掃除の仕方がわからなかった網戸が5分でピカピカに!
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掃除の仕方がわからず放置していた「はめ殺し窓の網戸」。
生成AI(今回は「ChatGPT」)には、写真を分析する機能があります。今回はこの機能を掃除に活用。なぜなら、料理と違って掃除は質問の仕方が難しいから。
たとえば、「床についている茶色いシミの掃除方法を教えて?」などとテキストや音声で質問しても、どんな床なのか、どんなシミなのか、正しい情報を伝えるのは大変。写真なら面倒な説明なしで、AIにより詳しい状態を一発で伝えられます。
早速、「どう掃除したらいいのかわからない『はめ殺し窓の網戸』」と、「何のシミかわからないソファの汚れ」について、写真を添付して分析してもらうことに。いずれも、記者が長い間悩んだ末、面倒だからと長い間放置していた汚れ……。果たしてきれいになるのか――
「材質」「構造」「掃除時間」など、写真だけではわからない補足説明や希望を加えて、以下のように「Chat GPT」に聞きました。
実際にchatGPTに分析してもらった写真



質問の例
上の写真の窓の掃除の仕方を教えて。
手前にはめ殺しの網戸、奥がガラスで、ハンドルで開閉する仕組み(全開できない)。網戸の汚れは外からのもので(土埃や虫の死骸?)、特に赤で印をつけた部分が汚い。2階にあるので外から掃除はできないし、高圧洗浄機を使えない。これを5分できれいにしたい。
回答の例(抜粋)
このタイプの窓と網戸は「内側からはめ殺し網戸」「外側がガラス+クランクハンドルで開閉」という仕組みですね。外に身を乗り出せないので掃除しづらい構造です。安全に、効率よく掃除できる方法をまとめますね。
◆掃除の手順
1.網戸のホコリを落とす
ハンディ掃除機でほこりを外側に吹き飛ばす。掃除機が使えなければ、乾いたブラシやハンディモップで軽くこすって落とす。
2.洗剤水で拭く
霧吹きで「薄めた中性洗剤水(水500mlに中性洗剤2~3滴)」を網戸に吹きかける(片面からでOK)。マイクロファイバークロスをあてて、優しく押さえるように汚れを拭き取る。強くこすると網がたわむので注意。カビっぽい汚れがある場合は、薄めたアルコールスプレーで仕上げ拭きすると安心。
3.乾拭き仕上げ
最後に乾いたクロスで全体を拭いて水気をなくす。網戸が湿ったままにすると、また埃がつきやすくなります。



「ChatGPT」の指示通り、まずは車内清掃用ハンディ掃除機の「吹き出し」機能で網戸表面のほこりを吹き飛ばしました(写真1)。これだけで大分きれいに。
ただ、たまたま「吹き出し」機能付きの掃除機があったからよかったものの、ない場合はどうしたらいいのでしょう。「乾いたブラシやハンディモップで軽くこする」ともありますが、追加で「ChatGPT」に聞いてみたところ「ドライヤーの冷風で吹き飛ばす」でもいいとのことでした。「ChatGPT」は追加で聞くほど深い情報を提供してくれるのが便利ですよね。
次に洗剤水を霧吹きで網戸にかけたところ、洗剤がダマになってうまく全体に広がらず……。そこで、ぞうきんに洗剤水をつけてから軽い力で拭くことに。ちょっと撫でただけでこの汚れ落ち(写真2、3)。仕上げに乾拭きして終了。ここまで5分程度でこんなにきれいになりました。

ソファについた謎のシミが5分できれいに!
null次に挑戦したのが、白い布製ソファにいつの間にかついていた謎のシミ。これはテキストや音声だけでは説明しづらいので、写真を分析してもらうのがピッタリ!
以下のように質問してみました。
実際にchatGPTに分析してもらった写真

質問の例
上の写真の白い布製のソファの汚れの落とし方を教えて。
汚れの原因はわからないのですが、生活汚れっぽい。
ソファは短毛系の布製です。これを5分できれいにしたい。
回答の例(抜粋)
白い布製ソファで、短毛の布地に茶色っぽい生活汚れが付着していますね。原因がはっきりしない汚れは「水溶性」「油性」両方を想定して、やさしく段階的に落とすのが安全です。
◆掃除の手順
1. 表面のホコリを取る
掃除機(ブラシノズル付き)でホコリやゴミを吸い取ります。表面に砂や硬い粒があると擦ったときに生地を傷めるので、先に除去。
2. 中性洗剤で拭き取り
バケツに 水200ml+中性洗剤(食器用)小さじ1程度を溶かす。タオルを浸して固く絞り、トントン叩くように汚れ部分を拭く。
(擦らず、染み抜きのように軽くたたくのがコツ)
3. 水拭きで洗剤を取り、乾燥させる
別のきれいなタオルを水で絞って、同じ部分をトントンして洗剤を落とす。洗剤が残ると再び汚れを吸いやすくなるので念入りに。最後に乾いたタオルで水分を押さえるか、扇風機やドライヤー(冷風)で乾かす。




ここでも「ChatGPT」の指示通り、まずは掃除機でほこりなどをとり(写真4)、中性洗剤液を作ってぞうきんを浸し、しっかり絞ります(写真5、6)。水の量が200mlでは少ないのでは?と思いましたが、小さめのぞうきんなら充分でした。
ぞうきんを指に巻き付けて、汚れの上からトントンと叩くように拭くとみるみる汚れが落ちていきます(写真7)。
洗剤の量はそれほど多くない気がしましたが、拭いた後のソファはヌルヌル……。洗剤のついていない別のぞうきんでトントン水拭きし、洗剤を吸い取ったら、最後にドライヤーで乾かして終了。2か所のシミを落としたのに、たった5分で終了。


どちらの掃除方法も、指示を出すとき「5分で」
生成AIは質問内容(指示出し)が具体的なほど、
エディター/ライター。大学卒業後、出版社に勤務し、その後、フリーの記者として主に週刊誌の編集・執筆に携わる。歴史や美術をはじめ、マネー・車・健康・ペット・スピリチュアル・夫婦関係・シニアライフスタイルといった多岐にわたる女性向け実用情報を手掛ける。1児を持つシングルマザーで、趣味は漫画・アニメ鑑賞、神社巡り。













