのコストを減らすようにしています。そのため、よく行っていた焼肉店などには全然行かなくなりました」(61歳/主婦)

「毎週末にランチに出かけていましたが、節約のために、その回数を2週に1回に減らしたり、外食せずにお惣菜を買ってきて家で食べたりしています」(52歳/主婦)

節約のために、外食を減らしているという人も多い様子。確かに、外食は家で作って食べるよりも出費がかさみますよね。また、物価高騰の影響で、レストランなども少しずつ値上がりしているので、以前よりもさらに割高に。全く外食をしないというわけではなく、回数を減らす、安い店に行くようにするなど、工夫しながら外食している人も目立ちました。

第2位:「食費」・・・38票

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「できるだけおつとめ品やフードロス削減商品などの値下げ品を買うようにして、食費を抑えています」(32歳/主婦)

「食材の買い物をする際に、少しでも出費を抑えるため、ナショナルブランドからプライベートブランドに切り替えました」(49歳/総務・人事・事務)

「お米や食パン、うどん、そうめん、パスタなど、主食のランクを下げて買うことで、支出を減らすようにしています」(76歳/主婦)

「買い物の際は、食材の種類を絞ることで買いすぎを防いでいます。にんじんや大根の皮もきんぴらにするなどして、少ない食材を余すことなく使うと、かなりの節約になります」(58歳/主婦)

「魚が高すぎて買えないので、生魚を買わなくなりました。どうしても食べたい時は、業務用スーパーで、安い冷凍の魚を買うようにしています」(42歳/主婦)

「絶対に必要な食べ物以外の食品、例えばお菓子やジュースなどは、節約のためになるべく買わないようにしています」(37歳/その他)

健康を考えると、食べる量を減らすというのはなかなか難しいものですが、プライベートブランドの商品を買う、おやつやペットボトル飲料などなくても問題ないものは買わないなどして、食費を抑える努力をしている人もたくさんいました。おつとめ品などを買うようにすることで、節約はもちろんフードロス削減に貢献することができるのもいいですね。

第1位:「被服費」・・・39票

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「子どもたちの洋服や靴、習い事に関する出費はケチれないので、自分の洋服関連の出費を削るようにしています」(40歳/主婦)

「自分と家族の洋服代。必要なとき以外は買わないようにし、買うときもなるべくセールなど、安くなっているときに買うようにしています」(40歳/その他)

「支出を減らすため、自分の洋服をあまり買わなくなりました。手持ちの古い服をリメイクして着たりしていますが、意外と面白くてハマっています」(73歳/主婦)

「自分の洋服代。新しい服を買わないようにするのはもちろん、服を買うときは流行のものではなく、長く着られるシンプルなものを買うようになりました」(40歳/主婦)

「洋服代です。少ない数で着回しができるように、洋服は基本的に無地のものを買うようになりました」(63歳/主婦)

第1位は、被服費でした。家族全員というよりも、自分の洋服代を減らしている人が多いようです。皆さん、手元に何らかの洋服があるので、それを上手に着回せば、わざわざ新しいものを買わなくても何とかなる様子。洋服を買う必要がある場合でも、流行りのものは買わずに、シンプルなものを買って長く着られるようにしているという人が目立ちました。

ほかにはこんな支出を減らすようにしている人も!

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「携帯電話を格安シムに切り替えて、出費を抑えました」(36歳/主婦)

「今までは、休日になると夫に車を出してもらって買い物に行っていましたが、スーパーまでは自転車で十分に行ける距離なので、今は本当に必要ない限りは車を使わずに、ガソリン代を節約するようにしています」(59歳/主婦)

「コンタクトはお金がかかるので、節約のためにメガネに変えました」(44歳/その他)

「美容院に行く頻度を2カ月に1回から、3〜4カ月に1回に減らして、節約しています」(50歳/主婦)

「自分のお小遣いを減らしました。その代わり、ポイ活を頑張って、ポイントで好きなものを買うのを楽しみにしています」(43歳/その他)

TOP5にはランクインしなかったものの、ほかにも皆さんが減らしている支出はいろいろありました。特に多かったのは、携帯電話関連の料金やガソリン代、美容院代など。

携帯電話関連の料金は、工夫次第でいろいろと抑えることができるので、この機会に一度料金の見直しをしてみるのもいいかもしれませんね。

いかがでしたか? 中には、「もともとムダなものは買っていないので、これ以上減らしようがありません」(46歳/主婦)という人もいましたが、工夫次第で支出を減らすことができるケースもまだまだある様子。ご紹介したランキングを参考に、家計を今一度見直して、我慢しすぎない範囲で支出を上手に抑えていけたらいいですね。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

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