そこで今回『kufura』では、20~50代の女性186人に「はちみつを大量消費できるおすすめレシピ」について聞いてみました。
「はちみつ」の賞味期限はどれくらい?
長期保存ができるイメージのはちみつ。賞味期限はどれくらいだと思うかを聞いたところ、以下のようになりました。
【はちみつの賞味期限はどのくらいだと思いますか?】
1カ月・・・7人(3.8%)
3カ月・・・14人(7.5%)
半年・・・36人(19.4%)
1年・・・54人(29.0%)
2年・・・17人(9.1%)
3年・・・10人(5.4%)
4年以上・・・48人(25.8%)
多かったのは「1年」「4年以上」という回答でした。はちみつは、含有水分量が少なく糖度が高いため、長期保存が可能な食材と言われています。しかし、はちみつにも種類があり、天然成分100%の「純粋はちみつ」と、純粋はちみつに水あめや砂糖などを添加した「加糖はちみつ」では賞味期限の長さは異なります。
また、開封後の容器に埃や水分が混入したりするとカビなどが生える原因にもなります。温度変化の少ない常温で、清潔なスプーンを使用することが推奨されています。
なお、はちみつ専門店「ラベイユ」の広報・平山麻美さんによると「はちみつは腐るものではありませんが、当店のはちみつの賞味期限は製造後3年としております。また、開封後の使用期限は、半年〜1年としております」とのこと。
また、保管に関しては、直射日光の当たらない冷暗所での保管をおすすめしているそう。蓋を開けたら、半年ほどで使い切るのがよいそうです。
賞味期限が年単位なのはユーザーにとっては嬉しいけれど、いつかは使い切ってしまわないと……ということで、アンケートに寄せられた“はちみつ消費レシピ”をご紹介します。
パンに塗る
null「朝のパンでこつこつ」(51歳女性/主婦)
「はちみつトーストを作る」(46歳女性/金融関係)
「はちみつとブルーベリーのジャムを作り、家族全員で食パンに塗って食べると沢山消費出来る」(59歳女性/主婦)
多かったのは「パンに塗って食べる」という王道レシピでした。シンプルにハニーバターもよし、クリームチーズやシナモンなどと組み合わせるのもいいですね。りんごやブルーベリーなどの果物をはちみつと煮てジャムを作るという人もいました。
コーヒー、紅茶に入れる
null「温かい紅茶を飲む時に、砂糖の代わりに使っている」(46歳女性/営業・販売)
「コーヒーや紅茶に入れる」(52歳女性/主婦)
「喉が痛いときに紅茶に入れて飲んでいる」(28歳女性/主婦)
こちらも定番の「飲み物に入れる」というもの。コーヒーや紅茶にはちみつを加えて、温かい飲み物として楽しむことができます。優しい甘さで、これからの季節にホッとできそうですね。
相性抜群のチーズに合わせて
null「カマンベールチーズにベーコンを巻いてオリーブオイルで少しトロッとするまで焼き、ブラックペッパーとハチミツをかける。ワイン、バゲットに合う」(43歳女性/総務・人事・事務)
「パンやピザにチーズとはちみつをかけて。やみつきになる美味しさ!」(52歳女性/主婦)
「チーズトーストにたらすと美味しい」(52歳女性/コンピュータ関連技術職)
はちみつはチーズとの相性抜群! 代表的なのはピザの「クアトロフォルマッジ」でしょうか。チーズの塩気とはちみつの甘さの融合は絶品です。コメントにもあるように、やみつきになる美味しさです。
料理やお菓子に入れる
null「カレーや照り焼きの中に加える。まろやかになる」(39歳女性/主婦)
「生姜焼きや煮物など、調理の際の砂糖の代わりに使う」(46歳女性/主婦)
「豚汁や味噌汁にちょっと足すと優しい味わいになる」(41歳女性/総務・人事・事務)
「マスタードと混ぜて肉や野菜のソースにする」(24歳女性/その他)
「バルサミコ酢と醤油、蜂蜜、バターでソテーの定番ソースが好き」(55歳女性/主婦)
「ケーキを作る際に砂糖の代わりに入れる」(48歳女性/総務・人事・事務)
料理の隠し味としてだったり、砂糖の代わりに使うアイデアもたくさんありました。はちみつを加えることでコクと風味が増し、マイルドな味わいになるのだそう。ソースのレシピを覚えておくと、さまざまな料理に活用できそうですね。スイーツやパンを作るときに入れるという人もいました。
お肉を柔らかくする、コクをだすのに使う
null「鶏肉を焼く時に砂糖の代わりにハチミツを入れる 」(51歳女性/主婦)
「豚の角煮に入れるとコクがでて、砂糖を使うより美味しくなります」(59歳女性/営業・販売)
「肉を柔らかくする時に使う」(51歳女性/その他)
「唐揚げする時に、鶏の下味にする」(54歳女性/金融関係)
「豚の角煮。味醂も使いますが、照りが違います! コクがあり美味しいです」(53歳女性/その他)
ソテーや角煮を作る際にはちみつを入れると、お肉が柔らかくなるのでおすすめだという意見も多数寄せられました。さらにコクや照りもでるため、肉料理には欠かせないという声もありました。
大根×はちみつ
null「大根の蜂蜜漬け。乾燥する冬には欠かせません」(44歳女性/その他)
「はちみつ大根! のどが痛い時に使ったことがある」(59歳女性/その他)
「生の大根を漬けて風邪で喉が痛い時にお湯で割って飲む」(43歳女性/総務・人事・事務)
喉のイガイガに効くといわれる「大根のはちみつ漬け」も人気でした。小さく切った大根をはちみつに漬けるだけの簡単レシピです。はちみつには殺菌効果が、大根には炎症を鎮める作用があることから、この2つの組み合わせで喉の炎症を和らげてくれると考えられているようです。
レモン×はちみつ
null「はちみつレモン! 喉が痛くなる季節なので」(47歳女性/主婦)
「レモンの輪切りをはちみつ漬けにする。そのまま食べても紅茶に入れても美味しいです」(57歳女性/その他)
「レモンを輪切りにして蜂蜜をくわえて、蜂蜜ドリンクにしてます」(52歳女性/その他)
「レモネード。お砂糖で作るよりはちみつのほうが数段おいしい」(51歳女性/主婦)
甘酸っぱさがたまらない、はちみつ×レモンの組み合わせも人気でした。漬けておくだけで完成する手軽さも魅力ですし、そのままでも、お湯や炭酸などで割って飲んでも美味しいので、使い勝手も抜群です。
ホットケーキやパンケーキに
null「ホットケーキにたっぷりかける。バターもあれば黄金の見た目と抜群の美味しさです」(54歳女性/その他)
「ホットケーキやフレンチトーストを作って使う」(29歳女性/総務・人事・事務)
「パンケーキにいっぱい入れるとしっとりしておいしい」(40歳女性/主婦)
ホットケーキやパンケーキとはちみつの相性の良さは言わずもがなですよね。はちみつが余っているときには贅沢にたーっぷりかけていただくのはいかがでしょうか。
ヨーグルトにかけて
null「豆乳ヨーグルトを食べるとき、味にクセがあるので、蜂蜜を入れて混ぜると食べやすくなる」(49歳女性/学生・フリーター)
「ヨーグルトにかけるのがおいしいです」(55歳女性/主婦)
「ヨーグルトにフルグラ、バナナを入れてはちみつをかけて食べています」(35歳女性/総務・人事・事務)
ヨーグルトとはちみつの組み合わせも、美味しいこと間違いなしです。ヨーグルトの酸味が苦手な人も、はちみつをかけるとマイルドになるので食べやすくなるはず。さらにグラノーラやフルーツを加えてヘルシーな朝食にするのもいいですね。
バナナと合わせて
null「バナナにシナモンと一緒にかける」(59歳女性/その他)
「バナナを焼いてはちみつをかける」(47歳女性/主婦)
そのままでも甘くて美味しいバナナですが、はちみつをちょい足しすることでさらに味わいが増すのだそう。ぜひ試してみたいと思います!
ボディケアに使う
null「唇が荒れた時に塗る」(56歳女性/コンピュータ関連以外の技術職)
「スキンケアのため顔に塗る」(34歳女性/その他)
食べるだけではなく、ボディケアに使用するという人もいました。保湿効果があったり、ビタミンCといった栄養成分を含むため、お肌のために使うというアイディアもありました。
前述の「ラベイユ」広報・平山さんは「紅茶やコーヒーに大さじ1~2程度たっぷりはちみつを入れる」「いちごとはちみつでジャムを作ったり、お料理の砂糖をはちみつに置き換える」この大量消費がおすすめだそう。
1年中購入できるはちみつ、旬などはあるのかを問い合わせたところ、下記のお答えが。
「はちみつは基本的にお花の咲く春から秋にかけて採れるものが多いです。『ラベイユ』では毎年8~9月に、その年採れたはちみつ=新蜜を取り揃える新蜜フェアを開催しています。とろりとした食感と豊かな花の香りが楽しめますよ」(平山さん)
いかがでしたか? 料理や飲み物、スイーツ、美容……さまざまな使い道がありましたね。いつものメニューや食材にも、はちみつを組み合わせると、味わい深い一品に変化するかもしれません。はちみつを使い切れていないという人は、ぜひ試してみてくださいね!
エディター/ライター。大学在学時からライターとして活動、気付けばもうすぐフリーライター歴20年。webサイトや書籍の編集・ライティングなどを担当。料理と暮らしまわりの手仕事が趣味。根っからのインドア派だが、3児の母となりアウトドアの楽しさにも目覚めたところ。