引越しシーズン到来です!
null2月から3月にかけては、4月からの新生活に向けて人々が移動する時期……そう、引越しシーズン到来です。荷物を梱包する際に出てくるごみ、不用品、これらをいかに処分するかが大事なのです。

粗大ごみは計画的に
null
テレビなどの家電、棚、使わなくなったスーツケース……だいたいの自治体では30cm立方体以上のものは、粗大ごみとして扱われます。
引越し業者が引き取ってくれるケースもありますが、処分すると決めたものはきちんと粗大ごみとして出していきましょう。粗大ごみの引き取りの予約は、余裕をもって2~3週間見ておくと安心です。混雑シーズンには1カ月先に引き取り、なんてことも……!
捨て方のわからないごみ【24位】はぬいぐるみです。おはようございます。ゴミ清掃員の滝沢です。引越しシーズンによく出ます。30センチ(50センチの地域あり)を越えるぬいぐるみは粗大ごみになりますので、申し込みが必要になります。集積所の看板に番号がありますので申し込んでください。小さいもの… pic.twitter.com/2X1rRP7RhL
— マシンガンズ滝沢 (@takizawa0914) March 26, 2024
可燃ごみは一度に大量に出さないで
null
引越し準備中に不要になったものを捨てまくって、あっという間にごみ袋が10袋以上!なんてケースもよくある話。
「1回に捨てられるごみって、大体どの地域でも1家庭につき3〜4つなんです。つい、無料でいくらでも捨てられると思いがちなんですけど。年末年始になると20袋とか出す人がいますが、それはシールを貼って置いていきます。ちなみに僕の担当地域では、1家庭につき1度に3袋以上は回収しませんので、年末年始や引っ越しシーズンには特に気をつけて欲しいですね。
例えば計画的に何回かに分けて出すか、もしくはあまりに大量にゴミがある場合は、プロに頼む方法も検討してください。たくさんのごみを捨てるのは気が遠くなりますからね」(以下「」内、 滝沢さん)
不燃ごみを出すタイミングも要注意
null
不燃ごみの回収は2週間に1回というエリアが多いのですが、退居のタイミングと不燃ごみ出しの日がうまく合わないということもありますよね。直前に出た不燃ごみなどは、面倒ですが新居に持っていってから捨てるのがおすすめ。気を付けましょう。
不燃ごみと可燃ごみを混ぜないで!
null

退居直前に「あれもこれも捨ててしまえ~!」とごみ袋に何でもかんでも捨ててしまう人、いるんですよ……。新居に持って行ってから分別するならいいのですが、そのままごみ集積場に置いていく不届き者が困りもの。必ず分別、これ絶対!
結局、ごみ清掃員の方々が手作業で分別することになり、手を煩わせてしまいます。ごみはきちんと分別しましょう。
二月の半ばからこういうごみが増えてきます。おはようございます。ゴミ清掃員の滝沢です。引越しシーズンになってくると可燃も不燃も同じ袋に入れて出す人がいます。スプレー缶とライターが一緒に入り、引火すればぬいぐるみに火がつきます。清掃員がとても危ないので、引越しの時は計画的にごみを捨て… pic.twitter.com/F72X8uO1IB
— マシンガンズ滝沢 (@takizawa0914) February 8, 2024
新居についたら、まずはその地域のごみルールをしっかりチェックしましょう。ごみは生活と切り離せません。マナーを守って、新居を気持ちよく過ごしたいものです。
漫画/滝沢友紀
※自治体によって異なる場合があります。ともあれ、一度お住まいの自治体のごみ収集やリサイクルに関するサイトを熟読することは、リサイクルやごみについて役立つことばかりですので、ぜひご一読されることをおすすめします!

【協力】
滝沢秀一(たきざわしゅういち)
1976年生まれ。1998年に西堀亮とお笑いコンビ『マシンガンズ』を結成。
『THE MANZAI』 2012、2014年認定漫才師。
2012年より定収入を得るため、ごみ収集会社に清掃員として勤務を始める。
現在、SNSや執筆、講演会等にて、ごみ清掃中に気がついたことを発信している。
「滝沢ごみクラブ」というごみを減らすためのオンラインサロンを開催中。
著書に『このゴミは収集できません』(白夜書房)、『ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本』(太田出版)などがある。最新刊はごみクラブのメンバーと作った、日めくり感覚で地球にやさしいアクションを紹介する『地球と人にちょこっとやさしくなれる365日』(K&B パブリッシャーズ)。