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唐揚げカリッ、卵ふんわり。料理に重曹をひとつまみで…こんなに便利!

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今やナチュラルお掃除の必須アイテムともいえる“重曹”ですが、食用のものであれば、料理にも幅広く用いることができます。未来型ナチュラル生活研究家の岩尾明子さんから重曹の料理での活用術を教わりました。

料理用の重曹はどこで買うの?掃除用との違いは…

まず、「重曹デビューしたくなる!掃除・料理に活躍する“重曹”の使い方・効果の基礎知識」のおさらいですが、重曹には薬用、食用、工業用の3つのグレードがあります。

料理に使うにはもちろん食用がおすすめ。他方、掃除専用として販売されている重曹のほとんどは品質基準の緩い工業用で、口にすることはできません。

では、食用の重曹はどこで買えばいいのでしょうか。たとえば、スーパーの小麦粉売り場やお菓子作りコーナーなどに行けばいい?

「スーパーの食品コーナーで買える重曹は、たしかに食用ではありますが、少量なので割高。すぐに使いきってしまうというデメリットがあります。

食用の重曹はもちろん掃除にも使えますので、いろいろな用途に使いまわすには、ドラッグストアや日用雑貨店、ホームセンター、あるいは通販で、サイズの大きいものを買うほうがいいでしょう。

工業用か食用かは、裏の成分表示で見分けます。成分表示に“食品添加物”とあれば、食用です」(以下、「」内は岩尾さん)

掃除に使う重曹は、直接は口にしないとはいっても、特に、お子さんのいる家庭では安全性にこだわりたいところ。掃除用と食用をわざわざ使い分けるよりも、食用の重曹を大きめサイズで買っておくほうが手間も省けてお得かもしれませんね。

卵料理がふっくらと!重曹を料理に使ったときの嬉しい効果とは

では、重曹は料理でどのように使えるのでしょうか? もともとは、発泡作用を生かしてふくらし粉として使われてきた重曹ですが、実はそれ以外にもさまざまな料理の下ごしらえにおいて、大活躍してくれるのです!

(1)肉を柔らかくする

重曹には肉のたんぱく質を分解して柔らかくする作用があります。この性質を利用して、肉に直接もみこんでなじませたり、フォークで穴を開けた肉の表面に重曹水溶液を塗ったりすれば、安くて固いお肉が柔らかい口当たりに!

重曹を洗い流さずそのまま調理してもOKですが、量が多いと苦味が出るので、肉100gにつき重曹ひとつまみを目安としましょう。

(2)卵料理をふっくら仕上げる

たんぱく質が分解されると、熱でふくらみやすくなるので、重曹は卵料理にもおすすめ。スクランブルエッグなどの卵料理がふっくらと仕上がります。卵2個に対し重曹1つまみを目安としましょう。

(3)豆を柔らかく茹でる

重曹水溶液に豆を浸して一晩おけば、豆のたんぱく質が分解され、繊維もふやけるので、ふっくらと柔らかい豆に仕上がります。

豆の量の5倍の水、そして、水の量の0.2%の重曹を目安としましょう。たとえば、豆が200gならば水は1,000ml(1リットル)、重曹は2gになります。

(4)魚のくさみをとる

重曹には消臭効果があるので、魚のくさみを取ることもできます。水1リットルに対して重曹大さじ2を溶かした重曹水溶液のなかで魚の表面や腹のなかを丁寧に洗いましょう。

その後、キッチンペーパーでしっかり水気を取れば、魚のにおいが気にならなくなります。

(5)揚げ物の衣をサクッと仕上げる

重曹は加熱すると炭酸ガスを発生するので、重曹を混ぜておくと衣がふわっとふくらみます。天ぷらの衣だけでなく、からあげ粉に使ってもOK。水分の蒸発も助けるので、仕上がりはサクサクに! 冷めてもカリッとした状態を保てるのでお弁当のおかずにもおすすめです。

薄力粉大さじ2に対し、重曹1つまみを目安としましょう。

(6)葉物野菜のアクを抜いて色よく仕上げる

重曹には水の硬度を下げる軟水化作用があります。軟水で茹でると野菜の繊維が柔らかくなり、アクが溶け出しやすくなるので、重曹はアク抜きにももってこい。特に、山菜などの強いアク抜きに向いています。また、緑黄色野菜に含まれるクロロフィルという葉緑素が重曹のアルカリに反応して、色も鮮やかに!

熱湯1リットルに対し、重曹小さじ1が目安です。

(7)出汁がしっかり取れる

出汁をとるにも硬水よりも軟水のほうが適しています。鍋に重曹を1つまみ入れれば、出汁をしっかり取ることができます。

夏に大活躍!重曹を使った経口補水液の作り方

汗を大量にかき、脱水症状を起こしやすいこの時期には、経口保水液を飲用する人も多いことでしょう。実は、経口保水液はわざわざ購入しなくても、重曹で手作りすることも可能なんです。

作り方はとても簡単。水1リットルに砂糖大さじ2、重曹小さじ1/4、塩小さじ1を加えて、全て溶けきるまでしっかり混ぜるだけでOK。

「上記の分量はあくまで目安です。お好みで量を調整してもいいですし、さらに、オレンジやレモンの果汁、メープルシロップやはちみちを加えてもいいでしょう」

砂糖や塩というどこの家庭にもある調味料、そして重曹さえあれば作れるというお手軽さ! ほとんど原価もかからず、節約したい人にもぴったりですね。

 

重曹を使いこなせば、家中をピカピカにできるだけでなく、料理上手にもなれるかも!? 食用の重曹をさまざまな料理の下ごしらえにぜひ活用しましょう。

 

【監修】

岩尾明子・・・未来型ナチュラル生活研究家。博士(栄養学)。1998年に始まったインターネットサイト「地球に優しいお掃除」を運営する環境NGOクリーン・プラネット・プロジェクト代表。衣食住における楽で自然な最新の情報をテレビ、雑誌、ネットなど多方面で発信している。

 

【参考】

岩尾明子(2018)『重曹、お酢、クエン酸の使いこなしバイブル』(主婦の友社)

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