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ママ173人に聞いた「子どもに初めて教えた料理」は?心温まるエピソードにほっこり

キッチンに立つママの姿を見て、あるいはおままごとからお料理に興味をもつお子さんは多いですよね。子どもから、「お料理作ってみたい!」と言われたら、どんな料理を教えてあげますか?

そこで『kufura』では、お子さんをもつ女性173人にアンケートを実施し、「お子さんに初めて教えた料理」について聞いてみました。覚えている方には、料理を教えた時のお子さんの年齢も教えてもらいましたよ。早速見ていきましょう!

火を使わず安心して作れる「サラダ」

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「野菜サラダ。いろいろな野菜を好きな大きさに切って盛り付けた。包丁を使うので、手の使い方に気をつけた。色とりどりに盛り付けて美味しそうにでき、とても喜んでいた」(42歳・主婦/子・7歳)

「レタスのサラダ。まだ包丁は危ないので、レタスを洗って、一口大にちぎる作業をしてもらいました。レタスを洗うときに、辺りが水だらけになりましたが、本人は真剣なので、そのまま見守りました」(38歳・主婦/子・5歳)

「ポテトサラダ。あまり火を使わなくていいので小さな子でもできるかなと思ったので」(37歳・主婦/子・4歳)

「ポテトサラダ。包丁を使う時ハラハラドキドキしながら見てました。出来たサラダを試食して『美味しいよ 』と言うと嬉しそうにして『また作っていい? 』と聞いてきました」(61歳・主婦/子・10歳)

お子さんのお料理デビューに、火を使うことなく料理できる「サラダ」を選んだママさんが多くいました。子どもに包丁を持たせるのはちょっと……と心配な方は、野菜をちぎって用意すれば安心ですね。包丁を使って野菜を切ることにトライしたご家庭では、ママがハラハラドキドキしながら見守る様子が目に浮かぶようです。

切る以外にも、ポテトや卵ををつぶす、混ぜる、盛り付けるなどやってもらえることが多いので、お料理デビューのメニューにいいかもしれませんね。

教えた料理No.1は人気メニューの「カレー」

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「野菜を切ったり、炒めたりとできる、カレーです。ハラハラしながら見守っていましたが、美味しいよ、と言うと、すごく嬉しそうでした」(57歳・その他/子・7歳)

「カレーを作りました。手が切れない包丁などを使って、思うように野菜を切って炒めたりと、出来た時には美味しい匂いもして、喜んでいました」(43歳・主婦/子・5歳)

「カレーです。学校の宿題で、自分で料理を作る課題が出たからです。本人の希望でカレーにしました。玉ねぎをむく時に涙が出るので、スイミングで使っている、ゴーグルをして切っていました」(59歳・主婦/子・小学5年生)

「夏野菜カレー。夏休みの宿題で自分が育てたオクラやナス、トマトなどの夏野菜を使ったカレーは野菜嫌いの娘も自分が育てたからよく食べた」(45歳・総務・人事・事務/子・8歳)

「カレー、自分で小さくして型抜きをしてカレーに入れたところ可愛いカレーが出来ました」(64歳・主婦/子・5歳)

火を使う料理にトライした中で最も多かったのが「カレー」。数種類の野菜とお肉の扱い方や、切る、炒める、煮込むと一通りの調理を体験することができます。なによりお子さんの好物で「カレーを作りたい!」とリクエストされたご家庭が多かったようです。学校の宿題で育てた野菜を自ら料理したことで、野菜嫌いが克服できたお子さんもいました!

目玉焼きに卵焼き…卵料理も人気!

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「スクランブルエッグ。小さい子供にも簡単にできて、すぐにおいしく食べられるから」(58歳・主婦/子・5歳くらい)

「スクランブルエッグ。まぜるのもこぼさないように気を付け、フライパンではなくホットプレートでやりました」(31歳・総務・人事・事務/子・4歳)

「卵焼き、丁寧に焦がさないように巻いていくコツを教えて私より綺麗にできました」(45歳・総務・人事・事務/子・10歳)

「卵焼き。まずは簡単なものから教えたかったので。味を濃くしすぎないように気を付けました。少し焦げぎみだったけど味は美味しくできました」(38歳・主婦/子・9歳)

「たまごやき。うまく巻けなかったけど味は美味しいって喜んでいた」(48歳・主婦/子・8歳)

「目玉焼きをやいてもらった。油がはねないか心配したけど大丈夫だった」(57歳・主婦/子・7歳)

便利な食材ながら、意外と調理が難しい卵料理にチャレンジしたご家庭もいましたよ。卵焼がうまく巻けなかったり、ちょっと焦がしてしまったなど失敗談も聞かれましたが、それでもお子さんにとっては美味しくできたことが嬉しかった様子。直火が心配な方は、コメントにあるようホットプレートを使うというのも手ですね!

「こねたり包んだり」が楽しい料理あれこれ

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「ハンバーグ。子供が一番好きだったから。一緒に練ったり形作ったり、粘土細工の延長線上みたいで子供が参加しやすいと思ったから。火を使う時は親がやった。子供はビニール手袋をはめてやったので、衛生的にも綺麗で上手くいったと思う。よほど嬉しかったのか、作文にも書いて先生に褒められ、クラス新聞にも載せてもらって、子供の自信につながった」(59歳・主婦/子・8歳くらい)

「パン。練ったりこねたり成形したりしてオーブンで焼いて出来上がったのを見て大喜びで食べた」(71歳・主婦/子・6歳)

「団子汁作り。団子の作り方から一緒にやっていろいろな形のものを作っていた。食べながらこれは何!って形を見ながら説明して食べていたので食卓は盛り上がりました」(50歳・主婦/子・9歳)

「子供と一緒に作ったお料理は、餃子でした。何時も楽しくワーワー言って餃子の皮に具材をいれて包むと大小色々な形になりとても喜んでいました」(65歳・主婦/5歳と7歳)

捏ねて成形する工程のあるハンバーグやパンなどは、工作のような楽しさも加わって子どもウケ抜群! 餃子も具材を考えたり包む過程が楽しいですよね。いざ食べる時にもワイワイと食卓が盛り上がったようです。楽しく、そして美味しく作れたことでお子さんの記憶にも残りやすく、お料理が好きになってくれそうですね!

食卓に欠かせない「味噌汁」

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「お味噌汁。調理が単純なので。火傷しないよう気をつけました」(34歳・営業・販売/子・5歳)

「味噌汁、ですかね。生憎、ほんだし使っちゃいましたけど頑張って作ってましたよ」(52歳・主婦/子・小学5年生)

「味噌汁。いつも作る物だから、代わりに作ってもらえるとありがたいし、助かる。具の大きさはまちまちだし、味も薄かったり濃かったりするけど、自分で作ったというのでとても満足そうだった」(37歳・総務・人事・事務/10歳くらい)

食卓に欠かせない味噌汁を教えたママもいました。お子さんだけで作れるようになると、ママとしては大助かりですね! お出汁の素を活用する方が多いかもしれませんが、慣れてくれば出汁の取り方など和食の基本を学んでいくこともできます。一品まるっと自分で作れたことでお子さん自身も達成感が得られるようです。

野菜が好きになるかも!?「炒め物」「焼き物」

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「ピーマンの肉詰め。ピーマンが苦手だったので、一緒に作ったら愛情が沸くかなと思って選びました。ピーマンに肉だねを詰める作業をお手伝いしてもらったのですが、案の定美味しい美味しいと言って食べました」(48歳・主婦/子・小学1年生)

「野菜炒め、煮物。野菜の収穫体験をし、その野菜の下ごしらえを一緒にした。ピーラーや子供用の包丁等を使い、頑張っていた。父親に『これ皮むいたんだよ~!』と自慢しながら、いつもより沢山食べてくれた」(38歳・主婦/子・5歳)

「ほうれん草とベーコンの炒め物。ほうれん草とベーコンは包丁で切りやすく、炒めるときも塩コショウでだいたいおいしく仕上がるから。炒め始めはほうれん草の量が多く、苦労していましたが、だんだん小さくなってくるので、調理している実感と達成感があったみたいです」(61歳・主婦/小学3年生くらい)

「野菜炒め。野菜やお肉を切って、炒めたり、一通りの作業を手伝いながら作りました。自分で作ったのでとても嬉しかったらしく、美味しいとたくさん食べていました」(37歳・主婦/子・6歳)

時に数種類の野菜の下拵えが必要な炒め物や焼き物。野菜をどのように下準備していくのか、野菜の切り方や茹で方、火加減などを見ることができますね。

あえてお子さんが嫌いな野菜を調理させたり、収穫した野菜を料理させることで、野菜に対する苦手意識のハードルが下がった子もいるようです。これこそ、料理の醍醐味とも言えるかもしれませんね。

大好きな「おやつ」を一緒に作ってみたら…

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「ホットケーキ。子供がやりたがったから。出来映えは意外と良かった。火傷しないように注意して一回は手を一緒に持ちながら作った。子供は『お母さんより綺麗じゃん』と御満悦」(33歳・主婦/子・7歳)

「ホットケーキ。ホットプレートを使ってできるし、プツプツになったらひっくり返すという教える目安もあるし、飾りつけて楽しむこともできるから。火傷には気をつけたが、夢中なってひっくり返していた」(47歳・総務・人事・事務/子・4歳)

「パンやクッキーなど、一緒に混ぜたりこねたりしたら喜んで楽しんでできました。出来上がりを食べるのも嬉しそうでした」(41歳・主婦/子・2歳10カ月)

「クッキー。型抜きを楽しそうにしていました」(34歳・主婦/子・5歳)

「アップルパイ。リンゴが一番切りやすく簡単に作れたし見た目も豪華なので」(37歳・その他/子・3歳)

初めての料理は“おやつ作り”だったご家庭もたくさん。最も多く聞かれたのがホットケーキで、夢中になるお子さんが続出! ママより上手に焼けるようになったお子さんもいて、大変ご満悦だったとはなんとも微笑ましいエピソードですね。このほか、ドーナツやプリンといったおやつにトライした方もいましたよ。

 

いかがでしたか?
上記の他にも、タコさんウインナーの作り方やご飯の炊き方など、すべてご紹介できないのが残念なくらい様々なメニューが聞かれました。

今回記事をまとめていて興味深かったことは、“料理にトライしてマイナスだった”という声がまったく聞かれなかったことです。たとえ失敗しても、ママと一緒に作り上げて家族に「美味しいよ」と言ってもらえたことでお子さんは達成感が得られ、そんな姿を見て、ママも子どもの成長を感じつつ楽しい時間が過ごせたよう。子どもとの料理がもたらしてくれるのは、美味しい食事だけではないようですね。

いつもより支度に時間がかかったり、ハラハラドキドキしたり、キッチンが大惨事になったりするかもしれませんが、親子クッキングの時間がたくさんとれるといいですね。

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