被服費を減らした(1)フリマサイトやリサイクルショップを活用
null「子どもの洋服代。メルカリでセット売りしているのを狙って安く買います」(27歳/営業・販売)
「子どものお洋服代。フリマサイト利用です。サイズミックスの大量に入っている福袋は、子どもが“こっちの方が良い”と言っているし、ほぼ無駄なく親子で着ることができるので」(47歳/主婦)
「衣料品。まず古着屋を見てみて、それでも買いたいものがなければ仕方なく新品を買う」(32歳/その他)
「被服費。お下がりかリサイクルショップを利用。または祖父母に購入してもらう」(45歳/主婦)
子どもに関する出費で減らしたものとして、もっとも多かったのが被服費です。フリマサイトやリサイクルショップをこまめにのぞいて、中古品を活用しているとの声が目立ちました。
子ども服は、すぐにサイズが小さくなってしまうので、新品にこだわらず中古を利用して被服費を抑えるのは賢い方法ですね。
被服費を減らした(2)リーズナブルな服へシフト
null「子どものお洋服代。ユニクロで買うようにしている」(41歳/主婦)
「洋服はブランド物をあまり買わなくなりました。ユニクロで代用できるものはユニクロにしています。かなりの節約になっています」(53歳/主婦)
「子どもの服代。安いサイトで買うようにしている」(49歳/その他)
「子ども服。セールのときにまとめ買いをするようにしている」(27歳/主婦)
「洋服。流行りを追わず、長く着られるものを選び、購入頻度を落とした」(49歳/総務・人事)
「洋服代。季節外に少し大きめサイズを買っておく」(40歳/事務職)
被服費を減らすために、中古を活用する以外にも様々なアイディアが寄せられました。ファストファッションなどリーズナブルな洋服へシフトする人や、セールのときを狙って定価より安く購入する人も。
子どもが小さいうちは、すぐにサイズアウトしてしまいますが、ある程度成長してからは、長く着られる服を選ぶのも、よい方法ですね。
食費を減らした
null「オヤツがなくなりました。お腹がすいたらご飯の時間を前倒しにするとか、小腹がすいたら野菜スープを食べさせるなどしています」(54歳/主婦)
「お菓子。学校からお腹をすかせて帰ってくるからと、お菓子を買い置きしていたが、買い置きはやめて家にあるパンや冷凍ご飯を食べてもらうようになった。健康的だし、月に2,000円くらい浮くので、もっと早くやめればよかったと思っている」(50歳/主婦)
「お菓子代。2,000円くらい節約できた」(60歳/総務・人事)
「自動販売機のジュース代。水筒を持たせるようにしました。毎日300円くらい節約できています」(50歳/財務・経理)
衣料品に次いで多かったのが、食費を減らしたという回答です。
ジュースをやめて、水筒にお茶や水を持たせる、おやつをやめてご飯など腹もちするものを食べさせるなどした結果、節約できたばかりでなく、健康面でもプラスになったとの声が上がりました。
習いごとの出費を減らした
null「塾だけ行かせて、ほかの習いごとはしない、公立校へ行かせる」(50歳/主婦)
「習いごとをやめたこと。3カ月に3万、年間で12万円かかる習いごとを思いきってやめました。その分、ほかの習いごとを探す費用に回せるので節約に成功しています」(28歳/主婦)
「習いごとや遊び代」(45歳/主婦)
塾や習いごとなど、教育に関する出費は、減らすのに二の足を踏んでしまう人も多いと思います。とはいえ、毎月それなりの出費がかさむので、家計への負担も大きいもの。
子どものやりたい気持ちや家計の状況を考えて、続けている習いごとをいちど見直してみるのも、支出減のためには有効といえそうです。
その他、この出費を減らした人も
null「スマホ代。ギガを減らした」(52歳/主婦)
「自分の遊ぶお金はバイト代でまかなってもらう」(56歳/総務・人事)
「美容室代。おしゃれな美容室から街の美容室にした」(57歳/主婦)
ある程度の年齢の子どもがいる人からは、これまで親が負担していたお金をアルバイトでカバーしてもらうことにしたという回答も。
物価高の影響で減らした子どもに関する出費について、皆さんの回答をご紹介しました。いかがでしたか?
これまでにない状況で、例年よりも月々の出費がかさんでいると実感する人も多いかと思います。年末のこの時期に、家計のなかの“子ども費”を、いちど見直してみてはいかがでしょう?
子どもの健康や笑顔を守りながら、上手に節約できる方法を見つけたいですね。
ライター、J.S.A.ワインエキスパート。札幌の編集プロダクションに勤務し、北海道の食・旅・人を取材。夫の転勤で上京後、フリーでライティングや書籍の編集補助に携わる。小学生のころから料理、生活、インテリアの本が好きで、少ない小遣いで「憧れに近づく」ために工夫し、大学では芸術学を専攻。等身大の衣食住をいかに美しく快適に楽しむか、ずっと大切にしてきたテーマを執筆に生かしたいです。小学生のひとり息子は鉄道と歴史の大ファン。