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お米が高騰!「米の代わり」に食べる量が増えたのは?3位パスタ、2位パンを超えた1位は

物価の上昇に加えてお米の価格も上がり、食費の見直しなどをしている家庭も少なくないと思います。特に価格上昇が著しいお米に関しては、消費量に変化が起きているかもしれません。

そこで『kufura』では、20〜60代の女性105人に、お米の消費量の変化や、お米の代わりに食べているものをお聞きしました。まずはお米の消費量の変化についてです。

お米の消費量の変化は?

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お米の価格が上がっていく中で、お米の消費量がどのように変化したのかも気になるところです。消費量が減りましたか?という質問に対して、以下のような結果になりました。

半分以上減った・・・6人(5.7%)
3〜5割減った・・・9人(8.6%)
1〜2割減った・・・23人(21.9%)
ほとんど変わらない・・・66人(62.9%)
増えた・・・1人(1.0%)

アンケートの結果、お米の価格が上がっても消費量が変わらないという人が63%と最も多くなりました。また減ったとしても1〜2割が多くなっていますから、お米が食生活に欠かせないものとなっていることがわかります。

とはいえ、お米や食材の価格は上がっていますから、これまでの主食は変えない代わりにおかずなどで食費の調整をしているのかもしれません。

一方で、お米の消費量が比較的大きく減ったという人もいます。主食となるものはどのように変化したのでしょうか。

お米の代わりに増えたのは、1位「うどん」2位「パン」3位「パスタ」

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お米の値上げ以降、米の消費量が減ったと回答した38人に「お米の代わりに消費量が増えた食べ物を選んでください」(複数回答可)と質問したところ、回答は以下のようになりました。

うどん・・・25人(65.8%)
パン・・・24人(63.2%)
パスタ・・・21人(55.3%)
そば・・・14人(36.8%)
焼きそば・・・11人(28.9%)
そうめん・・・10人(26.3%)
ラーメン・・・9人(23.7%)
シリアル・・・7人(18.4%)
いも類・・・3人(7.9%)
その他・・・2人(5.3%)
果物・・・0人(0.0%)

1番多かったのは「うどん」、次いで「パン」「パスタ」の順になりました。これらをお米の代わりに選んでいる理由を聞きました。

手軽に満足!うどんやパスタ、そうめんなどの「麺類」

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うどん。一番手軽に作れる」(34歳/総務・人事・事務/うどん)

うどんやそばなら、満足感を得られるから」(51歳/主婦/パスタ・うどん・そば・パン)

自分が好きな麺類で食べやすい」(49歳/総務・人事・事務/パスタ・焼きそば・そば・パン)

安くて家族も好きだから」(63歳/総務・人事・事務/うどん・そば・パン・シリアル)

夏なので圧倒的にそうめんが増えました。価格も安定していてアレンジも無限大」(48歳/主婦/パスタ ・そうめん・焼きそば・そば)

パスタ。安いからお米の代わりに」(57歳/その他/パスタ)

うどんやそば、そうめんなどは、茹でて麺つゆと薬味だけでも食べられる手軽なメニューですね。他に天ぷらやおろし、山菜などがあればアレンジもしやすいですし、ボリュームも出てさらに満足感も高まります。

特に夏は暑くて食欲が落ちてしまいがちですから、スルスルと食べられる麺類の方が食べやすいのかもしれません。価格に関しても、急激な価格高騰はなく比較的安定していて、主食として取り入れやすいのでしょう。

食パンや惣菜パンを活用!手軽さで人気の「パン」

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スーパーで惣菜パンを買って、朝ごはんにしている。調理要らずで手軽」(31歳/学生・フリーター/パスタ・パン)

昔からパンが大好きなので」(41歳/主婦/パスタ・そうめん・パン)

シリアルやパンのほうが手軽に食べやすい」(23歳/その他/シリアル・パン)

近くにパン屋さんがあり、美味しさに気づいて買うようになった」(30歳/学生・フリーター/うどん ・パン)

お米に代わる主食としては、麺類の他にパンもありますね。食パンやバゲット、ベーグル、惣菜パンなど食感や味など種類が豊富です。またパンはアレンジのしやすさも特徴の1つでしょう。ジャムをつけたり、具材をサンドしたりできますから、好みに合わせることも可能です。

パンを食べるようになった人の中には、近くのパン屋さんが美味しいことに気づいた!というエピソードも。これは嬉しい発見ですね。

腹持ちがいい!さつまいもやじゃがいもなどの「いも類」

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安くて腹持ちがいいから」(62歳/総務・人事・事務/いも類)

夕食にふかしたじゃがいもを食べる。思いのほか美味しい」(48歳/主婦/パスタ・そうめん・うどん ・ラーメン・パン・いも類)

お米と同じ炭水化物で考えると、いも類を取り入れるのもよさそうです。さつまいもやじゃがいもは、ふかしたり電子レンジで加熱したりすれば、そのままでも美味しく食べられます。あるいはつぶしてサラダにすることもでき、アレンジの幅が広い食材でしょう。

腹持ちもよくて満腹感もありますから、お米の代わりとして大活躍しそうです。

お米は高くなったけれど、食卓によい影響も

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お米が高いから、他の炭水化物を代わりに食べています。逆にバラエティーに富んだ食事をしているかも」(56歳/主婦)

お米の価格が上がり主食を麺類やパン、いも類などに変えていると、なんだかため息が出てしまうこともあるかもしれません。でも考え方を変えると、楽しい気づきも出てきますね。

それぞれの主食でいろいろなアレンジをしたり、美味しい食べ方を見つけたり。ずっとお米がメインだったとしたら、そこに麺類やパンなどが加わることで食卓に並ぶメニューの幅も広がります。

家計を考えると価格が上がるのは避けたいことでしょうが、実際に上がっているのですから仕方ありません。がっかりするのではなく、新しいメニューに挑戦できるチャンスと前向きに捉えるのもよいのではないでしょうか。

川崎さちえ
川崎さちえ

フリマアプリ・ネットオークションガイドとして、NHK「あさイチ」、フジテレビ「ノンストップ」などの情報番組に多数出演。『節約の達人 川崎さちえの ポイ活+クーポン+メルカリ スマホでおトク術』(インプレス)などの著書や、記事の執筆も手がける。

2003年、夫が子育てをするために、突然会社を辞める。翌月からの給料が0円になり、家にいながら、しかも空いた時間でできるオークションを開始する。ネットオークション歴20年以上、フリマアプリ歴10年以上の経験で培った独自の効率的な利用方法を発信し、オークションやフリマアプリの魅力を伝えている。

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