北海道・東北地方
null「北海道豚汁。芋はじゃがいもを使用し、白みそベースで豚バラ、白ネギ、大根、ニンジンをいれる。一味をかけてたべるとさらに深みがます」(北海道小樽市/44歳/その他)
「生姜たっぷり+里芋の豚汁」(秋田県大館市/38歳/主婦)
じゃがいもorさつまいもor里芋orそもそも入れない? 豚汁にどの芋を入れるかは諸説ありますが、北海道といえばやっぱりじゃがいもかもしれません。
また、体をポカポカ温めたいときには、生姜たっぷりの豚汁はいかがでしょうか?
関東・中部地方
null「豚汁にお餅を入れます。汁がもったりして、より美味しくなります」(長野県/49歳/総務・人事・事務)
「ささがきにしたゴボウを炒めて、いったん取り出し、同じフライパンにニンニクおろしを入れて豚肉を焼く。そのあと、おろししょうが、和風だしなどで味を付けたら、水を入れて煮込む。とにかく香ばしくてニンニクも効いていておいしい」(千葉県八街市/40歳/その他)
「きのこの豚汁。オーソドックスな豚汁を作るときが多いですが、たまに、好みのきのこ数種類(舞茸はおすすめ)、大根、長ネギを入れたシンプルな豚汁を作ります」(神奈川県横須賀市/39歳/主婦)
「けんちん汁のように豆腐を煎って入れる豚汁。豆腐の甘みと香ばしさが加わって美味しいです」(東京都東大和市/34歳/その他)
ご当地レシピというより、「これぞ我が家の味!」という各家庭の個性が光っていますね。「豚汁といえばこういうもの」という固定観念にとらわれず、おうちに余っている具材を自由に入れてみるのもいいかもしれません。
北陸・東海地方
null「新潟県妙高市にとん汁のたちばなという有名店がある。玉ねぎがたくさん入っていて甘くこくがあっておいしい」(新潟県上越市/41歳/主婦)
「名古屋豚汁。赤味噌使用。具材は豚バラ・大根・にんじん・ごぼうは必ず、その他こんにゃく・油揚げ・里芋・じゃがいも・玉ねぎ・たけのこなどその時の気分で。赤味噌と豚肉の脂がよく合うと思う」(愛知県名古屋市/49歳/その他)
「八丁味噌を使った豚汁。味が濃くて一味とよく合う」(愛知県春日井市/40歳/主婦)
豚汁に入れるネギといえば、長ネギそれとも玉ねぎ? 長ネギは香り高く、玉ねぎは甘みがあり、それぞれの良さがありますよね。もちろん、二者択一ではなく、両方入れる具沢山豚汁も◎。
そして、東海地方といえば、赤味噌や八丁味噌! 濃厚な味わいがたまらないですよね。
中国・四国・九州地方
null「牡蠣を入れて作る。地元でたくさんとれるから」(岡山県岡山市/45歳/主婦)
「あんこもちを入れる」(香川県宇多津町/41歳/総務・人事・事務)
「九州豚汁。合わせみそを使います。豚肉と具材(にんじん、ネギ、ごぼう、油揚げなど)をごま油で炒めてからだし汁を入れるのがポイントです。ガッツリ食べ応えがあり、家族皆大好きな豚汁です」(福岡県福岡市/31歳/主婦)
牡蠣やあんこもちを入れるのは、その地域ならではかもしれません。香川県では正月のお雑煮に餡入りもちを入れるといわれていますが、お雑煮だけじゃなく豚汁に入れるのも、もちろんアリですよね。
他方、豚汁にごま油を使うかどうかは地域とはあまり関係ないようですが、みなさんはいかがでしょうか? 筆者は豚汁にごま油という発想自体がなかったのですが、コクが増しそうだし、これはメモメモ……と思いました。豚汁ってシンプルでいて実は奥が深いですよね。
以上、“地域や家庭で長く愛されているご自慢の豚汁レシピ”をご紹介しましたがいかがでしたか? 自分の舌に馴染んだいつもの味もほっとしますが、「実はこういうレシピもありかも!?」という発見があれば、ぜひお試しあれ。ちょい足しするだけで美味しくなる豚汁の【アレンジ編】もあわせて読んでみてくださいね。