手で大きめに裂くのが美味しさの秘訣
null価格も安定していて、食べ応えのあるエリンギは、家計を助けるお助け食材。特有の食感を活かした、手軽なちょこっと漬けを教えてもらいました。
「きのこは加熱すると縮むので、大きめに手で裂くのがポイント。レンチンして、しょうゆと砂糖をなじませて漬ければ完成! 包丁も火も使わない、スピード料理です」(以下「」内、沼津さん)
パパッと作れるので、火を使わないのってありがたい! 早速、作り方を見てみましょう。
【材料】(作りやすい分量)
エリンギ・・・中4本(200g)
しょうゆ・・・大さじ1
きび砂糖・・・小さじ1
細ねぎ(小口切り)・・・適宜
【作り方】
(1)エリンギを手で裂く

エリンギは手で大きめに裂きます。
「きのこ類は加熱すると縮むので、大きめに裂きましょう。手で裂けば、包丁いらずでラクラク! 味も染み込みやすくなりますよ」
(2)電子レンジで加熱する

耐熱ボウルなどにエリンギを入れ、ふんわりとラップをかけ、600Wの電子レンジで2分〜2分半加熱します。
(3)エリンギをポリ袋に入れる

熱いので気をつけながらラップを外し、ポリ袋にエリンギを移し入れます。
「加熱するとエリンギから水分が出ていますが、水分も入れてしまうと味が薄まるので、エリンギだけポリ袋に入れましょう。この水分はきのこの旨みたっぷりなので、捨てずにおみそ汁や煮物に入れるといいですよ」
(4)調味料を入れる

エリンギが温かいうちに、しょうゆ(大さじ1)、きび砂糖(小さじ1)を入れ、全体をよくなじませます。
「今回はきび砂糖を使いますが、好みの砂糖でOKです。砂糖を加えると、煮物っぽい味になりますよ」
(5)冷蔵庫で30分以上置く

粗熱が取れたら、ポリ袋の口を結び、冷蔵庫に入れて30分以上置きましょう。
(6)できあがり!

器に盛り、好みで小口切りにした細ねぎを散らしたら完成です。保存期間は冷蔵で3〜4日を目安に食べ切りましょう。
ひと口食べると、大きめに裂いたエリンギがコリコリとした食感でクセになる味。焼いていないので水分がほどよく残っていて、噛むとジュワッとジューシー! 甘じょっぱい味付けなので、ごはんのお供やおつまみにもぴったりです。
「和風パスタやオムレツの具材にもおすすめです。お肉と一緒に炒めたり、ごはんにしょうがと入れて混ぜたりしても美味しいですよ」
早速作ってみると、包丁も火も使わず、電子レンジでパパッと作れるのでとにかくラクチン! 大きめに裂くので食べ応えがあって、ちょっとした小鉢になるので、おかずを一品足したい時に重宝しています。辛いのが好きな人は、七味唐辛子や山椒、ラー油などを足してもいいですね。
秋はきのこが美味しい季節。ぜひ、きのこの旨味をたっぷり味わってみてください。
取材・文/岸綾香
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料理研究家、管理栄養士、調理師。料理教室『cook会』主宰。バラエティー豊かなレッスン内容が好評で、東京・阿佐ヶ谷を中心に数多くの料理教室を開催。毎年、梅漬けの教室はリピーターが多く大人気に。手軽でシンプルなアイディア溢れるレシピに定評があり、雑誌などのメディアでも活躍。著書に『ごま油さえあれば さっぱりもコク旨も、いつもの家ごはん98』(小学館)、『マンガでわかった! ラクしておいしい作りおき』(主婦の友社)、『からだとこころがととのう滋養菓子』(日東書院本社)など多数。HPはこちら。Instagram@rienumadu YouTube 管理栄養士 沼津りえの「阿佐ヶ谷夫婦チャンネル」