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自分史上最高の「目玉焼きのおいしい作り方」…固め派?半熟派?226人に聞いた!

シンプルな家庭料理には、1人1人の創意工夫の歴史が宿っています。たとえば、目玉焼き。
自分で作るときには「1:卵を割る」「2:加熱する」の余白を、自由に埋めていくのが日本式です。

というわけで、今回は“自分にとって最高の目玉焼き”に関するアンケートを実施。226人の女性に「これが自分の中で現時点でのベストだ」と思う「目玉焼き」のおいしい作り方を教えてもらいました。

トロっと半熟派の「片面蒸し焼き」

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今回のアンケートで最もポピュラーだったのが、「黄身が半熟×白身はしっかり加熱」の焼き方が叶う、片面蒸し焼きでした。

「油を引いたフライパンに、卵を割り入れてその周りに水をぐるりと入れてふたをし、弱火と中火の間くらいで焼きます。黄身の部分に膜が張ったら完成です。これが現時点では黄身の固まり具合や白身の硬さが自分的にベストな目玉焼きです」(54歳・主婦)

「油を引いたフライパンに、卵を割り入れ、中火程度で加熱し、ふたをする。表面が固まり、裏側がきつね色になったらおしまい。 中は半熟で白身は加熱されていておいしい」(32歳・研究・開発)

「油をひいたフライパンを中火で熱し、卵を割り入れ、水を小さじ1入れ、ふたをする。1分ほどでできあがり。半熟でおいしいです」(51歳・主婦)

「熱したフライパンに油を少し、卵を割り落とし、すぐに水を入れふたをする。1~2分したらふたを取り、水分を飛ばす。 カリカリになってフチがめくれはじめたら火を止める。 白身はぷるっと、黄身はトロッと、外側はカリッとおいしい」(37歳・主婦)

黄身はトロっと、白身はカリッが理想という声が多く寄せられました。フタをして蒸し焼きにすることで、白身にしっかり火を通すことができます。安心して卵を生食できる日本の家庭料理では、定番の焼き方の1つであるようです。

ひっくり返して加熱時間を短縮「両面焼き」

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続いて、目玉焼きを両面を焼く調理法です。

「両面焼く“ターンオーバー”。白身に火が通って黄身は半熟っていうのが好きだけどサニーサイドアップ(編集部注:片面焼き)だと焦げ目がつきやすい。ターンオーバーなら早くできるし、黄身がかたくなりすぎずいい」(46歳・主婦)

「油をひいたフライパンを中火で熱し、卵を割り入れ弱火にしてじっくり焼く。ある程度白身がかたまったらひっくり返し火を止め余熱で焼く。黄身がトロッとして白身はしっかりカリカリでいい感じです」(26歳・その他)

卵を割り入れて、白身に適度に火が通ってきたらひっくり返して、好みのかたさに仕上げます。

返してサッと焼けば半熟。しっかり焼いて、かために。ひっくり返すときに黄身をつぶしてしっかり加熱してサンドイッチに活用する人も。両面焼きだけでも、いろいろな焼き方があるんですね。

黄身までしっかり火を通す派は「固め目玉焼き」

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続いて、黄身にしっかり火を通す焼き方です。

「私は黄身にしっかり火が通っていないと食べられません。ですので、蒸し焼きにする時間を長くします。水をたっぷり入れて、数分間ふたをして黄身に生っぽさがなくなるまで焼きます」(52歳・その他)

「両面しっかり焼いた固めの目玉焼き。外がパリッとしておいしい」(30歳・主婦)

「油を引いたフライパンに卵をいれ、まわりが固まってきたらひっくり返す。半熟が嫌いなのでしっかり焼いた目玉焼きを作ります」(42歳・主婦)

同じ“固め”でも、蒸し焼きをしてしっとり、両面焼いてカリっと、フライ返しでプレスして密度を高める……などなど、さまざまな焼き方がありました。

「食用油」の種類を変えて風味アップ

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今回のアンケートでは、食用油の種類にこだわる回答も多く寄せられました。

「ごま油で焼く目玉焼き、更に香ばしく美味しくできます」(45歳・総務・人事・事務)

「オリーブオイルで両面焼き」(51歳・主婦)

「温めたフライパンにバターを入れて、卵を入れ、ふたをして、黄身の表面が少し白くなってきたら、火を止めます。バターがほんのりいい味です」(47歳・その他)

「フライパンに米油を薄くしき、卵を割りいれる。 蓋をして、2分ほどしたら周りに米油をたしいれる。 米油でまわりがカリカリになったら出来上がり」(40歳・総務・人事・事務)

「マヨネーズを引いたフライパンに卵を割り入れて、両面をしっかり焼く。麺つゆをかけて食べるとおいしいです」(50歳・その他)

ごま油、米油、オリーブオイル、バター、マヨネーズなど、調理用の油にこだわっているケースもありました。丼ものに乗せるとき、パンにはさむとき、麺類にトッピングするときなど、食べ方に応じて油を使い分けることもできそうですね。

「便利グッズ」を活用した目玉焼き

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最後に目玉焼きをおいしく焼くための、回答者の“ひと手間”をご紹介します。

「ざるで生卵の水分を切ってから焼くと、コクのある目玉焼きができる。TBS系列のドラマ『VIVANT』で堺雅人がやっていた」(57歳・営業・販売)

「目玉焼き専用のシリコンリングを使うと、キレイな形に焼ける」(49歳・主婦)

「油をひいて蓋の代わりにアルミホイルをかぶせて早めに火を止める。 好みにあわせて半熟がよければ早めにお皿に盛る」(59歳・その他)

筆者も試してみました『VIVANT』目玉焼き。網目の細かいざるで水分を少し落としてから、軽く蒸し焼きをすると、白身がぷるんとした弾力のある食感になりました。シリコンリングを活用すると、厚みのある丸い仕上がりになるので、サンドイッチの具や丼物のトッピングにも使えそうです。

 

以上、「ベストな目玉焼きの作り方」についてお届けしました。

黄身の焼き加減×白身の焼き加減×調理方法×油の種類×調味料と、好みを掛け合わせていくと、“個人のベストレシピ”の数は、膨大な数になります。

もし、卵好きな人がいたら、目玉焼きの好みの仕上がりを聞くだけで、しばらく会話が続きそうですね。

北川和子
北川和子

自治体HP、プレスリリース、コラム、広告制作などWEBを中心に幅広いジャンルで執筆中。『kufura』では夫婦・親子のアンケート記事やビジネスマナーの取材記事を担当している。3児の母で、子ども乗せ自転車の累計走行距離は約2万キロ。地域の末端から家族と社会について日々考察を重ねている。

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