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ゴーヤーの調理に悩んだら「ごま油漬け」にしてほしい!最高に簡単&アレンジ自在で、冷蔵庫にないと寂しくなるほど

その苦みも、なぜか夏の暑さと比例するかのように体が欲する……それがゴーヤーではないでしょうか。とりわけこの夏、ゴーヤーをよく食している私ですが、その理由のひとつが「ゴーヤーのごま油漬け」にハマっているから、なのです。

夏の定番レシピに仲間入り!作っておけば小鉢に炒め物に大活躍

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今回はジッパー付きの保存袋で作りましたが、ポリ袋でもOK!

今年の初めに発売された、料理研究家・沼津りえさんの『ごま油さえあれば さっぱりもコク旨も、いつもの家ごはん98』。『kufura』で人気を博した”ごま油レシピ”に加え、書籍化にあたり大幅にレシピが追加されています。

これまでもスタッフのお気に入りレシピを紹介してきましたが、「夏が来たら絶対紹介したい!」と私が個人的に思っていたのが、この「ゴーヤーのごま油漬け」。作っておけば、あれやこれやに使えて本当に便利!

まずは、超!簡単な作り方からご紹介します。

「ゴーヤーのごま油漬け」の作り方

材料(作りやすい分量)

ゴーヤー・・・大1本(300g)

塩・・・小さじ1/2

ごま油・・・大さじ1

だし昆布・・・3cm

作り方

(1)ゴーヤーは両端を切り落とし、縦半分に切る。スプーンで種とワタを取り除き、5cmの長さに切ってから、1cm幅の棒状に切る。

(2)ポリ袋に(1)、塩、ごま油を入れる。だし昆布をハサミで細く切って入れ、全体がなじむようによくもむ。空気を抜き、ポリ袋の口を結ぶ。

(3)冷蔵庫で1時間以上置く。

これで完成! 保存は冷蔵で4~5日です。

沼津さんの「ゴーヤーのごま油漬け」の良さはというと……

1:とにかく作り方が簡単だから、調理が億劫にならない

ご紹介したように、切って、塩とごま油と昆布を入れて、なじませるだけ!
私は面倒なときは、買い置きしてある刻み昆布を使うこともありますよ。

2:みずみずしさをキープ!味の変化も楽しめる

ごま油漬けにすることで“コーティング効果”があるのか、みずみずしさが長続きします。また、沼津さんが、
<苦味が気になる人は薄切りにして、砂糖や酢を少量加えて。浅漬けは苦味が強めでシャキシャキですが、漬けるほどしんなりして、まろやかになります>
このようにコメントしている通り、保存しているうちに昆布の旨味がまわってまろやかになっていきます。

私は、最初にポリ袋に入れたときに、塩もみをイメージして、少し強めにもみもみするんですが、そうして数時間後にいただく浅漬けも、4日めのまろやかになった漬け具合もまた美味しいんです。

3:アレンジが多彩!

もずく酢にベランダ栽培のミニトマトとゴーヤを入れて。
もちろんそのままでも、爽やかな小鉢に。

・かつお節を乗せ、ポン酢を少量かける
・キムチと和える
・たたいた梅干しをのせる
・納豆に添える
などなど……

ちょっと野菜が足りないな、ちょっとあの苦みが欲しいいな、歯ごたえを足したいな……そんな時に冷蔵庫に「ゴーヤーのごま油漬け」があると本当に大助かり。

さらに……!火を通しても、美味しいんです。
書籍で紹介されている写真の「豚肉のゴーヤーチャンプルー」(沼津さんのレシピがまた絶品!)
を作ったとき、そのみずみずしさに驚きました。また、もともと味がゴーヤーについているのも美味しさのポイント。

「ゴーヤーは好きだけど、ちょっと調理が面倒」、「食べ方のアレンジが少ない」という方から、「ゴーヤーカーテンを作ったら収穫しすぎた!」という方まで。ぜひ、ゴーヤーの食べ方の候補に、「ごま油漬け」入れてみてくださいね。


【参考書籍】

『ごま油さえあれば さっぱりもコク旨も、いつもの家ごはん98』

著/沼津りえ 1,650円(税込)小学館

料理研究家・管理栄養士の沼津りえさんによる“ごま油で「いつものごはん」をもっと楽に、もっと美味しく”するレシピ集。パパッと作れる小鉢、メインになる肉や魚のおかずからごはんや麺まで、全98レシピを掲載。

編集部・加藤友佳子
編集部・加藤友佳子

仕事と育児(小中学生の男女)の健やかな両立を夢見るkufura副編集長。新聞記者、月刊誌&週刊誌の編集を経てkufuraの立ち上げへ。料理は好きだが、その他の家事は苦手。毎日の生活を、少しだけ気楽にしてくれるコト・モノを探し続ける日々。

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