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とろウマ!「親子丼の美味しい作り方」卵の火の通し方、鶏肉の部位選びなどこだわりいろいろ

鶏肉と卵、玉ねぎだけで手軽に作れる「親子丼」。簡単で美味しいので、食卓に登場する機会も多いと思いますが、シンプルなだけに美味しく作るのが意外と難しいものですよね。そこで『kufura』では、20歳以上の女性196人にアンケートを行い、「親子丼の美味しい作り方」を聞いてみました。皆さんがどんなところにこだわって作っているのか、早速見ていくことにしましょう。

溶き卵の入れ方や火の通し方で仕上がりに違いが!

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「卵を2回に分けて入れると、固まった部分ととろとろの部分の両方が楽しめて美味しいです」(43歳/総務・人事・事務)

「卵でとじる際、最初に半量だけを入れて半熟にしてから、残りの溶き卵を入れて火を止め余熱で蒸らすと、卵がとろとろになって美味しいです」(70歳/主婦)

「卵はあまり溶きすぎないようにし、回し入れてから30秒くらいで火を止めると、とろとろ卵と汁の絡み具合が最高な、美味しい親子丼ができます」(57歳/その他)

「卵を回し入れたら、すぐに蓋をするようにすると、卵がふっくらして美味しいです」(20歳/学生・フリーター)

「卵を白身と黄身に分けて入れると、親子丼がとても美味しくなるので、我が家ではこの作り方が定番です」(69歳/総務・人事・事務)

やはり、親子丼の美味しさは卵の火加減にかかっていると考えている人が多いようで、溶き卵の入れ方や火の通し方にこだわっている人が目立ちました。卵を2回に分けて入れる、余熱で火を通す、卵を回し入れたら蓋をする、卵は溶きすぎないようにするなど、いくつかのルールを守りながら作ることで、ふわとろの美味しい親子丼が完成するようです。

鶏肉の部位や卵など使う材料にこだわる

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「鶏肉は胸肉ともも肉の両方を使います。胸肉だけだと淡白だし、もも肉だけだと脂っこすぎますが、両方を使うことでちょうどいい感じになります」(50歳/総務・人事・事務)

「鶏肉は胸肉を使うようにしています。塩麹に漬けてから使うとパサつかず、さっぱりした美味しい親子丼が出来上がります」(48歳/総務・人事・事務)

「鶏肉が固くならないように、事前に塩と砂糖、お酒を揉み込んでおくと、美味しい親子丼を作ることができます」(51歳/主婦)

「材料の鶏肉はしっかり下処理をする。ムダな脂肪はキッチンバサミを使って取り除くことで、鶏肉特有の臭みが取れて、美味しい親子丼になります」(41歳/営業・販売)

「オレンジ色の高級な卵を使うようにすると、親子丼の味わいがグンとアップします」(35歳/総務・人事・事務)

「いつも使っている卵より、高価な大きい卵を使うことで、高級感を醸し出すことができます」(59歳/主婦)

美味しい親子丼を作るためには、使う材料にこだわることも大切。鶏肉は好みに合わせて胸肉ともも肉を使い分けたり、下処理を行うなどすることで、親子丼をより美味しく作ることができます。また、卵もいつもよりも高価なものを使うようにすると、親子丼の味わいがグンとアップ。ほかには、鶏肉を大きめに切るのがおすすめという意見もありました。

味の決め手となるダシや味付けにもひと工夫

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「めんつゆなどを使わずに、自分でちゃんとダシを取って作ると、やはり親子丼が本格的な味わいになって美味しいです」(42歳/主婦)

「ダシは濃いめで、つゆだくにする。こうすればごはんにもしっかり味が染みるので、最後まで親子丼を美味しくいただくことができます」(46歳/営業・販売)

「味付けには、砂糖を使わないようにしています。こうすると、素材の味が引き立って、美味しい親子丼が出来上がります」(62歳/主婦)

「気持ち甘めに作るようにすると、卵としっかり馴染んで美味しくなります」(34歳/総務・人事・事務)

「味噌をちょっと入れると、親子丼がいつもよりもこってりした味わいになって美味しいです」(41歳/総務・人事・事務)

「めんつゆを使うと、これだけで味が決まって美味しい親子丼が出来上がります」(44歳/営業・販売)

親子丼の味の決め手となるのが、鶏肉や玉ねぎを煮込むダシや調味料の加減。自分でしっかりダシを取ると、本格的な味わいが楽しめるようですが、市販のめんつゆを使っても手軽で簡単に美味しい親子丼を作ることができます。みりんや砂糖などをやや多く加えて甘めに味付けしたり、あえて砂糖を使わないようにしたりすることで、より自分好みの味わいに仕上げることができるようです。

お気に入りの薬味を加えて親子丼の味を引き締める

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「親子丼には、三つ葉を必ずのせます。三つ葉の上品な香りがするだけで高級な丼を食べている気分になれます」(52歳/その他)

「白ネギを斜めに切って、卵を入れる直前に入れるようにすると、ネギの香りが楽しめる美味しい親子丼が出来上がります」(62歳/主婦)

「出来上がった親子丼に、細切りの紅生姜を添えるのがポイント。美味しいです」(70歳/その他)

「最後に七味を振りかける。ちょっと甘い感じの親子丼がピリッとして、味が引き締まります」(52歳/主婦)

「出来上がった親子丼にパクチーをのせると、三つ葉とは違ったアクセントが加わって美味しいです」(35歳/総務・人事・事務)

親子丼の最後の仕上げに、お気に入りの薬味を加えて、美味しさをアップするのもおすすめです。中でもいちばん人気が高かったのが、三つ葉。三つ葉を加えることで、親子丼の彩りと香りが良くなり、親子丼が上品な味わいになります。ネギや紅生姜、七味のほか、パクチーなどをのせても、味が引き締まって親子丼が美味しくなるようです。

ほかにも美味しい親子丼の作り方はいろいろ!

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「玉ねぎを煮込みすぎないようにして食感を残すと、歯応えが出て美味しいです」(59歳/主婦)

「鶏肉は先に油で炒めて焦げ目をつけておきます。こうすることで、香ばしい鶏肉の風味が、親子丼をより美味しく仕上げてくれます」(65歳/主婦)

「ごはんの上に海苔を敷き詰めてから、具をのせる。海苔の香りがいいのはもちろん、タレがごはんに染み込みすぎず、最後までちゃんと白いままのごはんを食べられるところが気に入っています」(54歳/その他)

「戻したお麩をいっしょに煮込む。柔らかいお麩がダシを吸って鶏肉以上に美味しくなるし、親子丼のカサ増しにもなっておすすめです」(58歳/主婦)

ほかにも、美味しい親子丼の作り方がいろいろありました。特に、玉ねぎの食感にこだわっている人が目立ちましたが、歯応えありと柔らかめのどちらがいいかは、好みによって分かれる様子。また、鶏肉を煮込む前に炒めて焦げ目をつける、ごはんの上に海苔を敷くなど、ちょっとした工夫で、親子丼をより美味しく仕上げることができるようです。

いかがでしたか? ご紹介した皆さんの意見を参考に、ぜひご自宅でプロ顔負けの美味しい親子丼を作ってみてくださいね。

土田奈々子
土田奈々子

フリーライター。2011年よりイギリス在住。渡英前は出版社に勤務し、金融機関向け専門誌やマタニティ&ベビー誌の編集に携わる。現在は、ウェブを中心に女性向けの記事を数多く執筆。得意ジャンルは、妊娠・出産・育児や女性の健康、海外生活事情など。プライベートは、田舎の小さな村で日英バイリンガル育児に奮闘する二児の母。自分自身の働く主婦としての目線、子育て中の母としての目線を大切にしながら記事を書いていきます

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