1度に捨てられるのは3〜4袋まで
null指定されたゴミの日に集積所にさえ置いておけば、清掃車が来て何個でも持っていってくれると思ってしまいがちですが……、実はそうではないようです。
「1回に捨てられるゴミって、大体どの地域でも1家庭につき3〜4つなんです。つい、無料でいくらでも捨てられると思いがちなんですけど。年末年始になると20袋とか出す人がいますが、それはシールを貼って置いていきます。ちなみに僕の担当地域では、1家庭につき1度に3袋以上は回収しませんので、年末年始や引っ越しシーズンには特に気をつけて欲しいですね。
例えば計画的に何回かに分けて出すか、もしくはあまりに大量にゴミがある場合は、プロに頼む方法も検討してください。たくさんのゴミを捨てるのは気が遠くなりますからね」(以下「」内、 滝沢さん)
「ゴミ袋の結び方」で誰が出したか分かる!?
null自治体にも寄りますが、大体、一家庭3〜4袋までしか出せないとのこと。ですが集合住宅なら“同じ人がたくさん出した”と特定するのは難しいのでは?
「それが意外とわかるものなんです。結び方などに、みんな個性がありますし、中身って大体家庭によって系統が同じなんです。特にベテラン清掃員には簡単に見分けがつくので、あまりに多い場合は“これとこれは置いていくぞ”ってことになります。
一般の方は、ゴミは出してしまえば誰のものか分からないだろうと思っているかもしれないですが、それぞれの家庭のゴミって、出し方も含めて独特なんです。袋の端と端を結ぶ人もいれば、袋を二重にする人もいます。なので、違反ゴミもすぐバレます。例えば可燃の中にひとつくらい不燃ゴミを混ぜてもわからないだろうと思っている方もいるようですが……わかるんですよね」
「ひと癖あるゴミ」には注意書きを!
null大掃除をしていると、捨てたいものがたくさん出てきます。大きなゴミを粗大ゴミとして捨てる時の注意点は何でしょうか?
「粗大ゴミの出し方は自治体によってルールが決まっています。サイズや料金など、サイトなどで出し方をこの機会にチェックしましょう。時々集積所に置いておくだけで持っていってもらえると勘違いしている方もいるので、気をつけて欲しいですね」
クッションやおもちゃなど、規定のゴミ袋に入る大きさの物はゴミの日に出してもよいとのこと。ですが、ひと癖あるゴミは、ひと言メモを書いてもらえるとゴミ清掃員さんが助かるのだとか。
「例えば、ビーズクッションなどは注意書きを書いて欲しいですね。回転板に挟まって中身が爆発しちゃうので。あと、包丁みたいな鋭利な物にも注意書きをお願いします。出す時はダンボールやタオルなどで刃の部分をくるんで、危なくないようにしてもらえると助かります。包丁が袋を突き破って出てきてケガをした、という清掃員さんもいるので」
他にも、洋服をゴミに捨てる場合は“古布の日”が決まっている所もあるとのこと。地域によっては、区役所に持って行ってリサイクルできるところもあるようですので、捨てる前にぜひチェックを。
1度ゴミに出した物を回収できる?
nullたくさんゴミを捨てた後で「もしかして、あの中に大事な物が入っていたかも!」というようなハプニングに見舞われた時、1度出したゴミは回収できるのでしょうか?
「タイミングによりますね。清掃工場にはゴミピットというゴミを貯める所があるんですけど、そこに入ってしまったらもう無理です。その前段階の、清掃車に回収される前なら間に合います。回収されて回転板の中に入ってしまったら、ほとんど見つからないと思いますよ。回転板が2回、3回と回ってしまったら、次から次へとゴミが入ってきて奥にいっちゃうので……。
“本の間にお金を挟んでいた”とか、“引き出しの中に大切なものを入れたままゴミに出してしまった”とか、聞いたことはありますが、正直見つけるのは難しいですね」
大掃除のゴミ出しの際には、それぞれの地域のルールを守るのはもちろん、くれぐれも大切な物がゴミに混ざってしまわないよう、慌てず落ち着いてゴミをまとめましょう。
取材・文/まなたろう 撮影/五十嵐美弥(小学館)
【取材協力】
滝沢秀一(たきざわしゅういち)
1976年生まれ。1998年に西堀亮とお笑いコンビ『マシンガンズ』を結成。
『THE MANZAI 』 2012,2014年認定漫才師。
2012年より定収入を得るため、
現在、SNSや執筆、講演会等にて、
著書に『このゴミは収集できません』(白夜書房)、『ごみ育 日本一楽しいごみ分別の本』(太田出版)などがある。
「滝沢ごみクラブ」