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「焼き芋を家でおいしく作る方法」を調査…しっとり甘~く仕上げるのに我が家ではこれが正解!

秋ならではのスイーツのひとつ焼き芋。おうちで作るとお店で買うよりも、パサパサとして食感がいまいちだったり、甘さが少なく感じられたりすることはないでしょうか?

今回は、20代~50代の女性226人を対象に、“焼き芋のおいしい作り方”をテーマにアンケート調査を実施しました。調理環境別のコツについて、皆さんのコメントをご紹介します。

オーブンでおいしく焼くには?

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「さつまいもを160℃のオーブンで90分焼いて、そのまま放置します。 ほくほくして甘みのある焼き芋です」(48歳女性/主婦)

「キッチンペーパーを水で濡らしてさつまいもを包み、その上からアルミホイルで包む。150度のオーブンで70分焼く。出来上がったら、人肌に冷めるまでそのままにしておく」(48歳女性/その他)

「さつまいもを半分に切り落として、アルミホイルで包んで100度のオーブンで90分焼く。その後、オーブンの中に15分ほど放置して余熱で温める。余熱で温めた後に少し芋が固まりつつあるので、その甘みが美味しい」(34歳女性/その他)

「両端を切りキッチンペーパーで巻き水で濡らしたあとアルミホイルで巻いてオーブンでじっくり甘いにおいがするまで焼く。そのまま冷えるまでオーブンに入れたままにすることで更に甘みが増します」(59歳女性/その他)

「オーブンの焼き芋機能を使っています。 ボタンひとつで毎度完璧に焼けます」(45歳女性/主婦)

おうちで焼き芋をおいしく作るには、“低温でじっくり”がポイント。最適な温度や加熱時間は、芋の種類や大きさによって異なるので一概にはいえませんが、今回のアンケートでは“100度~160度”で“60分~90分”あたりを推すコメントが多く見られました。また、オーブンでの加熱が終了しても、すぐに取り出さず、さらに余熱を利用することで甘さをより引き出すことができるようです。

トースターでおいしく焼くには?

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「焼き芋用の黒いアルミホイルで洗ったさつまいもを巻き、トースター800Wで15分あたため、10分置いた後さらに15分トースターであたためる。ゆっくり低温で温めるほど甘く仕上がる」(51歳女性/主婦)

「水分を含ませたキッチンペーパーでお芋をくるみ、さらにアルミホイルを巻いてトースターへ。15分焼いてひっくり返すを4回ほど繰り返し、火が通ったら出来上がり。時間はかかりますが、火加減の調節が要らず楽チンなのでウチはいつもこれです」(40歳女性/主婦)

「お芋が隠れるひたひたの水から茹でて、硬めのうちに引き上げ、アルミホイルに包んでトースターで10分焼く。焦げ目もついて理想的な焼き芋になります」(54歳女性/その他)

「さつまいもをふかして、柔らかくなったら、銀紙に包んで、オープントースターで焼く。 皮はカリッと中身はほくほくで美味しい」(51歳女性/主婦)

比較的短時間で表面がカリッと焼けるけれど、しっとり感に欠けやすいトースター。中の水分を逃がさないように、アルミホイルで巻くのがベターです。また、ほくほくに仕上げるには、まず芋を茹でるかふかすかしてから、最後に短時間だけトースターで加熱するという二段階作戦もアリかもしれません。

レンジでおいしく作るには?

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「さつまいもを新聞で巻いて濡らし、それにラップを巻く。電子レンジで600W11分。しばらくそのまま置いておいて、じっくり熱を入れる」(41歳女性/主婦)

「濡れたキッチンぺーバーを巻きその上からラップを包んで6分くらい電子レンジでチンをする。そのあとにトースターで焼き色がつくまで焼く」(55歳女性/その他)

「洗って丸のまま、レンチンして一度火を通してからアルミホイルに包んでフライパンで蒸し焼き。いろいろ試した結果、レンチン+フライパンが時短かつ美味しいと思っています」(51歳女性/総務・人事・事務)

電子レンジだけで焼き芋が作れるなんて、筆者的には目からウロコ。電子レンジを使う場合も、“低温でじっくり”が肝のようです。また、焼き感を出したいときは、仕上げにトースター等を併用しましょう。

炊飯器でおいしく作るには?

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「炊飯器に水とさつまいもをいれてスイッチをいれるだけです。簡単で失敗がないのがホントに助かります。手軽で便利なのでこのやりかたが自分にとっては一番です」(55歳女性/主婦)

「炊飯器で炊くのがねっとり派には一番美味しい食べ方だと思う」(42歳女性/主婦)

「洗って炊飯器に入れる。お芋が半分浸かる位のお水を入れて炊飯ボタン押すだけ。ホクホクに蒸せます」(45歳女性/その他)

焼き芋というより、ふかし芋ですが、炊飯器を頼るのもひとつの手。“低温でじっくり”という条件を満たし、甘くてねっとりした仕上がりになりやすいようです。スイッチを入れるだけというお手軽さも◎。ご家庭の炊飯器の取扱説明書をご確認のうえ、トライしてみては?

その他、こんなアイディアも…

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「圧力鍋で作ると簡単にとろとろの焼き芋になります。蒸し板を敷いて水を入れ、さつまいもを15分間加圧」(24歳/パート・アルバイト)

「使い古した中華鍋で作ります。綺麗に洗った大き目の石を中華鍋に入れ、アルミホイルで包んだカットしない1本ものを入れ、石の下には芋に付かない程度の水を入れ、弱火で1時間(30分でひっくり返す)。蒸気が飛んで、ピシピシと音を立て始めてからは超弱火で1時間。最高の甘さ! 紅はるかはしっとり、金時はホクホクに仕上がります」(52歳女性/その他)

「アルミホイルで巻いて、ガスコンロの魚焼きでなるべく遠火になるように注意して焼く」(57歳女性/主婦)

「冬に石油ストーブの上にのせて焼きます。濡れたキッチンペーパーで芋を包んでからアルミホイルで包んで焼くと蒸し焼きになってしっとりホクホクに仕上がります」(42歳女性/その他)

「田舎にいた頃やっていた、焚き火の中に、アルミホイルにくるんださつまいもを入れて焼くのが、風情もあるからか、一番美味しかった記憶があります」(54歳女性/主婦)

かなり限られた条件下ですが、上記のような方法で焼き芋をおいしく作ることも可能。焚火での焼き芋はキャンプのときなどにぜひ試してみたい!

 

以上、“焼き芋のおいしい作り方”をご紹介しました。それなりに手間暇はかかりますが、やはり家庭で作り立てが食べられるのは感慨もひとしお。お使いの調理器具によってそれぞれ条件が異なるため試行錯誤が必要ではありますが、秋の味覚を堪能するべく、ぜひご参考にしてみてくださいね。

中田綾美
中田綾美

成人までの人生を受験勉強にささげた結果、東京大学文学部卒業。その後なぜか弁護士になりたくて司法試験に挑戦するも、合格に至らないまま撤退。紆余曲折の末、2010年よりフリーライターの看板を掲げています。

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