第1位:しいたけ(27.8%/118人)
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「網で焼いてポン酢で食べる」(61歳男性/会社経営・役員)
「しいたけの傘の裏にマヨネーズを付けて焼いて醤油をかけて食べる」(34歳男性/その他)
「干したあとにお吸い物の具とだしの材料として使用する」(50歳男性/その他)
「ご飯に入れて炊き込んで、しいたけご飯にします」(60歳男性/学生・フリーター)
「フライパンにオリーブオイルを熱し、切り目を入れたしいたけを入れて、蓋をして蒸し焼きにします。塩コショウで味付けします。シンプルですが、とても美味しくて飽きません」(54歳女性/その他)
「しいたけの薄切りをたっぷり入れた卵スープ」(46歳女性/その他)
「明太子とバターをまぶして焼く」(43歳男性/学生・フリーター)
「内側にひき肉とチーズを詰めて、片栗粉をまぶし、こんがり焼いて、ポン酢をかける」(44歳女性/その他)
「煮物にして調味料が染みた感じが美味しいと思う」(43歳女性/その他)
みんなの好きなきのこ第1位は「しいたけ」!
「焼いて醤油をたらす」「炙ってポン酢で食べる」など、素材の香りを引き立てるシンプルな食べ方が圧倒的人気でした。肉厚な傘を炙ると、じゅわっと広がる旨みと香ばしさが格別です。ほかにも「筑前煮」「しいたけご飯」「肉詰めフライ」など、煮物や炊き込みご飯、揚げ物にまで幅広く活用できる万能さが人気の理由。日常使いからごちそうメニューまでこなす定番きのこといえるでしょう。
第2位:まいたけ(19.5%/83人)
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「天ぷらにして塩で」(29歳男性/コンピューター関連技術職)
「舞茸の炊き込みご飯。鶏肉や油揚げと合わせるが、出汁を吸った舞茸が主役」(68歳男性/研究・開発)
「チーズをかけてトースターで焼いて醤油をかける」(46歳女性/その他)
「スープ。歯ごたえがあるのでただ飲むだけでなくちゃんと食べている感じがする」(49歳女性/総務・人事・事務)
「バターポン酢で焼いて」(31歳女性/その他)
「ペペロンチーノの具材として」(55歳男性/公務員)
「昆布と地鶏の出汁を鍋に入れ、木綿豆腐と水菜、まいたけを炊き、塩で味を調整する」(41歳男性/学生・フリーター)
第2位は「まいたけ」。「天ぷら」「炊き込みご飯」「バター醤油炒め」が人気の調理法でした。特に天ぷらは「塩で食べると美味しい」という声が目立ちました。炊き込みご飯やパスタとも相性抜群で、和洋問わず活躍するので、家庭料理の定番として親しまれていることがわかります。炒め物にするとシャキシャキ感が残り、香り高い一皿に。香りと味わいを兼ね備えた人気きのこです。
第3位:まつたけ(8.9%/38人)
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「まつたけの土瓶蒸し。香りを楽しむ」(52歳女性/主婦)
「炊き込みご飯に入れる」(65歳男性/その他)
「まつたけのお吸い物」(56歳男性/コンピューター関連技術職)
「焼いて三杯酢で食べる」(55歳男性/総務・人事・事務)
「炭火で焼いて醤油で味付け」(69歳男性/金融関係)
「まつたけは何をしても美味しいけれど、もったいないからできるだけ手を加えない、香りが立つ料理がいいと思う。素焼きや土瓶蒸しがやはり最高です」(65歳男性/その他)
「まつたけ」が第3位に。「土瓶蒸し」「まつたけごはん」「炭火で焼いて醤油を垂らす」といった、まさに秋の味覚の王様らしい回答がズラリ。高価な食材だからこそ、ここぞ!という場面で味わいたい特別なきのこです。高級食材らしく、香りを引き立てるシンプルな料理法が選ばれました。また、アンケートには「シイタケで代用して土瓶蒸しを作る」という庶民派アレンジも寄せられていました。
第4位:えのきだけ(8.2%/35人)
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「豚肉で巻いて焼き、おろしポン酢で食べる」(53歳女性/主婦)
「和洋なんでも合うが、カレーに入れるのが特に好き」(56歳女性/営業・販売)
「ベーコンで巻いて焼いて食べる」(57歳男性/その他)
「バター炒め。おつまみに重宝している」(55歳女性/主婦)
「小麦粉と卵をまぶして黄金焼き」(48歳女性/その他)
第4位は「えのきだけ」。「鍋に入れる」「肉で巻いて焼く」といった食べ方が多数派でした。えのきのシャキシャキした食感は、煮込んでも失われにくく、出汁やスープとの相性も抜群です。「バター醤油炒め」「ベーコン巻き」など、アレンジレシピの幅広さも魅力。安価で扱いやすく、食卓の“助っ人食材”として重宝されています。手軽さと万能さから、多くの人に支持される理由が分かります。
第5位:ぶなしめじ(8.0%/34人)
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「しめじをメインとしたキノコご飯」(59歳男性/その他)
「うどんの具として使う」(52歳男性/総務・人事・事務)
「和風パスタにする」(45歳女性/主婦)
「ぶなしめじをほぐしてバターで炒め、醤油を少量たらして香ばしく仕上げる」(35歳男性/コンピューター関連技術職)
「ハンバーグソースに入れたり炊き込みご飯にします」(42歳女性/主婦)
「ごま油で軽く炒めて、塩コショウだけのシンプルな味付け」(50歳女性/総務・人事・事務)
「出汁がわりに何にでも少しずつ入れます」(50歳男性/研究・開発)
「何にでも入れるくらい好き」(66歳男性/その他)
「ぶなしめじ」が第5位にランクイン。「バター醤油炒め」「ベーコンと炒める」「天ぷら」など、炒め物や揚げ物に使う声が目立ちました。クセが少なく、どんな食材とも合わせやすいのが特徴です。さらに「しめじご飯」「味噌汁」「パスタ」など、和洋の垣根を越えて楽しめるのもポイント。名脇役として他の食材を引き立てつつ、時にはメインとしても存在感を放つ万能きのこです。
第6位(同率):エリンギ(7.5%/32人)
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「エリンギをグラタンの中に入れる。食感が良い」(61歳男性/会社経営・役員)
「バターで炒めてステーキ風にする」(40歳女性/主婦)
「たらこスパゲティに入れて食べる」(35歳女性/その他)
「オムレツの具に入れる」(33歳女性/その他)
「天ぷらが一番かと」(46歳男性/その他)
「ベーコンとコーンと一緒にガーリックバターで炒める」(65歳女性/コンピューター関連以外の技術職)
「バター醤油で炒める」(34歳女性/主婦)
第6位は「エリンギ」。肉厚な食感を活かしたレシピが人気でした。コリコリした噛みごたえは、貝柱や肉のようだと評されることもあるエリンギは、食べ応えがあり、満足感の高いきのこです。メインにも副菜にも調理しやすいので、つい手に取っているという人も多いのではないでしょうか。
第6位(同率):なめこ(7.5%/32人)
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「やはり味噌汁が一番」(59歳男性/その他)
「野菜炒めに入れる」(48歳女性/営業・販売)
「ピラフの具にします」(59歳男性/学生・フリーター)
「大根おろしに混ぜ油をたらす」(68歳男性/その他)
「味噌汁やうどんに入れる」(38歳男性/総務・人事・事務)
「エリンギ」と同率で第6位に選ばれたのは「なめこ」。なめこを使った料理として圧倒的多数だったのは「味噌汁」でした。とろりとした食感が汁にとけ込み、まろやかな味わいを引き立てます。「豆腐やネギと合わせる」「冷たい味噌汁にして食べる」「納豆や大根おろしと合わせる」など、バリエーション豊富なアレンジも寄せられました。派手さこそないものの“名脇役”として根強く愛されていることがわかりました。
第8位:マッシュルーム(5.2%/22人)
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「ビーフシチューに入れる」(41歳男性/その他)
「オリーブオイルで炒め塩味で」(54歳男性/その他)
「マッシュルームをガーリックバターで炒めて、フランスパンの上にのせて食べると最高です!」(56歳女性/主婦)
「アメリカにいたときにいつもサラダバーで山のようにとって食べていた。生でドレッシングのみ」(68歳男性/その他)
「ナポリタンの具材にする」(38歳男性/その他)
第8位は「シチュー」「カレー」「パスタ」といった洋食メニューとの相性が抜群の「マッシュルーム」。生でサラダに加えるという声もあり、クセのない味わいとほんのり香ばしい香りが好まれているようです。「ガーリックバターで炒めてフランスパンにのせる」「ピザのトッピング」など、シンプルながら料理を格上げする存在感にも注目です。
第9位:きくらげ(3.5%/15人)
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「炊き込みご飯にまぜる」(32歳女性/主婦)
「ラーメンや焼きそばに入れる」(57歳男性/総務・人事・事務)
「佃煮にします」(68歳男性/その他)
「しゃぶしゃぶをしてポン酢で食べる」(31歳女性/その他)
「豚肉と炒める」(62歳男性/営業・販売)
第9位は「きくらげ」。「ラーメンに入れる」「中華丼」「卵炒め」など、中華料理に欠かせない食材としての回答が多数を占めました。独特のコリコリとした食感は、料理にアクセントを与えてくれます。また「炊き込みご飯」「佃煮」など和風アレンジを挙げる人もいました。乾燥品として常備しやすいのも利点です。
第10位:ひらたけ(1.6%/7人)
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「鍋に入れて食べたら美味い」(65歳男性/その他)
「カレーに入れる」(66歳男性/その他)
「味噌汁に入れると旨みがたっぷり」(68歳男性/その他)
第10位の「ひらたけ」は、「鍋」「カレー」「味噌汁」など、旨みを引き出す料理に使われる声が目立ちました。出汁がよく出るため、スープや煮込み料理に加えると深みが増しますよね。スーパーでは見かける機会が少なめかもしれませんが、根強いファンが存在しています。

今回の調査では「しいたけ」「まいたけ」「まつたけ」がトップ3となり、いずれも素材の香りや食感を活かしたシンプルな調理法が人気でした。一方で「なめこの味噌汁」「ビーフシチューにマッシュルーム」など、特定の料理ジャンルに欠かせないきのこも根強い支持を得ています。きのこは日常の食卓から特別なごちそうまで幅広く活躍する万能食材。次の食卓では、ぜひ新しいきのこの食べ方を試してみてはいかがでしょう。

エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。