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【お金編】50代突入前にやっておいた方がいいこと…経験の上で語る先輩達のリアルなアドバイス

子育てや仕事に没頭し、慌ただしく毎日を過ごしているうちに、気づいたらもう50代目前! なのに貯金や将来のお金についてあまり計画立てておらず不安なことだらけ……となる前に、30代・40代のうちから何をしておくとよいのか、今回『kufura』では50代以上の女性211人に「お金にまつわることで、50代に突入する前にやっておいた方がいいこと」についてアンケート調査を実施しました。シビアなお金の問題……。人生の先輩たちのリアルで的確なアドバイスが続々です!

資金を把握し将来設計を

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「将来設計。夫婦でのお金の使い道」(54歳/主婦)

「50歳を過ぎたら思い切った変化は大変なので、一度収支や財産などをきちんと把握して、今後どうしていったらいいか、計画を立てておいた方が良いと思います」(51歳/主婦)

「大まかな予算を立てておくと、慌てません」(63歳/主婦)

「基本的な知識とどのくらいの生活費が必要かを現実的に想定する」(54歳/その他)

「老後生活をシミュレーションして、いくら必要か把握しておくこと」(50歳/金融関係)

「通帳の管理。睡眠口座は解約するなど整理した方がいい」(52歳/主婦)

「自分が死んでも子どもたちが困らないように銀行や証券会社の内容を知らせておく」(51歳/その他)

今自分の貯金がいくらあり、老後の資金はどのくらいかかるか。それを知ることで明確な貯蓄の目標ができたり、暮らしに余裕ができたり。“知る”ことが将来設計をする上での第一歩ですね。

備えあれば憂いなし!保険の加入・見直し

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「医療保険への加入。40年近く健康体で病院知らずだったが、去年全く予期しない疾病が出てしばらく通院した。加齢によりいつ何時どんな病気が発症するかわからないので、備えは大事だと痛感した」(57歳/営業・販売)

「医療保険。これから必ず必要となります。掛け金は40代ならまだ安い価格もあると思いますので、未加入の方は備えて下さい」(50歳/その他)

「きちんと生命保険に入っておくこと」(52歳/コンピュータ関連以外の技術職)

「生命保険などを見直して、余計なものは解約する」(58歳/主婦)

「個人年金保険に入っておいてよかった。老後の不安が軽減する」(52歳/主婦)

「貯金と保険の見直し。保険の掛け金について、真剣に考えずそのまま継続してきましたが、年齢と共にどんどん上がっていくので大変です。今更ながら、老後のことをもっと考えておくべきだったと後悔しています」(51歳/その他)

「無駄な保険を切り捨てる。本当に無駄だったから」(59歳/主婦)

老後を見据えて、医療保険や生命保険に加入したという人も多くいました。ひとえに保険といっても様々な種類の保険があるので、今の暮らしと照らし合わせながら、その時々に必要な保険に加入したり、見直したりが大事になってきそうです。

できるだけ若いうちから投資を

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「株式の仕組みを知り、投資できる環境を整えておくこと」(57歳/公務員)

「投資の勉強と実践。少しでも資産を増やしておく」(60歳/主婦)

「子どもや家のローンなどお金がかかる年代なので、若いうちに何かしらの投資を少しずつやっていた方がいいと思います」(53歳/主婦)

「投資をするならできるだけ早いうちに。知識も身につくし、長年やったほうが実績が上がる」(50歳/コンピュータ関連以外の技術職)

「若いうちから投資をしておく。お金はいくらあっても困らないから」(53歳/主婦)

「投資です。最初の10年で必ず失敗や損を経験するものなので、若いうちに体験したほうがいい」(52歳/その他)

「投資に興味を持ち、安全性を学習していたため、分配金などで安定した生活が出来ています」(76歳/主婦)

「年金だけでは心細いので、投信積立など資産運用を早くから始めておけば心にゆとりが出来たかも……、と今になって反省しています」(68歳/その他)

将来を見据えて投資をしている、という人がかなり多くいました。またやっている人の大半が失敗も踏まえて若いうちからやっておくことが大事とアドバイス。

難しいと思いがちな投資の世界ですが、簡単にスタートできるノウハウ本やYouTube動画なども充実しているので、これを機に新しい世界の扉を開いてみるのもアリかもしれません。

子どもの教育資金を貯めておく

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「子どもの教育資金ですね。早くから計画的に貯めておく必要はとても感じます」(67歳/主婦)

「少しでもお金は貯めておかないと、子どもの教育費がかかります。若い時が勝負です」(53歳/主婦)

「子どもの教育費計算」(51歳/主婦)

「子どもが高校生の間に、ある程度の貯金をしておく。うちも子どもが2人同時に大学生と専門学校生なので、大変お金がかかります」(56歳/主婦)

「大学費用は大学4年間だけでなく、受験の年にも意外と出費が多い。大学入学前に学資保険がなくなったという話も聞くので、高校2年までにある程度貯めておいたほうが良い」(50歳/その他)

「子どもが高校入学までにお金は貯めておくこと。奨学金制度に頼ってはダメ。子どもに借金を背負わせてる親にはなりたくない」(50歳/主婦)

受験や入学など、事あるごとにお金がかかるのが子どもの教育費。子どもが多い家庭では×人数分の教育費がかかるので、それを見越した予算繰りも大変ですよね。

なかには、「子どもにお金をかけすぎず、いつ頃自立するのかという目標をしっかり親として指し示せるようにした方がいいと思います」(63歳/総務・人事・事務)という声もありました。

老後に向けて貯金

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「何が起こるかわからないので貯金、財テクはしておくべき!」(57歳/その他)

「年金だけではとても生活できない。こつこつ貯蓄するのが大事」(66歳/その他)

「老後に向けて1円でも多く貯金するように努力すること。その1円が将来自分を助けることになるかもしれません。50代に入ると病気をしたり体調不良にも陥りがちなので」(56歳/主婦)

「目標金額を決めておいてコツコツ貯金をしておいた方が良いです。何とかなるという考えは捨てて、若いうちからきちんとお金を貯めた方が良いです。我が家はどうしようかと途方に暮れています」(56歳/主婦)

「若い頃から少額でも積み立て。塵も積もれば山となる」(57歳/その他)

「主人が現役のころ、もっと貯蓄できたはずなのに計画性がない暮らしをした」(66歳/主婦)

「今を生きることも大事だがリタイア後をエンジョイできるよう、旅行や趣味に使える預金は必要」(63歳/その他)

「老後資金を数千万貯めておく」(52歳/主婦)

貯金は少額でもいいのでコツコツしておくべき、という切実な意見が多数。なかなか貯まらないという人は、毎月決まった額を貯金する習慣をつけるなど自分にあった工夫を! 「保険に入るより貯金した方が良い」(52歳/主婦)という声もありました。

目指せローン完済!

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「あらゆるローンの完済。若いうちからできるだけローンを組まずに済ませる」(53歳/主婦)

「夫の定年退職時にローン完済をした。年金生活だと支払いは無理である」(70歳/主婦)

「働けるうちにローン返済」(89歳/主婦)

「住宅ローンの完済。子どもの大学費用は私学の場合大きいし、下宿させるとなると更に大きな負担になるので、住宅ローンはそれまでに完済するのが望ましい」(60歳/主婦)

「住宅を買うのが遅かったので、まだローンが。早めに家を買った方が完済しやすい」(72歳/主婦)

50代に入ると、子どもの進学などで何かとまとまったお金が必要になりがちに。そんな時や老後を見据えて、住宅ローンは早めに返済しておいた方がよいという、先輩たちのリアルな声が。お家を買うなら早めに購入して早めに返済してしまいたいですね。

ものを増やさない

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「消費、浪費、投資。この3つのうちのどれに当てはまるのかを常に考えてお金を使うことです。そして、『欲しい物』『必要な物』、このどちらなのかを意識して買い物をすることです。『あったら便利』は、すなわち『無くても平気』な物」(62歳/その他)

「片付けていると不用なものがいろいろでてきて捨てないといけないものがいっぱいあるので、物は買わない。増やさなければよかった」(61歳/主婦)

年齢を重ねるにつれ、これまで買ってきたいろんなものが蓄積されていきます。不要なものを整理したり、何かを買うときによく考えてから買うようにしたり、物が増えないよう工夫することが、無駄遣い防止や節約にもつながります。お家もスッキリしてお金もうまく回りそうです。

 

いかがでしたか。将来のお金のことを考えると不安は尽きませんが、なかには、「何事も体験が大事なので、お金が掛かっても興味が有ることはやった方が良い」(73歳/主婦)、「旅行。貯めるより使うほうがいい」(55歳/主婦)という声もありました。貯金をしながらも、適度に使って楽しむことも忘れず、将来に備えたいですね。

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